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2015/03/21 13:00

 

【夏の魔物10回記念開催決定!】DPG、自由な鳥のように改名して〈夏の魔物〉へ-OTOTOYライヴレポ

 

3月20日(金)新宿MARZにて〈夏の魔物~DPGハウスショー12~〉がおこなわれ、今年第10回を迎える〈AOMORI ROCK FESTIVAL~夏の魔物~〉が9月12日(土)青森県平内町の夜越山スキー場で開催されること、そして夏の魔物のホストユニットであるDPG が改名して「夏の魔物(NATSU NO MAMONO)」となることが発表された。

回を数えること12回となる「DPGハウスショー」。二丁目発のアイドルユニット・二丁ハロ、HINA(ex.Tomato n' Pine)とYURIAによるユニットFaint⋆Star、そして北欧の風にのってDPGイベントに初登場、バニラビーンズが前半に登場。

「夏の魔物、まだ出させてもらったことないんですよね! スケジュール空けてるんですけどね。掟ポルシェさんとかとくっつけてくれても良いですし、杉作J太郎さんとも絡めるアイドルといえばバニラビーンズですから。」と出演意欲を見せたバニビのライヴが「有頂天ガール」で終わると、ステージには見慣れない4人組が。ブラックタイガー風マスクマンがマイクを握る。「私たちはブラックDPG の新メンバーだ!」。現れたのはすでに先日イベントデビューしているザ・グレート・マリナをはじめブラック・ムーン、クラッシャー・BB・みどりちゃん、アヤチ・ザビという面々。まだまだ悪になりきれていないのか、緊張気味の4人。若干たどたどしいMCに対し「初々しいねえ! 顔を塗ったり色々設定があるんだね。大変な設定は背負うもんじゃないよぅ!」とステージ慣れした余裕でアドバイスを送るレナとリサ、お客さんと一緒にエア乾杯。続いてステージには南波志帆、プロレスラーアイドルユニット・ガトームーブ、カミヤサキ&ミズタマリによるプラニメのライヴ。それぞれまったく異なる個性を発揮してイベントを盛り上げ、バニビ同様「夏の魔物に出た~い!」とアピールする者も。

「CRASH」が流れ、のぼりを手にした新生ブラックDPGが登場。都が「私の歌を聴けー!」と「バンキュッボン」を歌いだす。本日で卒業となるタイガーノノコを含む最初で最後の7人組ブラック。ステージの上はかなり壮観で、「なんだかよくわからないがともかくカオス」と思わせられるライヴだった。“全ての世の中にファックユー!”とスクリームしてからの「デス・デス」では、フロアではクラウドサーフするファンも。

ブラックDPGと入れ替わりに、DPG+塚本舞&アントーニオ本多が登場。センターにアントンを配し、2ndシングル「恋シチャイナRPG」をプレイ。サイリウムを振り盛り上がる観客たち。マッスル坂井Tシャツに赤い革ジャン姿の成田大致、リーダーの風格漂う大内ライダー、本隊に戻りすっかり本来の姿に戻ったケンドー・リリコ、そして再びDPGのステージに帰ってきた塚本舞。アントンは何故かライヴ中にサングラスをかけてハンサムぶりをアピール。

「みなさ~ん! ありがとうございます!」とMCをしていると機械獣が客席から現れ、アントンがDPGファイトに突入。今日のところは敵をアントンに任せ、ステージではファイティング・ミュージックとして「キカイノココロ」を久しぶりに披露。後半ではライダーがソロ・パートでボーカルを担当。これまでのDPG楽曲が新たに生まれ変わっている。曲が進む間も戦い続けるアントンが機械獣を退けると勝利を祝うように「爆裂レボリューション」へ。舞と成田のツイン・ボーカルはすっかりDPGの新しいスタイルとして定着したようだ。力強いボーカルを聴かせる舞に観客から「すげぇ!」の声も上がっていた。

「みなさん、愛してま〜す☆」と100年に一人の逸材・舞の言葉と共に始まったのは「サマーロマンサー」。途中、リリコがステージ前方に出て観客に支えられながら歌う。初期DPG魂の伝道師としての誇りに満ちた晴れ姿だ。DPGは休むことなく曲を連発。最後はもちろん、デビュー曲「リングの魔物」。観客にダイヴ、クラウドサーフしながら熱唱する成田、ライダーも上半身の装備を脱いでヘドバン。舞も汗だくでパフォーマンス。観客と一体となった全力ライヴを終えた。

曲が終わり、大音量でTHE BEATLES「FREE AS A BIRD」(ジョン・レノンが遺した曲に残りの3人がダビングして作った曲)が流れる中、アントンがMC。「この曲は“鳥のように自由になれることはこの世で2番目に大事なこと”だという歌い出しなんですが、ジョンよ、1番大事なものはなんなんだ!?…私にはわかりません。とにかく俺たちの戦いは終わらない!」とエンディングを締めた

しかし、今日のハウスショーはまだ終わらない。ステージに突如スライドが登場。成田大致による煽り(?)パワーポイント「野外フェスティバルによるホストユニットの活用方法」が始まった。尊敬してやまないスーパー・ササダンゴ・マシンことマッスル坂井へのオマージュともいえる煽りパワポはまず自ら“成田大致とは何者か?”の説明からスタート。そして「DPGを有名にしたい!」というテーマの元、DPGの現状を説明。「今のDPG及びブラックDPGは早急に経験値をあげた方が良い⇒経験値を上げるために、大きな舞台でライヴをおこなう必要がある⇒つまり…」というなんとも無理やりな流れの中、10回記念となる〈夏の魔物〉の開催を発表! さらに課題として「そもそもDPGに夏の魔物ホストユニットとしてのイメージはあるのか? ⇒ないから、「DPG」改め「夏の魔物(NATSU NO MAMONO)」に改名します」とこちらも無理やりな流れの中大発表。「マジか~!?」というお客さんの声に対し、「とにかく夏の魔物に向けてアゲてアゲていきましょう! 本日はありがとうございました!」となんとも成田らしい煽り(?)パワポで発表を行った。

10回記念となる〈夏の魔物〉がついに動き出した。と共に、DPGがここにきて改名するというまさかの展開に。果たして9月12日に向けて社長・成田大致、リーダー・大内ライダー率いるDPGいや、「夏の魔物(NATSU NO MAMONO)」は何を魅せてくれるのだろうか。「選ばれし者の恍惚と不安、二つ我にあり」。まさにStarting Overとなったこの日のイベントを境に新たな目線で彼らの活動に注目しよう。(岡本貴之)

〈夏の魔物~DPGハウスショー12~〉
2015年3月20日(金)新宿MARZ
出演:プラニメ / バニラビーンズ / Faint⋆Star / 南波志帆 / 二丁ハロ / ガトームーブ / DPG+塚本舞 / ブラックDPG / アントーニオ本多

〈セットリスト〉
●ブラックDPG
1. バンキュッボン
2. デス・デス

●DPG+塚本舞withアントーニオ本多
1. 恋シチャイナRPG
2. キカイノココロ
3. 爆裂レボリューション
4. サマーロマンサー
5. リングの魔物

★成田大致による煽り(?)パワーポイント「野外フェスティバルによるホストユニットの活用方法」★


[ニュース] DPG VS ブラック DPG, POP(プラニメ), 南波志帆

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