新世代DJカルチャー? 秋葉系DJガイド登場

いまやひとつジャンルとなりつつある“秋葉系DJ”。このシーンを特集したムックが、DJカルチャー誌の老舗『GROOVE』から刊行された。その名も『GROOVE presents 秋葉系DJガイド』。

“秋葉系DJ”とは、アニソンやアイドル、ボカロ、ゲームなどなどの楽曲を中心にプレイするDJのこと。現在、こうしたシーンのメッカともなっている〈秋葉原MOGRA〉などを中心に多くのDJたちが活動している。もちろん、彼らのなかにはシームレスにいわゆる“クラブ・ミュージック”にもつながっているものも少なくないが、やはりいま実際のダンスフロアにおいても勢いのあるシーンといっていだろう。そんなシーンを代表する100人のDJたちの紹介や彼らの選曲に加えて、そのシーンの動きを紐解く対談、DJ機材の紹介、ネットを介してひろがった彼ららしい用語辞典などを掲載している。ネットの世界に分布しているシーンを、この雑誌でまとめられることによって、ひとつの動きとして見ることができるだろう。(河村)

『GROOVE presents 秋葉系DJガイド』
リットーミュージック
http://www.rittor-music.co.jp/books/13223001.html