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2019/10/16 18:30

 

今週末DSMギンザでVOWWSのインストアライヴ

 

3日後の急な一報が入ってきた。

次の土曜日(10月19日)、DOVER STREET MARKET GINZA(以下DSMG)にて、オーストラリア出身、現在はLAベースの"Death Pop"バンドVOWWSのインストアライヴが実施される。

ロンドンでは数年前から始まっている同名のイベントと同様に、今年からDSMGでは半年に1回のペースでオープンハウスとして催している。1回目にはデザイナーが新アイテムの紹介を行なったり、Paul Harnden(ポール・ハーデン)コラボのムービー作品をRose Bakeryで公開するなど、様々なイベントが行われた。今回のライヴは2回目のオープンハウスの中で開催される。DSMGとしてはインストア・ライヴは初の試みで、普段HOMME PLUS(オムプリュス)の売場になっている5Fのスペースでやる、ということは発表されているが、どのような形で行われるのかは現時点ではわかっていない。

VOWWSはMatt JamesとRizzの2名で構成されるデュオバンドで、2013年オーストラリアで結成。2019年秋のパリ・ファッションウィークでCOMME des GARÇONS HOMME PLUSの音楽を担当し、Vogue誌にも取り上げられた。これまでは "The Great Sun"、"Under The World"のアルバムを2点リリースし、ゴシック・ヴィジュアルにポスト・オルタナティヴ/インダストリアルなトーンにポップが混合した独自の世界を構築している。Rizzは、ファッションウィークでは音楽を通して何らかの「本物」を表現しないと観客にすぐに看破され、なによりもショーと共鳴できないと表明していて、その真摯な姿勢が垣間見える。ジャンル分けやカテゴライズを極端に嫌う川久保玲がVOWWSやモデルから「本物のなにか」を吸収し、VOWWSもデザインと共鳴しライブが構成された、そのスリリングな状況がDSMGで再現される。


VOWWS - Structure of Love

プレス担当によると、全社的にパリコレの季節で殆ど時間がなく、告知の時間がとれないまま実施するようだ。ライヴ観覧者は服飾と音楽が渾然一体となった非常にレアな体験が楽しめるはず。アニメのop/edソングや映画のサントラなど例を挙げるまでもなく、音楽との出会いは、音楽以外のコンテクストからやってくることでより強化され、理解も深まる。Seigen Onoとのコラボなどで音楽との連携には定評のあるCOMME des GARÇONSがVOWWSと共に作り出す世界、是非実際に足を運んで楽しんでいただきたい。

VOWWSインストアライヴ情報
日時: 2019年10月19日(土) 18:00-19:00
料金: 無料
会場: ドーバーストリートマーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA) 5F
コムデギャルソン オム プリュス(COMME des GARÇONS HOMME PLUS)販売スペース前

住所: 東京都中央区銀座6-9-5 ギンザコマツ西館
電話: 03-6228-5080

DSMG Web: https://ginza.doverstreetmarket.com/
Bandcamp: https://vowwsband.bandcamp.com/
Vogue記事(英語): https://www.vogue.com/fashion-shows/fall-2019-menswear/comme-des-garcons-homme-plus
Revolver記事(英語): https://www.revolvermag.com/music/vowws-deftones-backed-death-pop-duo-are-most-home-shadows

[ニュース] Seigen Ono

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