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2017/04/09 22:00

 

GANG PARADE、2度目の全国ツアー大阪編ーー私たちが掲げているのは「みんなの遊び場」です

 

GANG PARADEが、自身2度目となる東名阪ワンマン・ツアー〈GANG PARADE BODY&7SOUL Tour〉を4月9日(日)よりスタート。ツアー初日となる大阪公演をLIVE SQUARE 2nd LINEにて開催した。

昨年10月に開催された初の東名阪ツアー〈Barely Last TOUR〉名古屋公演ではキャン・マイカが加入、新宿BLAZEで行われたツアー・ファイナル〈GANG PARADE Barely Last TOUR Final〉ではココ・パーティン・ココ、ユイ・ガ・ドクソン、テラシマユウカの3名が加入、現在の7人体制となった。

そこから約半年。7人体制で活動を続けてきた彼女たちにとって初となるツアーが今回の〈GANG PARADE BODY&7SOUL Tour〉となる。

そんなツアーを直前に控えた4月2日(日)、横浜赤レンガ倉庫イベント広場にて開催されたフリー・イベント〈WACK EXHiBiTiON〉で、カミヤサキとBiSのアヤ・エイトプリンスの期間限定レンタルトレードが発表。本ツアーは、カミヤサキがレンタル移籍前最後の7人体制でのツアーとなることとなった。

本レポートでは、そんな激動の最中にいるGANG PARADEの7人による全国ツアー、大阪公演の様子をレポートする。

■ライヴ直前、カミヤサキの想い

ライヴがはじまる直前、5月よりBiSへレンタル移籍になるカミヤサキに大阪ワンマンに向かう気持ちについて話を訊いた。

カミヤサキ : 関西はプラニメを始めた当初から1番来ている場所なので、昨日だったら(関西での)対バン・イベントは最後だし、今日だったら(関西での)インストアは最後だなと思ってライヴをしました。いままではライヴで勝手に追い詰められて自分が苦しんじゃうことが多くて、お客さんの顔をちゃんと見てあげられないことがけっこうあったので、今日は1人1人ちゃんと目に焼き付けて、今日を更新できるようがんばりたいと思います。ハッピーな楽しい1日にしたいと思います!!

■初期衝動に満ちたツアー初日の幕開け

定刻の18時になり暗転、SEのなかステージに現れた7人。全員が揃うと「Happy Lucky Kirakira Lucky」のイントロがなりツアーは幕をあけた。

まず驚いたのは、客席の熱量の高さ。まるで新人グループのライヴのように初々しい現場感。初期衝動に満ちた大きなコールが会場中を駆け巡った。会場内にある鏡もすでに曇っており、満員の会場はすでに最高潮のヴォルテージを記録している。

「〈GANG PARADE BODY&7SOUL Tour〉in 大阪ーーーー!! 私たち、エンジョイプレイ、みんなの遊び場、GANG PARADEです。この大阪が、私たち7人にとって初めてのツアーで、幕開けとなります。今日はここにいるみなさんと一緒に遊んで、一緒に楽しい時間を過ごしましょう!!」

各々の自己紹介とともに挨拶をかわすと、立て続けてに楽曲を披露していった。

途中、4月25日リリースのシングル『FOUL』よりカップリング曲の「Close your eyes」がライヴ初披露された。キャン・マイカが作詞した楽曲で、落ちサビ部分でマイカのダンスがフィーチャーされるなど、これまでの楽曲とは違う美しく怪しげな雰囲気に客席は見入っていた。

そして、今年2月に中野heavysick ZEROで行われた4日間連続ワンマン・ライヴ〈GANG PARADE 4days!!〉で繰り広げられたように、この日もドクソン、ユウカ、ココを中心に新ネタ(?!)のコントが繰り広げられた。彼氏がいるいないという話から、カミヤサキのBiS移籍までネタにしたコントに、会場からは大きな笑いが起こった。

■絶対に届くと信じている夢に向かって

「〈GANG PARADE BODY&7SOUL Tour〉大阪公演、いよいよ終盤戦です! みなさん、まだいけますかー? まだまだいけますかーー? もっともっと盛り上がっていけますかーーー? その調子で声出して踊って最後まで遊び尽くしましょう! これから私たちは最高のストーリー作り上げましょう!!」

ヤママチミキがMCで盛り上げると「don't forget me not」へ。そのまま疾走感のある曲が続いていき、客席の熱は一向に下がる気配はない。

そして、本編最後の曲を歌う前にテラシマユウカがマイクを手にした。

「次の曲は4月25日に発売になる私たち7人での2枚目のシングル「FOUL」です。私たちには絶対に届くと信じている夢があります。いまはまだまだだけど、着実に向かっていっています。歩みは止まらないし…」

そういって少し間を開けると、力強い気持ちのこもった声で

「誰にも絶対に止められません!!」

と叫んだ。

これまで以上に大きな拍手と歓声のなか、7人のGANG PARADEで作詞をした新曲「FOUL」を歌い、まったく熱が下がることのないまま本編は幕を閉じた。

■鳴り止まぬアンコール、GANG PARADEの大切な根本

当然のように起こるアンコール。「まだ足りない」というアンコールが会場内をこだまする。しばらくするとステージ上のライトが明るくなり再び7人が登場した。

ユメノユアが感謝の気持ちとともに、こう話しはじめた。

本日は、ツアー初日、大阪公演にお越しくださり、本当にありがとうございます。ご存知の方が多いと思うんですけど、私ユメノユアとテラシマユウカは、先週まで5泊6日のWACK公開オーディションの合宿に参加させていただきました。この合宿を通して、候補者のみなさんや、BiS、そしてBiSHから、本当にいろんなことを学ばせていただきました。

そんな合宿で1番心に刺さった出来事がありました。それは、他のグループに比べてGANG PARADEが全然知られていないし、GANG PARADEの曲だけ知らない… そんな現状がありました。とても目を背けたくなる現実だったけど、向き合わなければいけない、GANG PARADEの現状でした。

でも、私たちが掲げているのは「みんなの遊び場」です。みんなで楽しい場所を作るためには、まず私たち自分たち自身が楽しまなければならない。活動において本当に本当に大切な根本に気づくことができました。

そして、このツアーが終わって、5月からはメンバーのカミヤサキがBiSへ、そしてBiSからアヤ・エイト・プリンスがGANG PARADEに移籍します。9月末までの期間限定で移籍になりました。私がGANG PARADEの中でも1番になりたいし、もっともっとメンバーもGANG PARADEも引っ張っていける存在になります。そして、ここにいるみなさん、みんなで一緒にもっともっと楽しい遊び場を作っていきたい。そう思っています。サキちゃんがいなくなったあとも、アヤが入ってきた4ヶ月も、これからいろんな出来事があると思うんですけど、すべて全力で本気で楽しんで、これからもGANG PARADEとして活動していきたいと思います。なのでこれからもGANG PARADEをよろしくお願いします!

鳴り止まない客席の拍手に「最後に私たちGANG PARADEの原点であるこの曲を歌いたいと思います」と宣言し、最後は「Plastic 2 Mercy」を遊び人(※GANG PARADEファンの呼称)とともに全力で歌い踊り、それまでの熱気をさらに上回るような爆発力とともにツアー初日は幕を閉じた。

■そしてツアーは、名古屋、東京へ

5泊6日の合宿オーディションに参加したユメノユアとテラシマユウカの成長はもちろん、合宿に参加はできなかったメンバーたちの気持ちも入ったライヴだった。その様は、まるでグループがはじまったばかりのような新鮮さと熱量に溢れたものだった。名古屋、そして東京でのツアーがどのような盛り上がりを見せていくか、見逃すわけにはいかなさそうだ。(西澤裕郎)

photo by Jumpei Yamada

(※4月10日10時30分、「Close your eyes」部分のレポートを追記しました)

■TOUR公演詳細
〈GANG PARADE BODY&7SOUL Tour〉

2017年4月9日(日)[大阪]LIVE SQUARE 2nd LINE
時間 : Open 17:00 / Start 18:00

2017年4月22日(土)[名古屋]daytrive
時間 :
①Open 13:30 / Start 14:00
②Open 18:30 / Start 19:00
※1日2回公演

2017年4月30日(日)[東京]下北沢SHELTER
時間 : Open 11:00 / Start 11:30

【シングル情報】
GANG PARADE / FOUL
発売日:2017年4月25日(火)
レーベル:T-Palette Records
品番:TPRC-0174
価格:1000円(税抜価格)+税
収録内容:
1. FOUL (作詞 : GANG PARADE!! / 作曲 : 松隈ケンタ)
2. Close your eyes (作詞 : キャン・マイカ / 作曲 : 松隈ケンタ)
3. FOUL(inst)
4. Close your eyes(inst)

・Soundcloud
https://soundcloud.com/gangparade

・OTOTOY
http://ototoy.jp/_/default/p/73670


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