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2018/12/19 18:56

 

反田恭平、ハプニングを乗り越えた真剣勝負の壮絶な記録、若手No.1ピアニスト待望のコンチェルト新録音登場

 

現代クラシック界の若き異才・反田恭平。2015年デビュー以来飛躍を続け、 2018年7月からは2018-2019リサイタル・ツアーを、 “オール・ベートーヴェン・プログラム”で全国19カ所で開催し、 各地で熱狂を呼んだ。

2019年1月からは“オール・ショパン・プログラム”でのソロツアーの開催を全国大都市で予定しているなど勢いを増す反田が、 新たなアルバムをリリースする。

今回録音に臨んだのは「ラフマニノフ : ピアノ協奏曲第3番」。
映画でも題材に取り上げられるほど、 美しいメロディーとロマンティックな魅力に溢れ、 また、 難曲中の超難曲として知られるラフマニノフの代表曲だが、反田が2012年に高校在学中に史上最年少(当時)で優勝した「日本音楽コンクール」の決勝で演奏したのも、 この「ピアノ協奏曲第3番」。
反田恭平の名を世に知らしめた、 反田にとっては“原点”でもある楽曲に、 デビュー3年を経て改めて立ち向かう。

録音は今年10月25~26日にモスクワのラフマニノフホールにてセッション・レコーディングを敢行。
レコーディング・スタッフによると、 今回の録音は思わぬハプニングに襲われたという。
ステージ上の数トンにおよぶ防火壁が原因不明の誤動作を起こし、 ピアノの上に落下。ピアノ近辺にいた反田のとっさの判断で、 接触寸前にピアノの蓋を閉めたことでピアノの全壊は免れたものの、 初日のレコーディングは途中で中止。
当初丸2日間予定されていたレコーディングが大幅に短縮を余儀なくされた。

さらに、 ラフマニノフの生地ロシアの誇る随一のオーケストラとの共演ということで、ラフマニノフの演奏に誇りと矜持を有するオーケストラに日本の若きピアニストが単身立ち向かう構図は、 かなりのプレッシャーを強いるものがあったと反田は述懐する。

アウェーな状況と限られた時間内で繰り広げられた演奏は、 セッション録音でありながら、 まるでライヴのような緊張感が全編にみなぎり、 反田のピアノに呼応してオケが次第に一体感をまし、 まさに一期一会の真剣勝負の様相を呈する熱演となった。
カップリングには日本でレコーディングされた、 同じくラフマニノフの「ピアノ・ソナタ第2番」等を収録。 (内)

【アルバム情報】
ラフマニノフ
ピアノ協奏曲第3番/ピアノ・ソナタ第2番
2019年2月20日 RELEASE 
UHQ-CD COCQ-85458 
¥3,000(+TAX)
DENON

【収録曲】
ラフマニノフ : ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 作品30
1.第1楽章 Allegro ma non tanto
2.第2楽章 Intermezzo:Adagio
3.第3楽章 Finale:Alla breve
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 作品36 (1931年改訂版)
4.第1楽章 Allegro agitato
5.第2楽章 Non allegro-Lento
6.第3楽章 L'istesso tempo-Allegro molto
7.ラフマニノフ:10の前奏曲 作品23 第2番 変ロ長調
8.ラフマニノフ:10の前奏曲 作品23 第4番 二長調

Tr.1-3
反田恭平(Pf)/アレクサンドル・スラドコフスキー指揮 ロシア・ナショナル管弦楽団
録音 :2018年10月25日-26日 Philharmonia-2 Rachmaninov hall (Moscow)

Tr.4-8
反田恭平(Pf) 録音 : 2018年11月27日-28日福島音楽堂

【購入者特典】
タワーレコード、 山野楽器、 HMV、 その他応援店では絵柄別ポストカードを、 楽天ブックスではオリジナルクリアファイル(A5サイズ)を先着でプレゼント

【プロフィール】
■反田恭平Kyohei Sorita (Pianist)
1994年生まれ。 2012年 高校在学中に第81回日本音楽コンクール第1位入賞。 併せて聴衆賞を受賞。
2014年チャイコフスキー記念国立モスクワ音楽院に首席で入学。
2015年イタリアで行われている「チッタ・ディ・カントゥ国際ピアノ協奏曲コンクール」古典派部門で優勝。
年末には「ロシア国際音楽祭」にてコンチェルト及びリサイタルにてマリインスキー劇場デビューを果たす。
2016年のデビュー・リサイタルは、 サントリーホール2000席が完売し、 圧倒的な演奏で観客を惹きつけた。
また夏の3夜連続コンサートをすべて違うプログラムで行い、 新人ながら3,000人を超える動員を実現する。
2017年春にはオーケストラとのツアーを12公演、 夏には初のリサイタル・ツアーを行い、 全公演完売で終了した。
2018年はリサイタルツアーのみならず、 室内楽やラフマニノフ作曲ピアノ協奏曲第5番の日本初演など積極的に新たなことに挑戦し、 また、 「題名のない音楽会」「情熱大陸」等メディアでも多数取り上げられるなど、 今、 もっとも勢いのあるピアニストとして注目されている。
2017年出光音楽賞受賞。
CDショップ大賞「クラシック賞」受賞。
現在はショパン音楽大学(旧ワルシャワ音楽院)に在学し、 ピオトル・パレチニに師事。
また、 TVアニメ「ピアノの森」に阿字野壮介のメインピアニストとして参加している。

■アレクサンドル・スラドコフスキー Alexander Sladkovsky(Conductor)
「ロシア新世代の指揮者」として注目されている指揮者。
2010年より、 カザン(ロシア)に本拠地を置く、 タタルスタン国立交響楽団の音楽監督・首席指揮者を務めており、 短期間で同楽団をロシアのトップ・クラスのオーケストラに育て上げた。 その成功は「カザンの奇跡」と讃えられている。
同オケとはモスクワで定期的に公演を行い、 ワイマール、 ブダペスト、 シュレースヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭、 マリインスキー劇場等に招かれている。
またメロディア・レーベル(ロシア)の30年ぶりとなるショスタコーヴィチ:交響曲全集をリリース。 ロシア屈指のオケに勝るとも劣らないアンサンブルを発揮し、
話題盤として国内外から注目を受けている。
またカザンでラフマニノフ音楽祭をはじめとするさまざまな音楽祭を創設し、 自ら音楽監督を務めている。
近年、 モンテカルロ・フィル、 ローマ・サンタチェチェーリア管、 ドレスデン・フィル、 フィレンツェ五月祭管、 サンクトペテルブルグ・フィル、 ロシア国立響(スヴェトラーノフ響)、 ロシア・ナショナル管等に客演。

2019 Concert
佐渡裕指揮 日本センチュリーツアー (演奏曲:ラフマニノフ ピアノ協奏曲第3番)
2月19日(火)国際障害者交流センター(ビッグ・アイ)多目的ホール (大阪)
2月20日(水)佐賀市文化会館(佐賀)
2月21日(木)iichiko総合文化センター(大分)
2月22日(金)市民会館シアーズホーム夢ホール(熊本市民会館) (熊本)熊本市民会館
2月23日(土)鹿児島市民文化ホール第一ホール (鹿児島)鹿児島市民ホール
2月24日(日)米子コンベンションセンター(鳥取)
2月25日(月)不二羽島市文化センター(岐阜)
2月27日(水)シンフォニア岩国(山口)
2月28日(木)岡山シンフォニーホール(岡山)
3月1日(金)ひめぎんホール(愛媛)
3月2日(土)高知県立県民文化ホール(高知)

反田恭平ピアノリサイタル(演奏曲 : オール・ショパン・プログラム)
1月11日愛知県芸術劇場コンサートホール
1月12日福岡シンフォニーホール(アクロス福岡)
1月18日東京オペラシティコンサートホール
1月26日福島市音楽堂
1月27日兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホール
2月2日札幌コンサートホール

日本コロムビア反田恭平オフィシャルサイト
https://columbia.jp/sorita/

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