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2018/01/09 17:00

 

CUBERS “踊らないワンマン”でファンの胸を踊らせる―OTOTOYライヴレポ

 

1月8日(祝・月)“聴けるボーイズユニット”CUBERSが〈冬の”踊らないワンマン2018”~新春からフルバンド編成でお届けします~〉を東京・渋谷JZ Brat SOUND OF TOKYOにて開催した。

このライヴは、2017年8月に同所で行われた〈夏の”踊らないワンマン”~豪華なフルバンド編成! 生演奏でお届けします~〉に続いて行われるもので、フルバンド編成でのワンマン・ライヴとなる。このレポートでは夜に行われた第2部の模様をお届けする。

会場となった「JZ Brat SOUND OF TOKYO」は、東京・渋谷の国道246号線沿いに面した「セルリアンタワー東急ホテル」の2階にあるジャズクラブ。大人のムード溢れる店内では、フォーマルに着飾ったファンが集結。中には振袖姿の女性ファンも何人かおり、正月らしい艶やかさを感じさせた。また、この日はメンバーオリジナルカクテルも提供され、お客さんは思い思いの楽しみ方で開演を待ちわびていた。

バンドメンバーがステージに上がり、バスドラのリズムに合わせてお客さんから手拍子が起こる中、客席後方からメンバーの春斗、TAKA、優、綾介、末吉9太郎の5人が登場。「こんばんはー! まずはこの曲から!」と始まったのは最新EP『マゼンタ』収録曲「PINK」。緊張感のあるビートに乗せたソリッドなメロディが、会場に合わせたフォーマルな衣装に身を包み、グッとアダルトな雰囲気を醸し出しているメンバーの姿とマッチしている。モータウン・サウンド調のポップス「カラフルにしよう」でパッと華やかにムードを一変させると、最初のMCでは自己紹介から書き初めについてのトーク。それぞれ「太陽」(春斗)「飛躍」(TAKA)「前向き」(綾介)「幸拡」(9太郎※さっかく)「犬優」(優※いぬやさ)と書いたことを告白。漢字の間違い、半紙のザラザラ面を使って書いていたことなど、5人ならではのおとぼけエピソードで笑わせた。フォーマルな衣装とユーモラスなやりとりのギャップが面白い。

ライヴを再開すると、「Forever」からボサノバ・アレンジが施された「Tic Tac」を披露。生バンドの演奏を存分に活かしたメロウな演奏と歌になっており、お酒を飲みながらのシチュエーションにぴったりなコーナーだった。続いて激しくリズムチェンジすると「NANDE」で激しくシャウト。大人しく洒落たムードを楽しむだけでなく、躍動感のあるステージングで会場に熱量を生み出した。さらにここで、カバーコーナーへ。歌われたのは、Jamiroquaiの代表曲「Virtual Insanity」。特徴的なイントロのピアノに導かれるように、メンバー全員が順番にボーカルを取りクールに熱くパフォーマンス。昨夏の同企画では、Earth, Wind & Fire「September」をカバー、11月の渋谷WWWのワンマンでは春斗がソロコーナーでStevie Wonder「I Just Called To Say I Love You」を歌っており、今回の選曲もソウルフルなナンバーのチョイスとなっていたことに、今後のグループの音楽性が示唆されているように感じられた。

対照的に華やかなハンドクラップに乗せてノリノリな「神様は忙しい」が歌われると、拳を振り上げて盛り上がり、「SHY」でメンバーの名前で合いの手を入れるファンの声も聞かれるなど、単なるディナーショー的なステージとは違った一体感が生み出された。また、「ボクラチューン!!」ではイントロ・アウトロの振りが各メンバー分(5パターン)あり、どのメンバーの振りにするのか、じゃんけんをして歌唱を開始。じゃんけんで勝利した優が中心となって客席を練り歩きながらのパフォーマンスとなった。途中、客席のテーブルからポテトをパクっとしてしまうふとどきな(?)メンバーも(※綾介)。

「動画撮影OK」ということで一斉にスマホが掲げられた「君に願いを」では4つ打ちのリズムで力強く盛り上げたバンドメンバーをソロ回しで紹介。「最後の曲なのでハンドクラップお願いします!」と煽り、ラストは「今日はどんな日だった?」を披露。ミディアムテンポの柔らかく優しいメロディでアットホームな雰囲気に包まれる中、メンバーはステージを降りた。

アンコールでは、客席の照明が明るくなる中、「STAND BY YOU」で再びメンバーが客席に足を運び、各テーブルの近くで煽ったりお客さんの間に腰かけて一緒に歌う等、この日一番の大騒ぎに。メンバーもお客さんもじつに楽しそう。最後は16ビートのノリ気持ち良い「Samenaide」でショーを締めくくった。「今年、目標としている武道館、味の素スタジアムでのライヴに向かってがんばります!」と力強く宣言した5人。ファンとの距離が近くスペシャルなワンマン・ライヴだったが、何よりグループとお客さんとの心の距離がとても近くに感じられた、サービス精神たっぷりのショーだった。

取材・文:岡本貴之
Photography:牛島康介

・CUBERSの音源はOTOTOYで配信中
https://ototoy.jp/_/default/a/167637


CUBERSワンマン・ライヴ〈冬の”踊らないワンマン2018”~新春からフルバンド編成でお届けします~〉

2018年1月8日(祝・月)JZ Brat SOUND OF TOKYO
〈セットリスト〉
01.PINK
02.カラフルにしよう
03.Forever
04.Tic Tac
05.今さらMiss you (※夜公演:NANDE)
06.Virtual Insanity (Jamiroquaiカバー)
07.神様は忙しい
08.SHY
09.ボクラチューン!!
10.君に願いを
11.今日はどんな日だった?
アンコール
EN1:STAND BY YOU
EN2:Samenaide


[ニュース] CUBERS

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