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2018/08/06 17:00

 

CUBERS、バンドとの一体感で聴かせた「夏の”踊らないワンマン2018”」―OTOTOYライヴレポ

 

8月5日(日)、聴けるボーイズユニット” CUBERSが〈夏の”踊らないワンマン2018”~豪華なフルバンド編成!生演奏でお届けします~〉を東京・渋谷JZ Brat SOUND OF TOKYOにて行い、バンドとの一体感のあるショーで満員の観客を魅了した。

このイベントは、昨年も同会場で行われており、今年1月には〈冬の”踊らないワンマン2018”~新春からフルバンド編成でお届けします~〉として行われたもの。この日は、昼と夜の2回公演が行われ、チケットはソールドアウトとなる盛況ぶりだった。お客さんはほぼ100%女性で、どなたもドレスアップして特別なライヴが始まるのを待ちわびていた(この記事では夜公演をレポート)。

まずはバンドメンバーがステージに上がり、ゆったりとしたリズム隊のビートに乗せて演奏開始。ギターがカッティング、ピアノが爽やかな音色を乗せて彩りを添える。続いて客席後方からフォーマルな装いでキメたメンバーの春斗、TAKA、優、綾介、末吉9太郎が登場すると、大きな拍手で迎えられた。春斗の「こんばんは、CUBERSです!この曲からお届けします!」との曲紹介から、バンドの演奏が徐々に高まって行く。オープニングは、昨年も披露されたEarth, Wind & Fire「September」のカバーからスタート。“踊らないワンマン”と謳っておきながら、観客を踊らせる選曲から始まるところがニクい。タイトなバンド演奏と、ファルセットを交えた5人のハーモニーで華やかなオープニングとなった。

ギターのワウを使ったリフから、さらにファンキーな「New days」へと続く。スケール感のあるホーンの音に気分が高揚する。STAX / VOLTなどのオールドスクールなソウル・マナーを感じさせるベースラインが曲を牽引する「神様は忙しい」で、早くもステージは白熱の展開に。メンバーの「ヘイヘイヘイ!」との掛け声に合わせて、お客さんも拳を振り上げた。

ここで、メンバーが自己紹介。「踊らないワンマンなのに、9太郎は楽屋に帰ったら汗びっしょり(笑)」なことも明らかに。「SHY」では、曲に合わせてメンバーの名前をコールして盛り上がる。シンプルで力強いバンドサウンドと5人の声が1つになったまっすぐなメロディが印象に残った。静かなピアノから始まったバラード「Listen to Miracle」では、優しく語り掛けるような歌声が会場のムードを一変させた。再びピアノの静かなイントロから、バラードが続くかと思いきや、リズム・チェンジしてアップテンポな「PINK」へ。リズミカルなピアノに乗せて弾むように5人に、思わず椅子から腰を浮かせて手拍子するファンの姿も見られた。途中、間奏のギターソロでは、キメを多用してヒートアップ、後半の演奏と歌がさらにエキサイティングなものになっていた。

MCでは、9月に開催するミニ・ライヴ&トークショーで「秋の学力調査テスト」を行うことを発表。1回目と2回目でダントツの最下位となった春斗が今回は出題する側に回ることに。試しに春斗から出題された「地球は何年前に誕生したのか?」をめぐり喧々諤々のトークを展開。歌っているときのかっこよさとはまた違った、楽屋の様子を見ているようなコーナーだった。

MC明けに歌われたのは、Grover Washington Jr 「Just the Two of Us」(1980年のアルバム『Winelight』収録の大ヒット曲。Bill Withersがヴォーカルを取っている)のカバー。ミドルテンポのグルーヴをバックにしたヴォーカルが心地良い。曲間ではバンドのメンバーを紹介。白川玄大(Dr) タカバタケ俊(Ba) 飯塚直斗(Gt) 鎌田瑞輝(Key)それぞれが見事なテクニックを聴かせてくれた。熱く盛り上がったステージの熱を冷ますように緩いリズムの「Forever」からのMCでは、メンバーのスペシャルカクテルが紹介され、優のカクテル「優のやつ」が売り切れとなる大人気ぶりだった。

「それじゃ、よろしく」は動画撮影OKタイムということで、お客さんはスマホをスタンバイ。ライヴは後半に差し掛かり、パワフルなビートが際立った「君に願いを」を熱唱すると、ラストナンバー「Bi'Bi'Bi'」へ。疾走感のあるサウンドが、お客さんの手拍子で一層拍車がかかり、大きな盛り上がりの中で終了した。

アンコールの拍手に応えて再びステージに上がった5人は、「最後までめっちゃ楽しんでいきましょう!」(春斗)と、明るくアップテンポな「カラフルにしよう」を歌う。文字通りカラフルなサウンドに、会場もこの日一番の盛り上がりとなった。最後の曲は、「STAND BY YOU」。メンバーがステージを降り、客席を歌いながら回るファンサービス。優が9太郎のハットを奪って追いかけっこになるシーンもあるなど、まんべんなく客席を回りながらのパフォーマンスで楽しませてステージに戻ると、お客さんと「STAND BY YOU」の合唱で大団円となった。

「今日はありがとうございました!もっともっと大きなところでやれるようにがんばりますので、応援よろしくお願いします!」と締めくくり、深々と頭を下げたメンバーたちに客席から大きな拍手が贈られた。

今回のライヴは、卓越したバンドの演奏との一体感で、しっかりと曲の良さ、5人のヴォーカルの魅力が以前にもまして伝わってくるものだった。9月からは、11月21日発売の5thシングル(※タイトル未定)のリリースイベントTOURも始まる彼ら。今後の活動にも注目したい。

取材・文:岡本貴之
PHOTO:牛島康介

・CUBERSの作品はOTOTOYで配信中
https://ototoy.jp/_/default/a/167637

〈夏の”踊らないワンマン2018”~豪華なフルバンド編成!生演奏でお届けします~〉
2018年8月5日(日)渋谷JZ Brat SOUND OF TOKYO
出演:CUBERS
〈夜公演 セットリスト〉
1. September(カバー)
2. New days
3. 神様は忙しい
4. SHY
5. Listen to Miracle
6. PINK
7. Just the Two of Us(カバー)
8.Forever
9. それじゃ、よろしく
10. 君に願いを
11. Bi'Bi'Bi'
EN1. カラフルにしよう
EN2. STAND BY YOU


[ニュース] CUBERS

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