2019/06/14 14:00
カナダに住む17歳の少女レオニーの、ひと夏の成長を描く青春映画『さよなら、退屈なレオニー』が、明日6月15日(土)より新宿武蔵野館ほか全国で順次公開される。
2018年カナダでスマッシュヒットを記録した本作は、自分がやりたいことも自分の居場所もみつからない、カナダの小さな街に住む17歳の少女レオニーの物語。
監督はカナダの新鋭、セバスチャン・ピロット。前作の『The Dismantling』(13)は、カンヌ国際映画祭<SACD賞>や、トロント国際映画祭<国際映画批評家連盟賞>を受賞するなど、カナダ映画界の新世代として注目を集める。レオニーを演じるのはカレル・トレンブレイ。2015年のトロント映画祭で「未来を担うひとり」に選ばれ、2018年東京国際映画祭で(原題『蛍はいなくなった』として)上映され、輝きを放つ若手キャストに贈られる<ジェムストーン賞>を受賞している。
この度解禁する本編映像は、レオニーが父親に普段抱える不安や苛立ちを吐露するシーン。習い始めたばかりのギターを得意げに披露してご機嫌なレオニーに父親が「学校はどうだ?」と質問すると、表情が一変。「みんなムカつく、何もかも気に入らない、イラつくの。」と周囲への不満をぶちまける。その一方で「人生を冷めた目で見るのは疲れる、みんなを好きになれたらラクなのに憎しみにあふれて怒ってばかり」とやり場のない不安や苛立ちに苦しんでいることを吐露する。唯一気を許せる実の父親だからこそ普段言えずに抱え込んでいた気持ちを打ち明けるレオニー。17歳という大人でも子供でもない時期特有の不安定な状況に立ち向かうレオニーの姿は、今の世の中に居場所が見つけられない若者達を勇気付け、大人達にはいつかのきらめきや痛みを思い出させるかもしれない。 (内)
The Wisely Brothersとコラボしたスペシャル予告映像の記事はこちら
https://ototoy.jp/news/92296
【映画情報】
『さよなら、退屈なレオニー』
6/15(土)新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー
監督:セバスチャン・ピロット
出演:カレル・トレンブレイ/ピエール=リュック・ブリラント
2018年/カナダ/英題:The Fireflies Are Gone/96分/ビスタ
配給:ブロードメディア・スタジオ ©CORPORATION ACPAV INC. 2018
http://sayonara-leonie.com