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2016/08/04 17:30

 

どついたるねん、レア曲も披露!! 充実のnestワンマンをレポート

 

2016年7月21日(木)、〈どついたるねんニューシングル発売記念ワンマン・ライヴ〉がTSUTAYA O-nestで開催された。

どついたるねんは、2007年に先輩(Vo)、ワトソン(Vo)、山ちゃん(Vo)、うーちゃん(Vo)を中心に結成。紆余曲折を経て2014年から、DaBass(Ba)、浜(Dr)、ファック松本(Gt)、小林4000(Key)を含めた現体制で活動している。レゲエやダブからロック、AORやシティポップなど枠にとらわれない演奏と作品群で東京のインディ・シーンでも特異なポジションを得ている。

今年初頭に開催された47都道府県単独ツアー(東京では2公演)でのリキッドルーム・ワンマン以来となる今回のワンマンは『緊張の糸 / 本気で好きな人』の発売を記念したもの。当日は渋谷O-nest 6階のエントランスフロアで4曲入りのニュー・シングル『緊張の糸/本気で好きな人』の特殊パッケージ仕様版(7/27からタワーレコードで発売)が先行発売され、それに併せ、ニューシングルのアートワークを使用した柄のビーチサンダルやTシャツも発売された。

ライヴでは計24曲の作品が立て続けに演奏された。フロアが暗転すると同時に、レーベルの冠名にもあるブルーハーツ「TRAIN-TRAIN」をBGMに、ステージ上にあるスクリーンにメンバー紹介映像が流れ、ライヴは幕を開けた。オープニングまで談笑に時間をつぶしていたファンも1曲目の「生きていれば」から男女問わずフロアで躍動。ムーディな曲調とは相反するようにモッシュを起こすファンからはどついたるねんの登場をジリジリと待ちわびていた様子が見て取れた。

ライヴは枠にとらわれず様々な音楽ジャンルを縦横無尽に駆け巡るセットリストで進み、ムーディ・熱狂・ゆったり・ユーモラスといった言葉がどれも当てはまるようなカオスなステージを繰り広げた。DaBassのスラップがO-nestの空間をうねらせそれに呼応するようにオーディエンスもハイに。S.L.A.C.K.に扮したカメラマンがステージに現れフロアを煽るも、オーディエンスがキョトンとしてしまう一幕も見られたほか、山ちゃんがフロアの天井にぶらさがったり、多くのハプニングを連発し自由奔放に進める今回のライヴにはリーダーである先輩が「ワンマンだしね!」とホームの利を強みに、ファンのへの信頼と自分たちを貫く強い姿勢を見せた。また、セットリストには『UNCHAIN』や『1986』なども選曲され、旧くからどついたるねんの活動を見てきたファンを唸らせた。

ライヴ終盤では「気合入れろ!」とファンを煽って「アメリカ」、そして新曲の「本気で好きな人」というムーディなナンバーを立て続けに演奏。

どついたるねんの夏曲「情熱なんていらねぇよ夏」「ロングホットサマー」もライヴ中盤に演奏され、アンコールではグッズで受注生産される「どついたるねんアロハ」を全員が着用して登場するなど、季節ならではの演出も施された。

結成から9年のキャリアを持つどついたるねんは、音楽に限らずファッションブランド『BEAMS』の秋冬メンズモデルや四谷Outbreak! で行われたアダルトビデオメーカー『HMJM』によるアダルトビデオ兼ライヴの出演など、またソロでは先輩が「keisuke miura」名義でアパレルショップを出店したり、うーちゃんがDJ ken isiguro名義でDJ活動をするなど、枠にとらわれずマルチな活動を続けてきた。昨年はバンドの映画も全国で上映され、全国に名をはせるようになったどついたるねん。

今年の1月から3月にかけて敢行された全国47都道府県ツアーを恵比寿リキッドルームの1000人のオーディエンスを沸かせて締めくくったどついたるねんは、ニューシングル発売を切り口にTSUTAYA O-nestで再びワンマン・ライヴで口火を切った。規模によらず変わらないどついたるねんの姿勢と柔軟性がうかがえるワンマン・ライヴとなった。(椿拓真)

写真 : 塚本弦汰

〈〜どついたるねん「緊張の糸 / 本気で好きな人」ニュー・シングル発売記念ワンマン・ライヴ〜〉
2016年7月21日(木)渋谷 TSUTAYA O-nest

・どついたるねん
http://dotsuitarunen.tumblr.com

・どついたるねんの作品はOTOTOYでも配信中
http://ototoy.jp/_/default/a/82604


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