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2013年12月08日00時10分

 
ジョン・レノン スーパー・ライヴで陽水、miwa、TOSHI-LOWらが熱演――OTOTOY最速レポ
 

12月7日土曜日、日本武道館で毎年恒例となったジョン・レノン スーパー・ライヴがおこなわれた。今年で13回目を数えるこのイベント。井上陽水、OKAMOTO'S、the HIATUSの細美武士、MONKEY MAJIK、miwaら初出演のアーティストも多く新鮮なラインナップとなった。

開演前には「パワートゥザピープル」や「イマジン」が流されている。場内が暗転し、スクリーンにジョンレノンの姿が映し出されると大きな拍手が起こりさあ開演だ。1940年からジョンレノンの生涯を追った映像が流され(「感じたままを言うだけさ 誰にも止められないよ」というメッセージが胸に迫る)映像が終わるとLOVE PSYCHEDELICOのNAOKIが「All you need is love」のサビをギターで鳴らし、THE BAWDIES のROYがステージに。「今ここで楽しむ事が明日のパワーに繋がると信じています! だからみなさん立って貰えますか!?」の声に観客が一斉に立ち上がる。曲は「Slow Down」そして「Bring It On Home To Me」とジョンがカバーしたロックンロール、ソウルナンバーを取り上げる。観客とのコール&レスポンスで初っ端から大いに盛り上げた。

続いてMONKEY MAJIK「仙台から来ました!」と一声あげてから「I Feel Fine」「I Wanna Hold Your Hand」とビートルズ・ナンバーを連発。ミディアム・テンポでじっくりと観客を温めた。入れ替わりで登場したmiwaは紅白出場が決まった効果もあるのか大きな拍手。「初めて出演させて頂きます! 心を込めて歌います」と「Across The Universe」をアコースティック・ギターで歌うと、早くも場内はペンライトが揺れている。miwaのどちらかといえば幼いような声が徐々に力強く伸びやかになっていく。そしてなんと次の曲は「IMAGINE」。場内からもどよめきが起こったが、その確かな歌唱力に前半から早くも感動的なムードが武道館を包んだ。続いて山村隆太(flumpool)が登場すると黄色い声援が飛ぶ。「初めてのソロで緊張してますが精一杯歌います!」とビートルズから「In My Life」、そしてビートが強調されたアレンジで「Ticket To Ride」。手拍子に乗って爽やかな歌声を響かせた。

ジョン・カビラがチャリティについての意義を説明。世界中の子供達への想いがこのイベントにあることを話すと静まり帰り皆が耳を傾ける。OKAMOTO'Sが登場。オールド・ロックに精通したバンドらしく、一曲目は「Yer Blues」でどっぷりハードなブルースを演奏。間奏では激しくシャッフル・ビートを叩きつけるリズム隊に乗せてVoのオカモトショウがブルースハープを奏で、よりブルージーに。たて続けに「Hey Bulldog」で激しくロックなジョン・レノンの世界を表現。

チャリティにより建てられた世界中の学校が映像で紹介されたあとに小走りにステージに現れたのはthe HIATUSの細美武士。「こんばんは細美武士と申します! 俺も座って歌うから皆も座って聴いていいよ!(笑)」と観客を座らせ、子供の頃の思い出を語る細美が「今年40歳になったんですけど…」と話すとどよめく観客。「別にボトックスとかやってないからね(笑)」と笑わせてから歌い出したのは中学の時初めてコピーしたという「Please Please Me」。「カモン! カモン!」と観客が自然にコーラスで盛り上がる。「こんなにリアクションの良いお客さん初めてだから、俺のライヴにも来てください(笑)」。続いて観客が揺らすペンライトを見て「ステージの電気も消して!」と場内を暗くし、ペンライトの灯りが壮観な中「No Reply」を歌い、ステージを後にした。入れ替わりで登場したのはTOSHI- LOW×箭内道彦。「紅白に一回出ちゃうと、今年落ちた~!って思っちゃうんだよね(笑)」といったMCで観客の笑いを誘った後はTOSHI-LOWが細美と2人で最近東北でライヴをおこなったこと等を話し、「今、ジョン・レノンが生きてたら、清志郎が生きてたら、どんな歌を歌っただろう? 今俺にどんな歌を歌えって言うだろう?」と言うMCから「Mind Games」をスクリーンに映る原発作業員の方々の映像と共に歌い出す。途中から日本語詞で叫ぶように歌うTOSHI-LOW。演奏が終わり2人がステージを後にしても、し ばらく拍手が鳴り止まない名演だった。

絢香はアコースティック・ギターを伴奏にアレンジされた「Revolution」をブルージーゆったりと。「Jealous Guy」では歌唱力を存分に武道館に知らしめた。Coccoがステージに上がりオノ・ヨーコの「あなたの故郷」という詩を朗読。そして元ちとせがオリエンタルな雰囲気の「Tomorrow Never Knows」から繋げて「She Said She Said」で迫力のボーカルを聴かせる。浅井健一はダークな照明の中「Come Together」を披露。エンディングをアレンジして浅井の世界に引き込み、さすがの存在感を見せる。「俺はLOVE&PEACE&STUDYだと思っとって、人間が何をしてきたかを学ばないと、また同じ事を繰り返すと思うから」とのMCから「Help!」でステージを後にした。LOVE PSYCHEDELICOはマニア振りを感じさせる選曲「Glass onion」「I am The Walus」を熱演。

いよいよ大きな歓声に迎えられて井上陽水が登場し、「I Call Your Name」を歌い出す。「みなさんお揃いで! 私はこのライヴの責任者じゃないですけど、ありがとうございます」
と独特のMCに観客からはなんとも言えない笑いが起こる。「次はコーラスが必要な曲なんで、友達を呼びます、奥田民生!」とこのイベントの常連、奥田民生を呼び込む。「民生にはコーラスだけじゃなくてベースも弾いてもらいます。最近は全部の楽器を1人で演奏したアルバムも発売してますのでよろしくお願いします」と民生に代わり宣伝を(笑)。2人の掛け合いMCで場内を和ませつつ、「You're Going to Lose That Girl」をキーボードのポップな音色が可愛らしいアレンジで。「私はビートルズに影響を受けてるんですけど、みなさんからしたら、だからなんだって話なんですけど」等の陽水のMCに腕時計を指して時間が無いことをアピールする民生がスクリーンに映り観客から笑いが起きる。ドラマチックなアレンジを施された「LOVE」で見事なボーカルを聴かせ、陽水がステージを後にすると、奥田民生が残り「今回、陽水さんの世話も頼まれたもんですから、自分のやる曲は簡単なやつにしました(笑)」とハーモニカを吹き「Love Me Do」「Please Please Me」を。

演奏が終わるとオノ・ヨーコを呼び込む。「また来ました! サンキュー、懐かしいわ!」ヨーコはこのライヴで最も激しいサウンドに乗せてディレイが深くかけられたボーカルをスクリーム。パフォーマンスを終えステージを降りるとジョン・カビラがステージに上がりバンドと今日の出演者を紹介し、ほぼ全員がステージに。ヨーコの80歳のバースデーを祝うため出演者がハッピー・バースデーを歌い、特別ゲストのドラえもんが登場、ヨーコを祝う。そしてスクリーンに斉藤和義、吉井和哉からのバースデー祝いのメッセージが流された。ペンライトでメッセージを伝える“オノコード”で「アイラブユー」と表して場内に一斉にライトが灯されると、「Happy X'mas(War is Over)」が始まり、全員で大合唱。曲は「Power to the people~Give Peace A Chance」と続き、最後にヨーコが「秘密保護法、やっちゃいましたね。だけどね、“国民保護”をしてもらった方が良いですよね。1人で見る夢はただの夢だけど、みんなで見る夢は現実になるの。イマジン、ピース!」と最後に全員で「Imagine」を歌い、今年のイベントは幕を閉じた。日本を代表するアーティスト達が見事なパフォーマンスでジョンの名曲達を、そしてジョン・レノンの魂を伝えてくれたことがとても頼もしく、生きる希望を貰えたようなライヴだった。(岡本貴之)

〈Dream Power ジョン・レノン スーパー・ライヴ〉
2013年12月7日(土)日本武道館
時間 : 開場/17:00 開演/18:00
主催:ジョン・レノン音楽祭2013実行委員会
Dream Power提唱者:オノ・ヨーコ
名誉音楽プロデューサー:サー・ジョージ・マーティン
音楽祭総合プロデューサー:斉藤早苗

<出演者>
オノ・ヨーコ / 浅井健一 / 絢香 / 井上陽水 / OKAMOTO’S / 奥田民生 / TOSHI-LOW×箭内道彦 / 元ちとせ / 細美武士(the HIATUS) / miwa / MONKEY MAJIK / 山村隆太(flumpool) / LOVE PSYCHEDELICO / ROY(THE BAWDIES) / ジョン・カビラ(MC) / Cocco(詩の朗読) / ドラえもん(友情出演)

トリビュート・バンド 「Dr. Winston O'Boogie」
長田進(ギター) / 押葉真吾(ベース) / 斎藤有太(ピアノ、キーボード) / 土屋潔(ギター) / 古田たかし(ドラム) / 和田春彦(バンド・マスター、キーボード)

〈セットリスト〉
オープニング映像/ジョン・レノンの生涯
1. Slow Down―ROY w/NAOKI
2.Bring It On Home To Me―ROY w/NAOKI
3.I Feel Fine―MONKEY MAJIK
4.I Wanna Hold Your Hand―MONKEY MAJIK
5. Across The Univers―miwa
6. Imagine―miwa
7. In My Life―山村隆太(flumpool)
8. Ticket To Ride―山村隆太(flumpool)
9. Yer Blues―OKAMOTO’S
10. Hey Bulldog―OKAMOTO’S
11. Please Please Me―細美武士(the HIATUS)
12. No Reply―細美武士(the HIATUS)
13. Mind Games―TOSHI-LOW×箭内道彦
14. Revolution―絢香
15. Jealous Guy―絢香
詩の朗読「あなたの故郷/オノ・ヨーコ」―Cocco
16. Tomorrow Never Knows―元ちとせ
17. She Said She Said―元ちとせ
18. Come Together―浅井健一
19. Help!―浅井健一
20. Glass onion―LOVE PSYCHEDELICO
21. I am The Walrus―LOVE PSYCHEDELICO
22. I Call Your Name―井上陽水
23. You're Going to Lose That Girl―井上陽水&奥田民生
24. Love―井上陽水&奥田民生
25. Love me do―奥田民生
26. Please please Me―奥田民生
27. It Happened~Waiting For The D Train―オノ・ヨーコ
28. Happy X'mas(War is Over)―全員
29. Power to the people~Give Peace A Chance―全員
30. Imagine―全員

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