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2019/03/04 17:00

 

CUBERS インディーズ卒業ワンマンで全曲披露―OTOTOYライヴレポ

 

2019年3月3日(日)東京・恵比寿リキッドルームにて、5人組ボーイズユニットCUBERS史上最大規模となるワンマン・ライヴ〈CUBERSインディーズ卒業ワンマンライブ ~入場無料を超えた”100円貰えちゃうワンマン”!?~〉が開催され、持ち歌全曲が披露された。

メジャーデビューを発表しているCUBERS。今回のワンマン・ライヴはなんと”入場無料“。さらに、来場者は100円がもらえるという、なんとも太っ腹でおめでたいライヴとなった。会場内は、後方のPAの両端もファンで埋め尽くされ、立錐の余地もないほどの大盛況ぶりだった。

オープニング~本領発揮のダンス・パフォーマンス
赤と青のペンライトが輝く中、幕が開くと、卒業をテーマとしたライヴらしく桜の花が飾られたステージがお目見えした。メンバーの春斗、TAKA、優、綾介、末吉9太郎が走り込みながら登場すると大歓声が上がる。まずは挨拶がわりに、ビッグバンドビートにあわせてのダンス。そのまま、「それじゃ、よろしく」からライヴがスタートした。オープニングは2017年4月に発売されたEP『シアン』で身に着けたジーンズに白いTシャツ姿だ。春めいた演出の舞台で、5人の姿がいつも以上に爽やかに映える。歌い終え、春斗が、「卒業! ワンマン!」のコール&レスポンスを促す。「それじゃ卒業できねえよ! もっと!」と煽るとさらなる大歓声に包まれた。「ワンダーパレード」では、コブシをあげながらサビを歌うメンバーに向けてペンライトで応える観客たち。軽快な手拍子に乗って歌い踊る「SHY」では、曲間にメンバーへのコールが湧き起こり、前半からムードは最高潮となった。「うちら女子の日、ひな祭り!」との9太郎の、らしいコメントで爆笑となったメンバー自己紹介に続いたのは、重いキックの音でフロアを揺らせた「PINK」。続いて先鋭的なダンストラックでガンガン煽られる「今さら Miss you」と、先ほどまでのチャーミングなグループの印象を一変させる、エッヂの効いた曲が続く。激しいエレクトロビートに乗せた「NANDE」に入る前には、それぞれがキレのあるダンスを披露して観客を魅了する場面も見られた。序盤から激しくダンスしながらのパフォーマンスに目を奪われるシーンの連続だった。

映像コーナー「友情?裏切り? CUBERSのバトルロワイアル」
授業開始のチャイムが鳴り、ここで、「友情?裏切り? CUBERSのバトルロワイアル」と題した映像コーナーへと進む。早朝のとしまえんを貸し切り、限られたエリアの中で鬼から逃げながら隠されたお宝を5つ見つける、というゲームにチャレンジする5人の姿が映し出された。スタートとともにダッシュするメンバーとそれに続くスタッフのバタバタぶりに、場内は大爆笑。さらに、サングラスをかけた鬼の姿はあのテレビ番組そのまま。いきなり捕獲される春斗、さらに密告ルールを活用しようと企んでいた腹黒い(?)9太郎もあっさり捕獲されてガックリ。ヒントを元に鬼から逃げながら宝箱を探すメンバーの姿に、ファンは映像を見ながら歓声を上げたり悲鳴を上げたりと盛り上がっていた。

ペアコーナーでやりたい放題!?
映像は後半を残し、ライヴはメンバーがペアを組んだコーナーから再開された。9太郎が綾介に感じた疑問を歌詞にしたという曲「なんで夜なのにサングラスかけてんの」を2人で歌う。曲は王道アイドルポップでキャッチーなもの。最後は「ありがとうー!アリーナ! あゆでしたー!」(綾介)「なんなの、それ?」(9太郎)と言いながら、あっという間にステージを去って行った。続いては、TAKAと優によるコント「パズとウェッディ」。どこかで見たようなカウボーイ姿のTAKAが「僕は“ウェッディ”。言い間違いじゃないよー」と登場すると、“パズ・ライトイヤー”に扮した優を呼び込むという、ギリギリな設定(?)だ。ところが、なぜかボン・ジョヴィ「It's My Life」をBGMにサングラスをかけて登場した優は、サビに差し掛かると「イヤァァー!」と気合もろともジャケットを脱いで上半身裸に。「キャー!」と黄色いを浴びる。「俺の思ってたパズと違う!」(TAKA)。「全日本ボディビル選手権にでなければならないんだ…」と、謎の言葉を残して姿を消すパズ。いったい我々は何を見ているのだろうか……とシュールな空気が流れる中、カーテンコールまで、演じ切った2人に万雷の拍手が鳴り響いた。と思ったら、再びカーテンコールに応える2人。ちなみにTAKA曰く「コントではなく舞台です」とのこと。トリとなる春斗は、メンバーを従えてあの曲に合わせての替え歌「AK島」で登場。「C'mon, baby アキシマ」と、地元・昭島への愛を込めた全力パフォーマンスを行った。再び映像「バトルロワイアル」の後半が上映される。ヒントを元に宝箱を探すTAKAに綾介が密告することを持ちかけて9太郎が捕獲されるなど、メンバー間の心理戦が続く中、終了寸前に鬼からダッシュで逃げ切ったTAKAの俊足ぶりに、どよめきにも似た歓声があがっていた(TAKA、9太郎が宝箱から商品をゲット)。

「赤飯!」「マメマメ!」
ライヴが「SHOOTING STAR」「君に願いを」から再開すると、今日はインディーズ卒業ワンマンということで「スペシャルメドレー」が行われることに。「Tic Tac」から「Baby Fever」まで、じつに16曲がワン・コーラスずつ歌い上げられ、フロアはカオスな盛り上がりとなった。「初のメドレー、どうでしたか!?」との呼びかけに観客は大きな拍手で応えていた。MCでは、おめでたいインディーズ卒業ワンマンということで、春斗が赤飯を買って食べていたとのことで、「赤飯!」「マメマメ!」と、不思議なコール&レスポンスを呼びかけながら、「神様は忙しい」「Bi'Bi'Bi'」とライヴ定番曲で攻める。「STAND BY YOU」では、「せーの、STAND BY YOU!!」と大合唱。間奏では見事なフォーメーションのダンスを見せてビシッと決めてみせた。ラストは動画撮影OKの「Samenaide」で、一斉にスマホがステージに向けて掲げられた。

メジャーデビューシングル「メジャーボーイ」5月8日(水)発売決定
アンコールには、『はじめてのCUBERS』の衣装でステージへ上がった。この日の衣装はアンケートにより決められたもので、「シアン」「SHOOTING STAR」『はじめてのCUBERS』の衣装が投票の結果選ばれたというが、じつはメンバーもそれぞれが自ら投票していたことが発覚して、会場は爆笑の連続となった。ピアノ生演奏でしっとりと歌われた「Listen to Miracle」では優しい歌声を会場の隅々まで響かせた。スタッフから、映像のV振りを頼まれたというTAKAのMCから、メンバーがフロアのサイドに移動してから、ステージに映し出されたのは、「重大発表」の文字。つんく♂作詞作曲のメジャーデビューシングル「メジャーボーイ」を5月8日(水)に発売することが決定したこと、「メジャーボーイ」はとしまえん2019年春の公式テーマソングとして、としまえん園内で3月21日(木・祝)から流れ、3月21日(木・祝)にとしまえんで行われるイベントで初披露が決定したことが告知され、さらにアーティスト写真が会場で先行公開された。

「最後は僕たちの思いがいっばい詰まった曲を聴いてください」とのMCから「Circus」で、会場が一体になりライヴは終了。「目標の武道館、味の素スタジアムを目指してこれからもがんばります。よろしくお願いします!」とのMCから、エンディングでは記念撮影を行なって、手を繋いだ5人はオフマイクで「ありがとうございました!」とお客さんに感謝して、3時間にわたるライヴは幕を閉じた。インディーズを卒業して、さらなる大きな舞台へと旅立ったCUBERSへ、大きな拍手がいつまでも贈られていた。

取材・文:岡本貴之
ライヴ写真:牛島康介 / saru

2019年3月3日(日)恵比寿リキッドルーム
「CUBERSインディーズ卒業ワンマンライブ〜入場無料を超えた”100円貰えちゃうワンマン”!?〜」

〈セットリスト〉
1.それじゃ、よろしく
2.ワンダーパレード
3.SHY
4.PINK
5.今さら Miss you
6.Forever
7.NANDE
8.なんで夜なのにサングラスかけてんの(9太郎&綾介)
9.コント「パズとウェッディ」(TAKA&優)
10.AK島(春斗 with CUBERS)
11.SHOOTING STAR
12.君に願いを
13.スペシャル・メドレー
(Tic Tac~Stage~New days~Mr.COOL!!~スマイル~Today~ボクラチューン!!~Shall we~サイケ~カラフルにしよう~今日はどんな日だった?~26.5~Happy Lucky~TOKYO HERO~ホワイトスノー~Baby Fever)
14.神様は忙しい
15.Bi'Bi'Bi'
16.STAND BY YOU
17.Samenaide
アンコール
EN.1 Listen to Miracle
EN.2 Good good-bye
EN.3 Circus


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