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2019/03/24 19:15

 

【3.26 NEPO】BARBARS × ラヴェンダーズ 2マンライヴ―OTOTOY見どころレビュー

 

3月21日にグランドオープンした吉祥寺のライヴハウス「NEPO」にて、3月26日(火)にBARBARS とラヴェンダーズ(Luv-Enders)の2マン・ライヴが行われる。

OTOTOYニュースのコラム連載「ラヴェンダーズAKIRAのWANNA GO HOME」のバナーをBARBARSの湊梨央子(Vo&G)が手掛けたことをきっかけとして実現する初対バンライヴ。両バンドの魅力と、ライヴのみどころをまとめてみた。

●大舞台を経て成長を見せる“ロックンロールの伝道師”ラヴェンダーズ
女性ヴォーカリスト・AKIRAを中心に、Takeru(Gt)、Kazuki(Ba)、Tomoki(Dr)で結成された4人組ロックバンド。2017年9月に森山達也(THE MODS)とKOZZY IWAKAWA(THE MACKSHOW, THE COLTS)がプロデュースした1stアルバム『Luv-Enders' Invasion!』でデビューして以来、1950~60年代洋楽のロックンロール、パンクロック、ブルース、R&B、ポップスのカバーをフレッシュな演奏と歌で聴かせる“ロックンロールの伝道師”として、都内のライヴハウスを中心にライヴ活動中。平均20代半ばの若さながら、オープニング・アクトとして日比谷野音のステージにも立ち、堂々としたライヴを行う等、着実に経験を積んでいる。

その魅力は、AKIRAの明るくキュートなヴォーカルと、男性メンバーによる、ローリング・ストーンズ、クラッシュ、ザ・フーのメンバーが一緒にバンドをやっているような荒っぽくもパワフルで鋭い演奏だ。アルバムでは音楽好きなら誰もが聴いたことがあるスタンダード・ナンバーからマニアックな曲までを幅広くチョイスしているが、ライヴでは、比較的有名曲のカバーを演奏することが多い。今回は2マン・ライヴということもあり持ち時間も多いため、どんな曲が飛び出すか注目される。このあたりは、普段からラヴェンダーズのライヴを観ているファンにとっても楽しみのひとつではないだろうか。

また、2018年9月にリリースした2ndアルバム『Luv-Enders’ Explosion!』では、初のオリジナル曲「HOMECOMING」も披露しており、カバーからオリジナル曲へと、デビュー当時のビートルズ、ストーンズの歩みを踏襲している。徹底してロックの王道をリスペクトした姿勢を貫きつつ、成長していく過程がこの日のライヴでも見ることができるはずだ。

HOMECOMING / LUV-ENDERS


●音楽に没入するさまで観客を惹きつけるBARBARS
湊梨央子(Vo&G)、田中未希(Vo&B)を中心に結成され、2011年にデビュー。前任ドラマー脱退後、サポートドラマーだった岩中英明が2017年に正式メンバーとして加入、現体制となり2018年には3rdアルバム『Are you excited?』発売した。3人編成ながら、湊、田中によるツイン・ヴォーカル、曲ごとに工夫が凝らされた楽器の絡みと親しみやすいメロディで表情豊かな楽曲が魅力だ。

先日22日(金)チェルシーホテルでのライヴを観たのだが、ステージに登場したメンバー3人の佇まいは、まったく日常生活感を感じさせないというか、なんだかずっとライヴハウスに棲んでいるようなバンドマンの迫力を感じさせた。ベースがまるでギターをかき鳴らすようにピックでイントロを弾き出すと、ギターはかなりジャキっとした音色で追従する。ベースのゴリゴリしたハードな音は、バスドラとピッタリ合っており気持ちイイ。ヴォーカルは交互だったりどちらかがリードだったり、声質の違いもあって曲ごとに目が離せずに面白い。岩中のセクシーでダンディなドラム(本人曰く)もタイトで、曲が進むごとにバンドはどんどん音楽に没入していった。「こんなことを見せてやろう」という邪念がないというか、ただただ、演奏して歌い、エネルギーを発散するさまが、自然に観客をステージに惹きつけ、踊らせていた。これぞキャリアのなせる業という気もするが、それ以上に3人の息がピッタリ合っているのだろう。円を描くようにスムーズな演奏に自然に入ってくるキメの多さがそれを象徴していた。なにより本人たちが楽しんでいることがよくわかるライヴだった。

BARBARS / パプリカ - Official MV


ラヴェンダーズ、BARBARS共に、レパートリーの中に、奇をてらわない直球なサウンド、ギターリフから始まる強烈なブギー、疾走しながらも横ノリなファンキーなリズムなど、ブラック・ミュージックの要素を根っこに持ったところに共通点も感じさせる。その上で、ラヴェンダーズはよりパンキッシュに、BARBARSはオルタナティブに自分たちのロックを表現しているような印象を受けた。どちらにせよ、オーバーグラウンドで活動するギターロックバンドたちとは、まったく違う独自の道を歩んでいる2組なので、どちらのライヴも見たことがない、という方も刺激を求めに足を運んでみてはいかがだろうか。

また、オープンしたばかりのNEPOは居心地の良さはもちろん、音響の良さもお墨付きなので、気になる人はこの機会に是非。ちなみに26日のライヴ当日は、岩中のバースデーであることもお忘れなく。(岡)

ライヴ情報
「NEPO⇄OPEN #6」
2019年3月26日 (火)NEPO
Open17:00 / Start19:30
出演: BARBARS / Luv-Enders
前売 2 , 500 円 / 当日 3 , 000 円
※ 入場時、別途ドリンク代が発生します
チケット予約:各アーティスト受付
1F フードホールの開場時間は 17:00 、 B1 ライブフロアの開場時間は 19:00 となります。
B1 ライブフロアへの入場は、受付時の整理番号順となります。
17:00 ~ 19:00 の受付は 1F フードホールのみとなります。

[ニュース] BARBARS, Luv-Enders

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