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2019/02/13 21:15

 

当世米国女子ロック事情 (A Challenge To Fate)

 

日本に住む僕等は望めば毎日でも女性アイドルグループのライヴ現場に赴き推しメンに会うことができるが、海外のアイドルファンはごく稀に日本のアイドルが海外ツアーをするとき以外はTwitterやFacebookやYouTubeといったSNSでバーチャルな接触しか望めない。

推しメンに会う為に日本を訪れる海外ファンも数多い。彼らと話すと一様に口にするのは「自分の国には日本のようなアイドルはいない」ということである。

しかし何処の国にも歌って踊ることに憧れる女子はいるはず。彼女たちはどんな音楽活動をしているのだろう、とググったところ、米国を中心に新しい女子ロッカーが次々生まれていることを発見した。海外でもカラオケ文化が定着したと言われているが、人前で歌うとなればやはり生バンドじゃなけりゃダメという固定概念が根強いのだろうか、等といらぬお世話を焼くまでもなく、眩しい女子ロックの光に失いかけていた女子バン好きの血が騒ぎ出す。どうも昨今はオール女子バンドよりも男女混成バンドの方が主流のようだ。若い頃は男子メンバーに嫉妬したものだが、もはや父親目線の筆者にはジェラシーと言う感情はごく僅かしか残っていない。そんな素敵な青春を送る女子ロックバンドをご紹介。

●チャーリー・ブリス Charly Bliss

Member:
Eva Hendricks (vo,g)
Sam Hendricks (ds)
Spencer Fox (vo,g)
Dan Shure (vo,b)

2014年結成、ブルックリン発の4人組パワーポップ・バンド。ファーストEP『Soft Service』のリリース以降、グラス・アニマルズやスリーター・キニーのサポートを務めるなどし、米メディアで注目を集める。2017年にリリースされたデビュー・アルバム『グッピー』は紅一点のエヴァ・ヘンドリクスの甘いハスキー・ヴォイスと初期ウィーザーを彷彿とさせる瑞々しいロック・サウンド

●スタークローラー Starcrawler

Arrow de Wilde (vo)
Austin Smith (ds)
Henri Cash (g, syn,vo)
Tim Franco (b)

LAエコー・パークにある高校で2015年に結成され、観客の度胆を抜く奇抜でインパクトのあるライヴ・パフォーマンスが<RoughTrade>の創設者ジェフ・トラヴィスの目に止まり即契約を果たす。デビューシングル「Ants」は、海外のUNIQLOのCMタイアップ曲に選ばれ、British Arrows Gold Award 2017のBest Use of Recorded Music賞を獲得するなど注目を浴びる。6枚のシングルとアルバム『Starcrawler』 (2018)をリリース。2018年単独ツアーとフジロックで2度来日した。

●スケーティング・ポリー Skating Polly

Kelli Mayo (vo,b)
Peyton Bighorse (vo,g)
Kurtis Mayo (ds)

2009年オクラホマシティで義理の姉妹のケリー・マヨ(当時9歳)とペイトン・ビッグホース(当時14歳)により結成。ケリーの兄弟のカーティスが参加しスリーピースバンドになる。ラモーンズ、ニルヴァーナ、ジョニー・キャッシュ、ビキニ・キルなどに影響を受け、かわいらしいルックスとは裏腹に、成熟したパンキッシュなギターロックを聴かせる。これまで5枚のアルバムをリリース。最新作は『The Make It All Show』(2018)。

●グリム・ストリーカー Grim Streaker

Amelia Bushell (vo)
Daniel Peskin (g)
Micah Weisberg (g)
Bill Dvorak (b)
Piyal Basu (ds)

2016年末NYブルックリンにて結成。70年代NYパンクスタイルのサウンドとヴォーカルのアメリア・ブッシュルのワイルドなパフォーマンスで話題となり2018年SXSWに公認アーティストとして出演、Andrew W.K.、IDLESなどと共演。シングル『Guts』、EP『Girl Minority』を2017年にリリース。1stアルバム『No Vision』を2019年5月にリリースする。

●デュード・ヨーク Dude York

Peter Richards (g, vo)
Claire England (b, vo)
Andrew Hall (ds, vo)

2012年ワシントン州シアトルにて結成。男女ヴォーカルをフィーチャーしたオルタナ/シューゲイザー/パワーポップ。『Dehumanize』 (2014)、『Sincerely』 (2017)、『Halftime for the Holidays』 (2017)の3枚のアルバムと2枚のEPをリリース。2019年1月25日にミニアルバム『Happy in the Meantime』をデジタルリリース。

●ヤッキー・ダスター Yucky Duster

Madeline Babuka Black (ds,vo)
Zack O'Brien (g,vo)
Maggie Gaster (b,vo)
Luca Balser (g,org,vo)

NYブルックリンにて結成。セルフ・プロデュースで4人それぞれ曲を書きスタイルを決めないで活動。アルバム『Yucky Duster』(2016)とEP『Duster's Lament』(2017)を限定カセットとデジタルでリリースするが2017年5月に解散を発表した。

アメリカじゃ
アイドルよりも
女子ロック

▼日本にもかっけえ女子ロックバンドが登場!
●ナックルチワワ Knuckle Chiwawa

Vo.零ちゃん(@BOSS_burstgirl )
Gt.サエキティ(@AKIRAdoro )
Ba.ベニ子(@MB_Benny_1995 )
Dr.ドンちゃん(@QN_VERENDY )

最強で最狂のアイドル【爆裂女子】の零がサイドプロジェクトを遂に始動。ファンシーアニマルパンクバンド『拳鍔犬(ナックルチワワ)』3/21中野ムーンステップにて始動。俺たち全員二十代の小型犬パンクスだけど油断してたら噛み付くぞ!!!!(@Knuckle_chiwa )フォローしろ!!

●この記事は下記ブログからご寄稿いただきました。
[A Challenge To Fate]

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