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2019/03/29 22:00

 

ロンドン/バーミンガム音楽愛好の旅 (A Challenge To Fate)

 

3月18日(月)~22日(金)3泊5日でイギリス旅行をした。

観光メインの短い旅だったのであまり多くはないが、音楽関係の活動をまとめてみた。

3月18日(月)
羽田発英国航空便でロンドンへ約12時間半の空の旅。Spotifyでダウンロードしたネクロ魔とピエール・アンリとレント・ロムスを聴いたり、機内映画で『ボヘミアン・ラプソディ』吹替え版を観たりして過ごす。午後2時頃ヒースロー空港着。地下鉄でロンドン中心部ヘ向かいホテルにチェックイン。

ネットで検索し、その夜ニューヨークのトロンボーン奏者ジェイコブ・ガーチックのライヴがあることを発見し観に行くことにした。会場はCafe Otoの近くのVortex Jazz Club。OvergorundのDalton Kingslandからすぐ。住宅街の中のスケートパークに面した建物の2階。Cafe Otoよりも整っていてちょっと洒落たカフェ風の会場。ジャズ好きな年配者とミュージシャン風の若者が半々でテーブル席は満席。

●Vortex Jazz Club

ジェイコブ・ガーチックはメアリー・ハルヴァーソン、イングリッド・ロウブロック、ブレンドン・シーブロック等と共演するNY即興シーンの実力派トロンボーン奏者。この日はトロンボーン7人をフィーチャーしたプロジェクトJACOB GARCHIK UK GOSPEL TROMBONE CHOIR。第1部はTbふたり、P、B、Dsのクインテットの演奏。ニューオリンズ風のコンポジションを基本にして所々逸脱する風変わりな展開が面白かったが、流石に疲れで睡魔に襲われてしまい、肝心のトロンボーン軍団の演奏を観ずに離脱し、ホテルへ戻って翌日に備えることにした。

Jacob Garchik's the Heavens Live: Dialogue with My Great-Grandfather


3月19日(火)
午前中の列車でバーミンガムへ向かう。バーミンガムはイギリス第二の都市。産業革命時代に栄えたという工業都市である。ロンドンへの対抗意識があるようで、バーミンガム美術館のバーミンガムの歴史や文化の紹介コーナーが充実している。

バーミンガム出身のミュージシャンとしてはブラック・サバスやスティーヴ・ウィンウッドなどが有名だが、デュラン・デュランもそのひとつ。地元の誇りである。

Duran Duran Wild Boys 1984 HD 16:9


68年~71年ハーミンガムにあったマザーズ・ナイトクラブは数多くの英国ロックレジェンドが出演しており、ピンク・フロイドのサードアルバム『ウマグマ』のライヴ・トラックの半分はマザーズでレコーディングされた。

Pink Floyd, Ummagumma (1969)


夕方にロンドンへ戻るので時間があまりなかったが、徒歩圏内にあった中古レコード店『The Diskery』を訪店。1952年開店のイギリスで最も古いレコード店と言われている。ジャンルのコーナー分けが大雑把でJazz/Classical/Soundtrackとして棚に何列もレコードが並べてある。じっくり掘ろうと思ったら一日かかるかもしれない。

●The Diskery

普段見ることのない「Library Music」コーナーで何枚か試聴して面白そうなLPを2枚購入。どちらもチープなシンセサイザーによるBGM音源で内容は悪くない。

Trevor Duncan - weightless


Phil Famous - Electro Pop


夜19時過ぎの電車でロンドンへ戻る。前日にチェックしておいたSUMACのロンドン公演を観にカムデン・タウンのライヴハウス『The Undeground』へ向かう。会場の前でBO NINGENのTaigen Kawabeに遭遇。SUMACと一緒にヨーロッパ・ツアー中の日本のバンドENDONを観に来たと言う。中に入るとギターのKohheiとドラムのMon Changもいて、偶然の再開に驚きながらも旧交を温めあう。

●The Underworld Camden

SUMAC/BAPTISTS/ENDON @ The Underworld Camden

The Underworldは昨年ネクロ魔/絶叫する60度『Black winds over Albion UK tour』ロンドン公演が行われた会場。下北沢GARDENを大きくしたような感じ。メタラーを中心にぎゅうぎゅう詰めの満員。時間が遅くトリのSUMACの途中からだったが、2017年の来日公演で観た時以上の轟音の嵐で、時差惚けも吹っ飛んだ。

Sumac @ Freak Valley 2018


3月20日(水)
朝から観光/買い物で、午後に訪れたカムデン・ロックの小さなレコード店『Camden Lock Viny』を覗く。観光客の多い場所だが、品揃えはシングル盤を中心に悪くない。しかしゆっくり見ている時間がなく、目についた安めのシングル盤を購入。

●Camden Lock Vinyl

The Flys - Waikiki Beach Refugees


Public Image Ltd. Seattle


The B-52's - Hot Pants Explosion


Sex Pistols- The Great Rock 'n' Roll Swindle


Sex Pistols Soundcheck at Winterland, Jan. 1978


Freddie Mercury - I Was Born To Love You (Official Video)


この日の夜はもうひとつ、今回の旅行のメインの目的のコンサートを観戦した。詳細は別の機会に記すことにする。翌日3月21日(木)午後の便でヒースロー空港を立ち、翌日3月22日(金)午後に無事成田空港に帰国した。

ロンドンと
バーミンガムの
小旅行

3月22日(金)HAMIDASYSTEM現体制ラストライヴを観に行けなかったことが悔やまれるが、24日(日)の・・・・・・・・・(ドッツ東京)のラストライヴを観に行けてよかった。

●この記事は下記ブログからご寄稿いただきました。
[A Challenge To Fate]

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