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2016/09/26 21:15

 

「ようやくスタートラインに立てた」ハルカトミユキ、約束の野音で47都道府県ツアー完走!!

 

photo:山川哲矢

昨年10月、日比谷野音でのフリー・ライヴにおいて発表され、そのまま1年かけて実施してきたハルカトミユキの〈‘LIFE’ツアー〉。そのファイナルが、9月24日(土)に同じく野音で行なわれた。

当日はあいにくの雨だったが、ステージ奥のスクリーンにMVが大きく映し出される会場に、全国から続々とファンが集まった。そして、雨が小降りになったところで開演。メンバーが登場し、オープニングナンバー「世界」が始まると、1年間待ち続けてきたファンからは歓喜の声が上がった。

4曲目「春の雨」では、ハルカ(Vo&Gt)の歌がひときわ伸びやかに雨空に響き、「こっちへおいで」の一言で始まる演劇調のMCを経た8曲目の「奇跡を祈ることはもうしない」では、壮大なアレンジを響かせて会場を制圧! 曲が終わった瞬間にすべての音が消え、一息入れてから万雷の拍手が起こった。

昨年のフリーライヴ用に作られた「宇宙を泳ぐ舟」では、観客がかざすサイリウムの光が辺りを包み、最新アルバム『LOVELESS/ARTLESS』からのダンス・ナンバー「Are you ready?」~「見る前に踊れ」に雪崩れこむと、映像を効果的に使った演出でアッパーに振り切った。

「歌が安っぽい励ましじゃなくて、生ぬるい同情じゃなくて、この野郎って歯を食いしばりながら戦って生きてきた人への、かすかな光であるように」――そんなMCから、本編最後はニュー・アルバムのオープニング・ナンバー「光れ」を披露。爽やかなナンバーが感動を運び、2人はステージをあとにした。

すると、スクリーンには昨年の野音フリー・ライヴで初披露された「LIFE」のリリック・ビデオが! 昨年から始まった47都道府県のツアー・ロールもが流れ、このファイナルまでの道のりがどれだけ長かったかを伝えていた。映像が終わるとメンバーが再登場し、アンコールがスタート。

アンコール冒頭でハルカに促されて、ミユキ(Key&Cho)が話し始める。普段めったに長く話さない彼女から出てきた言葉は、1年に及ぶこのツアーでの人との出会いのこと。その途中で行なわれたアルバム制作でようやく自分が何をすべきか、どうあるべきかを自問自答する日々から解放されたこと。そして、会場に来てくれたファンへの感謝だった。「私はこのツアーでようやくスタートラインに立てた」と話す彼女に、オーディエンスは大きな拍手を贈った。

さらに、ハルカが今日のために歌詞をすべて書き換え、アレンジもまったく別モノに仕上げた「LIFE」の続編「LIFE 2」について語り始め、いよいよ初披露。「旅の果てにあったモノは、変わらぬ自分であり、変わらない今日だったけど、答えなんてすぐに出しちゃ駄目なんだとわかった」という、リアルな体験を基に綴られた歌詞がスクリーンに映し出される中、涙を流す観客が続出した。

また、2012年のインディーズ・デビューから来年で5周年を迎えるハルカトミユキ。それを記念して、アニヴァーサリー・ツアーの開催も発表となった。ハルカトミユキが結成後初めてライヴを行なった日・場所である、2月16日(木)の池袋マンホールからスタートする東名阪ツアーで、ファイナルは赤坂ブリッツとのこと。

アンコールのラストは、希望の歌である「ドライアイス」。1年間に及ぶ長いツアー、1年ぶりとなる野音でのワンマン・ライヴが大盛況で幕を閉じた。(田山雄士)

【〈ハルカトミユキ LIVE TOUR 2016‘LIFE' FINAL −約束の地・野音!〉− 2016.9.24 日比谷野外大音楽堂 セットリスト】
01.世界
02.バッドエンドの続きを
03.Hate you
04.春の雨
05.Pain
06.Vanilla
07.シアノタイプ(acoustic)
08.奇跡を祈ることはもうしない
09.夜明けの月
10.宇宙(そら)を泳ぐ舟
11.Are you ready?
12.見る前に踊れ
13.tonight
14.DRAG & HUG
15.振り出しに戻る
16.ニュートンの林檎
17.青い夜更け
18.光れ
ec1.LIFE 2
ec2.ドライアイス

〈HARUKATOMIYUKI +5th ANNIVERSARY TOUR 2017〉
2月16日(木) 東京 池袋マンホール(Special Live)
2月18日(土) 愛知 名古屋 SPADE BOX
2月19日(日) 大阪 心斎橋BIGCAT
2月25日(土) 東京 赤坂BLITZ

・ハルカトミユキ オフィシャルサイト
http://harukatomiyuki.net/

photo:山川哲矢

photo:山川哲矢

[ニュース] ハルカトミユキ

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