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2014年01月08日17時45分

 
〈WARP〉の伝統を継ぐ新鋭、ニュー・アルバム・リリースに先駆けMV公開
 

この人がパテン、どうやら黒人アーティストの模様

名門〈WARP〉より、謎の新人がアルバムをリリースする。その名前はパテン(patten)。その正体に関する詳細は、まだ、ない。が、そのサウンドは〈WARP〉の伝統の中心たるエレクトロニック・ミュージックのスタイルを継承した感覚に溢れている。そんななかアルバム・リリースに先駆けて、新曲「Drift」のMVが公開された。まずは、なんの先入観もなしにそのサウンドに耳を傾けてみよう。

いまやエレクトロニック・ミュージックに縛られないカッティング・エッジ・レーベルとしてシーンを牽引する存在となっているレーベル〈WARP〉。そのスタートはブリープ・テクノにはじまり、1990年代に入ると“アーティフィシャル・インテリジェンス”と銘打って、ダンスにとらわれないエレクトロニック・ミュージックの楽しみ方を提案した。その流れはご存知のように、2000年代にはエレクトロニカを生み、恐らくだが遠巻きながらポスト・ダブステップの進化などにも影響を与えている。

この〈WARP〉が今年の頭にリリースするのがパテンだ。UKのプロデューサーであること以外は、いまだに詳細は公開されていていないが、どちらかと言えばチル・ウェイヴ的な文脈の流れにあるレーベル〈No Pain In Pop〉から2011年にアルバム『Glaqjo Xaacsso』をリリースし、じわりじわりと注目を集め、このたび、名門〈Warp〉からのアルバム『ESTOILE NAIANT』のリリースが2月19日に決定したのだ。現在、このアルバムの先行リリースとなっているシングル「EOLIAN INSTATE」が同レーベルからリリースされているが、そのサウンドはベース・ミュージック以降の音圧感に、繊細な電子音がきらめき、まさに過去現在の〈Warp〉を結んだ、そのサウンドの正統な後継者といった感覚のものだ(「EOLIAN INSTATE」はOTOTOYからも絶賛配信中)。

たとえばアクトレスやローレル・ヘイローなどとともに、新たなエレクトロニック・ミュージックの地平線を切り開くアーティストになりそうだ。アルバムが楽しみで仕方がない。
(カワムラ)

patten「Drift」PV(2月19日発売の『ESTOILE NAIANT』)より