News

2019/05/08 19:00

 

ウエスギ専務 & 岸D、「ブギウギ専務DVD vol.9」秘話を語る―OTOTOYインタビュー

 

4月24日(水)に銀座山野楽器 本店7FイベントスペースJamSpotにて行われた「ブギウギ専務DVD vol.9 ブギウギ奥の細道 第二幕~胆振・日高路の章~」発売記念「ウエスギ専務トーク&サイン会」。

イベント終了後に、出演者のウエスギ専務(上杉周大(THE TON-UP MOTORS))、岸ディレクター兼プロデューサーにインタビューをおこなった。2人が語った「ブギウギ専務DVD vol.9」収録に隠されたエピソードとは?

◆銀座のみなさんに一発お見舞いしないと帰れないなと(笑)

――今回は久しぶりにウエスギ専務単独出演となりましたが、東京でお2人だけのトークは久しぶりなんですね。

ウエスギ専務:そうですね。でも何回かはあったんじゃないですかね。

岸D:1、2回はあったかな? あと、わくちん(初代係長)がいたり。

ウエスギ専務:そうそう。2人だけど、わくちんがいてステージに上げたりしたことはありましたね。だから純粋に2人だけなのは久しぶりだよね。

――今日はいかがでしたか?

ウエスギ専務:まあいつも通りというか(笑)。というのも、番組の中でも岸さんは映りはしないものの、キャッチボールは係長、岸さんと3人で回していることが多いので。だからイベントでどういう話をするという密な打ち合わせもせずにいつもの感じでできるんじゃないかと思ってステージに上がりましたし、楽しかったです。今日はすごくあっという間に感じましたね。

――最後はまさかのゲシゲシ兄弟が登場しました。

岸D:これはもう、銀座のみなさんに一発お見舞いしないと帰れないなと思いまして(笑)。

ウエスギ専務:あのおもちゃメーカーのマスクが銀座に持ち込まれたのは初だと思います。

――このイベントが行われるときは銀座が異空間になった気がしますよ。

ウエスギ専務:全然銀座っぽくないですからね。終わって外に出て交差点とかを見ると「あ、銀座だ」って思うんですけど。高級ブランドの店がいっぱいあるところで、ゲシゲシ兄弟って。

岸D:毎回やらせていただいて、感謝しかないですよ。

ウエスギ専務:そうですね。毎回力を入れて展開してくださって、POPとか出し方も毎回すごく工夫してくれているので、山野楽器さんには本当に感謝しています。

◆貪欲に何かをやろうとしていた時期だったのかなって

――今日は会場で販売されていたグッズも好評で、「ブギウギネックストラップ」が売り切れたみたいですね。

岸D:はい、完売しました。

ウエスギ専務:すげえ~! やっぱり岸さんが付けてるからっていうのがあるのかあ。

岸D:僕も何か商品出しますか(笑)。

ウエスギ専務:金儲けしようとしてる(笑)。

――イベントでも話に出ましたけど、今回の「ブギウギ専務DVD vol.9」は道中で出会った個性的な人がいたり、「前が見えないマン」が誕生したり面白いキャラクターが出てきますね。

ウエスギ専務:「前が見えないマン」は振りがあって偶発的に生まれたキャラクターだったり、マーフィー岡田さんのモノマネとか、この旅自体はまだまだ長くて、その一部なんですけど、振り返ってみるとこの時期って貪欲に何かをやろうとしていた時期なのかなって思いましたね。「面白くしよう、面白くしよう」ってやっていたというか。やっぱり旅なので、ハプニングとかその場で起きたことに対して面白がれるかっていうスタンスも強かったんですけど、「何かやってやろう」って思ってたのかもしれないです。だから、自分でも面白く観れました。もちろん、毎回面白いんですけど。

岸D:今専務が言ったように、「ブギウギ専務DVD vol.9」に入っている旅は、貪欲にやっていこうってこっちから仕掛けることが多かったですね。そういう意味で言うと、これまで色んなところを歩いてきた中で、胆振・日高路というのは僕の中で印象に強く残っていますね。

――じゃあ、おおち係長も同じ思いだったんですかね?

ウエスギ専務:そうですね……別にそうじゃないんじゃないですか?。

一同:(爆笑)。

ウエスギ専務:いや、わかんないですけどね(笑)。

◆「もっとどんどん仕掛けていかなきゃね」と話した日に……

岸D:でもじつは、この時期結構話したよね?

ウエスギ専務:うん、まあそうですね。それがたぶんこれぐらいの時期だったんだね。

岸D: 旅をずっと続けてきて、マンネリというわけではないんですけど、ちょっと変化を求めて、「我々がもっとどんどん仕掛けていかなきゃね」ということを撮影前にちょうど話してたんです。

ウエスギ専務:そうなんですよね。

岸D:それでその日にマーフィー岡田さんのモノマネが生まれたんですよ。

ウエスギ専務:ははははは!

岸D:だから、専務は有言実行だなって。意識一つでスイッチを入れて、自分から発信したんだなって。

ウエスギ専務:まあね。それにしたってそれがマーフィー岡田さんって(笑)。

岸D:ちょっと違うスイッチ押しちゃった(笑)。

――たまたま通販番組か何か観ていたとか?

ウエスギ専務:いや、僕は個人的に昔からマーフィー岡田さんに着目していたので(笑)。面白い人だなって。

◆あれは本気で怖かったですよ!

岸D:あとやっぱり、マイコ秘書だね。

ウエスギ専務:そうですね、今作はマイコ秘書の登場っていうところが見どころですね。彼女の毎回の出方が、驚くようなところに隠れていたりとか、ちょっと珍妙な差し入れを持ってくるとか。だから観ていても1回1回違って楽しめると思います。

岸D:飛び道具の多い「ブギウギ専務DVD vol.9」かなっていう気がするよね。

ウエスギ専務:うん、そんな気がします。

――ポークチャップを食べて店から出た後に、車の陰にマイコ秘書が立っていたのは観ているこちらも怖かったです。

ウエスギ専務:あれは本気で怖かったですよ!

岸D:ははははは!

ウエスギ専務:細くてヒョロっとしてるじゃないですか? よくある幽霊っぽさがあって。

岸D:和服だしね?

ウエスギ専務:そうそう。だから「うわっ!」ってなるんですよ。

――マイコ秘書もSTVを退社されたということですが。

ウエスギ専務:そうなんですよ。

岸D:でもまだこれからも「ブギウギ専務DVD」として出続けることにはなるんですけどね。vol.10、vol.11ぐらいまでは出てるんじゃないでしょうか。

「心のど真ん中にあるのは音楽」

――先日、4月22日(月)下北沢Queで行われた上杉周大ワンマン・ライヴを拝見しましたけど、すごく盛り上がった良いライヴでしたね。振り返ってみていかがですか。

ウエスギ専務:最高でした、楽しかったです。ずっと、東京のライヴハウスでワンマンというのはしばらくやっていなかったので。それまでに自分も色々と思うことがあって、バンドが活動休止になって上杉周大として何ができるかを模索してみようという気持ちがあった中で、「ブギウギ専務」のイベントをやったりすると、本当にたくさんの人に「早くライヴをやってください」という声を毎回いただいて。そのお声もその都度嬉しかったですし、ちゃんとしないと、ちゃんとしないとっていう思いからようやくできたのがこの前のワンマン・ライヴだったので。抽選で無料招待の特殊なやり方ではあったんですけど、お客さんも温かく観ててくださっていて。「やっぱりライヴっていいな」って、最高の気分でしたね。

――終盤のMCで「心のど真ん中にあるのは音楽です」と言っていたのがすごく印象的でした。

ウエスギ専務:それはたぶん、自分もステージに立って歌っているうちに、フッと思ったのかもしれないですね。これだけの人が楽しみにしてくれていたんだな、ということもあって。去年出したアルバム(2018年11月23日発売の2ndソロアルバム『Hit The Road』)の曲を一緒に歌ってくださった方もたくさんいらっしゃったし、最後の方のMCはへんにカッコつけてもダメだなと思ったので、「なかなかやりたくてもやれなかったところもあったりして」と言ったんですけど、全部ひっくるめて今の自分の等身大のライヴができたかなっていう感じはありましたね。

取材・文・写真:岡本貴之


[ニュース] THE TON-UP MOTORS, 上杉周大

あわせて読みたい


TOP