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2018年11月13日20時00分

 
【ライヴ・レポート】絵恋ちゃん、活動休止前最後のキネマ倶楽部ワンマン!間違えて食べたネギは「ネギマ」と告白
 

天才ソロ・アイドルとしてシーンに君臨する絵恋ちゃんが11月4日、東京キネマ倶楽部でワンマン・ライヴ〈キネマで絵恋主義~絵恋ちゃんワンマンライブ~〉を行った。

絵恋ちゃんは体調不良を理由に10月からライヴ出演を控えており、先日、今回のキネマ倶楽部公演をもってライヴ活動を休止することを発表していた。

その発表の際に「理由は、苦手なネギを間違えて食べてしまい、落ち込みがひどく、ライブをおこなうことが困難になってしまったからです」とコメント。その後ツイッターに「くわしいこと(ネギの種類、食感など)は11/4のライブでお伝えできたらと思います」と記していたため、このライヴでの発言が注目されていた。

そして迎えたライヴ当日。絵恋ちゃんはバンドやダンサーを従えながら、体調不良を感じさせない2時間超えのステージで、アンコールをふくむ全25曲を披露。MCでは食べてしまったネギが「ネギマ」であったことを明かし、「辞める気はない」「なるべく早く帰ってきます」と宣言。さらに「お休みするのはライヴだけなので、ツイキャスをやります。新曲も作っちゃいます」と話し、ファンを安心させた。

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この日は、まるで空も絵恋ちゃんの体調不良を憂えているように小雨が降る悪天候となったが、多くのえれにすと(ファン)が会場に集結。ほぼ定刻どおりに開演し、バンド「絵恋ちゃんと楽器」のメンバーに続いて絵恋ちゃんが姿を現すと、えれにすとたちは大歓声で出迎えた。

絵恋ちゃんはまず、客席の不安をかき消すように、センターに置かれていた等身大の絵恋ちゃんパネルに強烈なパンチをお見舞い。そのままボコボコに破壊すると、「ロリータポニータ大殺界」からライヴはスタートした。

「ただいまー!絵恋ちゃんでーす!」と満面の笑みを見せると、「もっと呼んで!」と更なる声援を求めた。

いったんバンドがはけ、オケに合わせて「KISSもご飯もおかわり」を歌ったあと、前のめりなファンたちを「落ち着いてね」となだめる。しかしすぐさま「会いたかった?絵恋のこと好き?」と問いかけると、客席はすぐさま大興奮となった。

続く「許容範囲が広い」からは、女性ダンサー2人もステージに加わる。そして観客が一斉に反復横跳びする「やよいちゃんにはかなわない」、"デパス"コールが響く「アルルの女」など、昔からライヴで親しまれてきた曲たちを立て続けに歌唱。ライヴが中盤に入ると、「ダメだね」「いなせなフォローバック」など、最新アルバム『スープサーカス』の収録曲を次々と披露していった。

ダンサー2人を紹介したあと、「実はダンサーがあと2人いるんですよ」と話し、視線を一段高い位置にあるサブ・ステージに向ける。そこには開演時からずっと、お菓子を食べながらステージを見守っていた、ふくよかな体型の男性2人の姿が。絵恋ちゃんに「サブ・ステージの妖精」と称された2人がメイン・ステージへ合流すると、計4人となったダンサーとともに「すっぱいぱい」を披露した。

ダンサーがステージを去り、ふたたびバンドが合流。絵恋ちゃんが冗談まじりにライヴを休んでいたことを謝ると、すかさず楽器のベーシストが真顔で「ちゃんと謝った方がいいんじゃない?そうやってヘラヘラして…よくないと思う」と諭すと、絵恋ちゃんはステージに膝をついて土下座。「やめてー!」と客席から悲鳴があがり、場内に緊張が走ったが、そのまま演奏へ。どうやら「あやまって」の前フリだったようだ。

その後のMCでは、10月7日に本人不在で行われた生誕祭で絵恋ちゃんに扮していたソロ・アイドルるなっち☆ほしについて言及。生誕での活躍ぶりなどから「るなっち☆ほしがいるから絵恋ちゃんがいなくても大丈夫」という噂があることに触れ、たびたび毒を吐きながらも、客席にいた本人に「来てくれてありがとう。るなほしのことは結局憎めないというか、生誕も盛り上げてくれて、本当は感謝してるんだよね」とあたたかい表情を見せる。

和やかなムードとなったところで、すかさず披露されたのは「社交辞令」。見事な手のひら返しに、客席からは歓喜の声があがった。

彼女の楽曲のなかでも屈指の名曲「きみが展覧会を開いても」がはじまると、それまでのムードから一転。絵恋ちゃんは優しい表情で客席の隅から隅までゆっくりと視線を動かしながら、噛みしめるように歌いあげる。

そしてライヴ終盤では、「結婚しないとナイト」「就職しないとナイト」とキラー・チューンを連発。「頭痛い」で観客が一斉に土下座すると、熱狂の中で本編は終了した。

アンコールでは、絵恋ちゃんがサブ・ステージから登場。バラード「なぜか涙が出ちゃうんだ」がはじまると、場内は絵恋ちゃんカラーの黄色いサイリウムの光に包まれる。サビ前では「もうあなたじゃなきゃダメなんだから」という歌詞を「もうみんなじゃなきゃダメなんだから!」と変え、感情を込めて歌う場面も。その表情は感極まっているようにも見えた。

会場がしっとりした空気に包まれるなか、「さみしかった?さみしい思いをさせて悪かったね」と語りかける。続けて「なんかしんみりしちゃったから、楽しいやつやりましょうか」と話し、「カラシメンタイコ」でふたたび場内を盛り上げた。

いよいよアンコールも終わりが近づくと、絵恋ちゃんはしばらくの間、ステージ上で沈黙する。その後、重い口を開き「えーと…みんな今日はネギの詳細を聞きにきたのかな。ネギマなんですけど。お肉と似てたから」と、ここではじめてネギに言及。「絵恋はニャンなのにネギマを食べてしまったので、ちょっと体調が崩れてしまった。以上になります」と告白した。(※猫にネギ類を与えると中毒を起こすとされている)

客席から「あー」「それはしょうがない」といった納得の声があがると、「ちょっと物分り良すぎない?怒ったっていいんだよ?」と笑う。続いて「今後の話をする?」と切り出し、活動休止後について話しはじめる。

「わからないことが多いんですけど、ライヴをいったんお休みします。いつ復帰するかはわからないんですけど、なるべく早く帰ってきます。最短で…来週(笑)?うそうそ。せめて今年はお休みしないと、怒る人も出てくるから」

ここで「でも、辞める気はない」と力強く宣言。「待っててくれるの?」という問いかけに、客席は大きな拍手で応えた。その後も名残惜しそうに、友人やファンから贈られた花のことや、差し入れのタコ焼きが「クソまずかった」ことなどを話し続けていた。

MCがはじまって10分近く経った頃、ポツリと「なんか、さみしい感じになっちゃう…」とつぶやく。そして意を決したように前を向くと、「なんだったんだあの長いMCは、って怒られるくらい、すぐ戻ってきますね。お休みするのはライヴだけなので、ツイキャスをやります。新曲も作っちゃいます」と復帰に意欲を見せた。

最後に披露されたのは「レジ打ちでスカ」。高速ナンバーに場内がふたたび熱狂。「またね!」と笑顔で締めくくると、最後までステージに残った絵恋ちゃんは胸元に手でハートを作り、去り際に投げキッスするサービスも。これで約2時間20分、全25曲に及んだライヴは終演を迎えた。

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いつもと変わらない絵恋ちゃんだった。るなっち☆ほしを愛情たっぷり(?)に繰り返しいじりながら、毒舌まじりのウィットに富んだMCで客席を笑顔にする一方で、曲がはじまると熱のこもった歌唱とパフォーマンスで盛り上げる。いつもと変わらないように見えたのは、絵恋ちゃんがいつだって、誰よりも高いプロ意識を持ち続けているからなのかもしれない。

移り変わりの激しいシーンのなかで、確かな地位を築き上げてきた絵恋ちゃん。その穴は、誰にも埋めることはできない。早期の復帰が待たれるが、まずはゆっくりと休んでほしい。そしてまた元気な姿で、ステージに戻ってきてくれることを願う。(前田)

撮影:中村友則(集合写真)、こばけん(ライヴ写真)

〈キネマで絵恋主義~絵恋ちゃんワンマンライブ~〉
2018年11月4日(日)東京キネマ倶楽部

セットリスト
1. ロリータポニータ大殺界
2. キリタンポ
3. KISSもご飯もおかわり
4. 許容範囲が広い
5. 負け惜しみ
6. やよいちゃんにはかなわない
7. アルルの女
8. なまぬるイーな!
9. もうどうにもえったんこ
10. ダメだね
11. いなせなフォローバック
12. デマの実
13. すっぱいぱい
14. 天狗
15. あやまって
16. 食わず嫌い
17. 社交辞令
18. チュールラブ
19. きみが展覧会を開いても
20. 結婚しないとナイト
21. 就職しないとナイト
22. 頭痛い

アンコール
23. なぜか涙が出ちゃうんだ
24. カラシメンタイコ
25. レジ打ちでスカ

・絵恋ちゃん、キネマ倶楽部ワンマンをもってライヴ活動休止 理由は「苦手なネギを間違えて食べてしまった」ため
https://ototoy.jp/news/89645

・絵恋ちゃん オフィシャルサイト
http://eren.sorashi.com
・バイト退職、結婚式、新婚旅行、キネマ倶楽部──天才ソロ・アイドル絵恋ちゃんが作り出す新たな伝説は?!
https://ototoy.jp/feature/20180720
・アイドルとしての最終目標は? 「コインロッカーになりたい」──ぱいぱいでか美 × 里咲りさ × 絵恋ちゃん鼎談!
http://ototoy.jp/feature/20170502002


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