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2014/04/04 20:00

 

熱き男の熱き音楽——マヌ・チャオを描いた『MANU&CHAO』が訳出

 

レゲエやラテン音楽ファン、パンク好きなどなど、幅広く熱狂的なファンを持つスペイン系フランス人歌手、マヌ・チャオ。彼に関する書籍がめでたく日本語訳出される。

マヌ・チャオと言えば、ラテンなリズム感をベースにパンク、スカ、ダブ、レゲエ、ラテン、アフリカンなどを取り込むミクスチャーで“熱い”その音楽性もさることながら、そのレベルな歌詞やスタンスも“熱く”、大きな魅力となっている。世界中、そしてここ日本にも熱狂的なファンを持っている。

このたび訳出された『MANU&CHAO』は、ポーランド人イラストレーター、ヤツェク・ヴォジニアクによる、マヌに関する書籍だ。音楽性はもちろんのこと、彼の社会的な支援活動など音楽以外の活動も扱うなど、日本語ではなかなか入手しづらい彼のそういった側面も理解するのに非常に助けになるテキストとなるだろう。またそうした内容の上に写真、イラスト、コラージュなどでヴィジュアル・ブックとして構成されており、目で見てもその多様なカルチャーが集まり、表現している彼の魅力が伝わってくる、そんな構成の書籍となっている模様だ。

翻訳は音楽ライターとしても知られる鈴木孝弥。そして監修には、海老原弘子とOTOTOYでもおなじみ、大石始という鉄壁の布陣! 彼らによる、ある意味で日本から見え難い部分を補完するような註釈も掲載されている模様で、これまたその理解には非常に助けになるだろう。

発売は4月21日の予定。
(河村祐介)

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