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2014/02/21 11:00

 

BUFFALO、ハイレゾ・オーディオ用製品ブランド“DELA”発表

 

ハイレゾ・オーディオ用のNASをリリースするなどデジタル・ファイル・オーディオ向けの製品も発売している、PC周辺器機大手BUFFALOが、2月20日に行われた発表会にてハイレゾ・オーディオに特化した製品を発売するブランド”DELA“を立ち上げ、新規開発のハイレゾ・デジタル・オーディオNASを2種、LANケーブルの3製品を発表した。

ハイレゾ・オーディオNAS『N1A』とハイエンド・モデル『N1Z』、そしてLANケーブル『C1AE』だ。

両NASは、これまでバッファローが発売してきた、DSD配信に対応したオーディオ用NAS“LinkStation”「LS421D」からさらに一歩踏み込んだNASで、オーディオに“特化”というよりも、「オーディオ器機としてのNAS」として設計されたものと言えるだろう。

『DELA N1Z』

写真のように、そのアルミ筐体はいわゆるPC周辺機器ではなく、アンプなどともにオーディオ器機として並べられても遜色ないデザインとなっている。もちろん、それはデザインだけではなく、すべて日本製であることや、内部構造や電源、パーツ、組立まで徹底して“オーディオ器機”としてとして作られていることがサウンドに対して最も重要な特徴だ。とくにハイエンド『N1Z』は、市場予想価格が70万円以上(価格はオープン)とその価格から、音に対するこだわりが、ハイエンド・オーディオと同レベルであることがわかる(『N1A』もオープン価格で、予想価格は15万円前後)。

『DELA N1A』

『N1A』は、3.5インチ・ハードディスクが1TB×2機搭載されているが、ハイエンド・モデル『N1Z』はグループ企業の株式会社バッファロー・メモリの新開発によるハイレゾ・オーディオNASカスタムSSDを512MBを2機搭載。徹底した構造やシステムによるサウンドへの干渉を抑えている。

また、音質面だけではなく、操作面でも細かな配慮がなされている。ひとつはディスプレイの搭載によって、PC接続なしでもネットワーク状況やディスク使用量、楽曲タイトルが確認でき、さらには各種設定もスタンドアロンで行える。また各種ボタンにしても、高級オーディオ機器と同様の質感を目指したという。いわゆるPC器機のスタンダードではなく、オーディオ機器の感覚で作られているのだ。

発表会に登壇したオーディオ評論家の角田郁雄氏もこれらのハイエンド器機としてのこだわりを「NASではなく、ハイレゾ・デジタル・トランスポーターと呼びたい」と評した。

双方ともDSD、11.2MHzまでに対応、さらにはPCMも32bit /192kMzまで対応し、現在スタンダードになってる規格よりも1ランク上まで対応していると言え、今後のさらに多様化するファイル形式も対応できそうだ。
(河村祐介)

詳しくは「DELA」ブランドのホームページにて。
http://dela-audio.com/

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