2018/11/09 20:00
ファンとラップ越しにキスしたり、ラブホテルでオフ会を開催したりするなど、数々の炎上商法で知名度を上げてきたアイドル・グループTHE BANANA MONKEYSが10月29日、東京・新宿のハイジアV-1で主催イベント〈ローションフェス〉を開催した。
イベントはバナモンの単独公演で、観客は提供されるローションを全身に浴びて、ヌルヌルになりながらライヴを楽しむという前代未聞の内容。わずか30分のイベントながら、最終的には運営も巻き込む熱狂空間となった。
来場者は靴を脱ぎ、客席に敷き詰められたブルーシートの上へ。ハロウィーンを直近に控えており、ビキニ、競泳水着、セーラー服、ピカチュウ、スーツ、パンツ一丁などさまざまな装いの人々が集まった。あらかじめ「怪我などの責任は一切負いません。防具などお持ちの上ご来場下さい」と呼びかけられていたこともあり、ヘルメットやガスマスクのようなものを装着している者もいた。
いつものように童謡「アイアイ」が流れるなかメンバーが登場。バケツにたっぷりと用意されたローションを浴びてヌルヌルとなった観客を前に、全力のパフォーマンスで次々と曲を披露していった。
普段とは違う特殊な状況に、場内は序盤から異様なテンションに。立ち上がって踊る者、ブルーシートの上に寝転びながら体を滑らせ絶叫する者、お互いにローションを塗り合う者など、みんな思い思いにライヴを楽しんでいた。
天下のちゃんゆきはライヴ前に「世界一ローションが似合う女を目指します」と宣言していたが、途中ローション入りのバケツを持って客席に突入。そのまま観客と一緒になって、自身も全身ローションまみれとなった。
そしてラストのキラー・チューン「賽は投げられた」がはじまると、運営の林田浩作が天下のちゃんゆきに客席へと放り込まれる。最後まで抵抗していたもうひとりの運営・三川陸も屈強な観客の男たちによって、あえなくローションの海へとひきづり込まれた。
客席も運営も全員ヌルヌルの”地獄絵図”が完成したところで、ライヴは終了。メンバー4人がやりきった表情で「ありがとうございましたー!」と頭を下げると、濃厚な約30分のイベントに幕を下ろした。
ライヴ終了後、まだ顔にローションがかかったままの天下のちゃんゆきは「チョー気持ちいい!」と満面の笑みでひと言。みんみんも「バナモンの全力でバカになれる感じが出てて良かった」と満足そうだった。
またモズク・サンは「みんな毎回、こういうイベントのときにも全力で来てくれるから、こっちもがんばろうと思えます!」、豊臣カリンも「こんなイベントなのに来てくれてうれしかったです」とファンに感謝した。
なお豊臣カリンは、11月17日のイベントをもってグループを脱退することを発表している。
同イベントのダイジェスト動画はYouTubeに公開中。またバナモンは12月には東名阪ツアー〈天国ツアー 〜天国へようこそ〜〉を開催。来年3月にはマイナビBLITZ赤坂で過去最大規模となるワンマン・ライヴを行う。(前田)
THE BANANA MONKEYS〈ローションフェス〉
10月29日(月)新宿ハイジアV-1
セットリスト
1. アイアイ
2. 錨を上げて
3. 情熱のパズル
4. 賽は投げられた
アンコール
5. ヤマトナデシコ
6. 賽は投げられた
・THE BANANA MONKEYS 公式サイト
http://www.thebananamonkeys.com/
・少女たちはなぜ炎上グループでアイドルに? 天下のちゃんゆき、モズク・サン編
https://ototoy.jp/feature/2018080101/
・少女たちはなぜ炎上グループでアイドルに? みんみん、豊臣カリン編
https://ototoy.jp/feature/20180808/