2019/07/12 17:30
河出書房新社は、7/5に発売した季刊文芸誌「文藝」2019年秋季号の緊急重版を決定した。
文芸誌としては、異例の重版だそうで「文藝」2002年冬季号以来、 17年ぶりという。 （7月19日以降順次書店着予定）
今回の特集は「韓国・フェミニズム・日本」。 いま『82年生まれ、 キム・ジヨン』がベストセラーになるなど、 大きく話題となっている韓国文学を通して日本文学の現在と世界文学のこれからを照射している内容。
今回の大きな反響に繋がったものとして、柴田聡子とのコラボレーションで話題のイ・ランによる短編や、岸政彦×柴崎友香「大阪」など人気連載が掲載されていることは勿論、特に読者の的を得たのは、韓国出身、大阪在住の自身の韓国の徴兵体験や日本での差別などを3ヶ国語でリリックするMOMENT JOONによる自伝的小説や、「ルポ川崎」などが話題となった、磯部涼による新連載「移民とラップ」の開始など現代的なトピックにフォーカスしたことなども要因にあげられるのではないだろうか。(三)
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「文藝 ２０１９年秋季号」
雑誌 A5／568ページ
雑誌コード：07821-08
発売日：2019.07.05
特別定価：1,490円(本体1,380円)
http://www.kawade.co.jp/np/bungei.html