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2013/03/31 10:04

 

祝配信200回!! radioDTMの記念イベント初日がスタート!!——OTOTOY最速レポ

 

3月30日、これから新たな生活を始めようという人も多くいる年度末に、radioDTMの番組配信200回を記念したイベントが、新宿LOFTにて開催された。

radioDTMとは、インディーズのアーティストを中心とした、時代の最先端の音楽を世に送り出し続けているポッドキャスト番組である。番組は、もちろん無料で配信されており、アーティストの生の声が聞ける貴重な場でもある。ごく少人数での運営ながら、開始した2009年から毎週欠かさず配信されており、良質の音楽を広めたいというスタッフの強い思いを感じる。過去には、ふくろうず東京カランコロン、THE ラブ人間、クリープハイプなどもゲストに登場していた。ポッドキャストでは、そんな過去の配信も聴くことが出来るので、まだ聞いたことのない人は是非チェックして欲しい。

フロアにDJの音楽が響く中、開演予定時刻の14時45分になる。バー・ステージにradioDTMのパーソナリティ社長が登場し、このイベントに対する意気込みを語る。

「200回記念イベントに来ていただき、ありがとうございます。今日明日、来週の土日と4日間やります。最高の4日間にします。死ぬ気でがんばりますので、みなさんも死ぬ気で楽しんでください」。

そして「トップ・バッターはこのバンドにしか任せられないと思います! 一発目は、THIS IS PANIC!! 」という紹介で、THIS IS PANICがステージに現れると、いよいよイベントが幕を開けた。MCウエダの「昼からガンガンやっちゃっていいでしょうか?」の言葉通り、テンション全開のパフォーマンスを展開。彼らのキラー・チューン「おすもうさん」では、バンド・メンバーとカネコ(radioDTM・企画構成)、社長がステージ上で次々と相撲を取り、混沌とした空気に包まれた。

次のライヴは、メイン・ステージでのmothercoat。ベースのトキロックが「知ってると思うけど、今日1日最高になるので、4日間最高なのでよろしくお願いします」と話し、場内を盛り上げた。その後も、バー・ステージ、メイン・ステージ交互にライヴが行われる。Have A Nice Day! 、グーミが、ハッピーな空間にさらに彩りを加え、NeruQooNelu、after the greenroomが独特の世界観を作り出す。そんな中、夕暮レトロニカは、バー・ステージでエモーションな演奏を披露し、場内の空気を引き締めた。

時刻は19時を回り、客席も徐々に混雑していく。小腹が空く時間のためか、フードとして売られていた、カネコの実家から取り寄せたという唐揚げが飛ぶように売れていた。sgt.、トミーザグレイトのステージを経て、MOROHAのライブが始まる。祝福ムードが強かった会場は一気に緊迫し、客席はMCアフロが紡ぎ出すリリックに、真剣に耳を傾けていた。「売れたら(radioDTMの番組に)出てくれなくなるんだろって思うこともあると思うんです。それでも続けてる2人は、馬鹿なんじゃないかって結論に至りました。そんな馬鹿が愛しいです」と話すアフロの言葉には、深い愛情が感じられた。

バー・ステージのトリを務めたバンドは、はなし。最後にもう一度、場内を盛り上げようと、狭いバー・ステージの中で熱を帯びた演奏を見せる。客席は一気に、お祭り会場と化す。メンバーのあおやぎは、「300回400回目指して頑張って!! 」とradioDTMにエールを送った。はなしの演奏後、ステージに現れた社長が「トリのUHNELLYSをみんなで見ましょう! 」と、バー・フロアにいるお客さんを、メイン・フロアへ誘導する。そしてメイン・ステージのトリであり、今日のイベントのトリでもある、UHNELLYSのライヴが始まった。「初日が一番最高だったってライヴにしようぜ」というKimの言葉に導かれるように、場内を熱気が包む。ステージもそれに負けじと白熱した演奏で応えた。

演奏終了後、再び社長がステージに現れ、挨拶する。「今日一日、本当に最高のパーティーでした! ありがとうございます!! 明日も来週もお待ちしてますので、皆さんよろしくお願いします! 今日の出演者に大きな拍手を!! 」という言葉に、客席からは大きな拍手で応えると、7時間に及ぶイベントは幕を閉じた。

どの出演者も、radioDTMに馴染みの深いアーティストばかりということで、祝福ムードが強く感じられた。そして、全ての出演者のライヴでも、客席前方でステージに見入る社長とカネコの姿が見られた。radioDTMという番組、そしてこのイベントの根底には、彼らの音楽に対する熱があることを、強く感じさせられるライヴでもあった。

radioDTMのサイトのトップ・ページに「radioDTMで音楽の"宝探し"をしてみてください」と書かれている。今日のイベントを見ていたお客さんは、それぞれの宝が見つかったのではないだろうか。このイベントは明日31日、そして4月6日、7日と続いていく。本日の出演者とは、ひと味違ったアーティストも多く出演するので、こちらも要注目である。(前田将博)

・radioDTM HP
http://radio-dtm.jp/

〈radioDTM配信200回記念イベント〉
2013年 3月30日(土)31日(日)、4月6日(土)7日(日)
新宿LOFT(2ステージ)
OPEN / START 14:00 / 14:30
チケット 一日券2000円(+2drink)
四日通し券 6000円(+各日2drink)
ローソンチケット、新宿LOFT店頭にて好評発売中
Lコード : 70172(全公演共通)

出演 :

●3月31日(日)
GAGAOSA(GAGAKIRISE×MARUOSA) / カナタトクラス / KETTLES / SEBASTIAN X / チーナ / フジロッ久(仮)/ PennennennennenNenems / 本棚のモヨコ / 夢見てる / ROTH BART BARON
…and more

●4月6日(土)
aoki laska / 小田晃生 / Kate Sikora / ザ・なつやすみバンド / タラチネ / ビイドロ/ 4bonjour's Parties / henrytennis / よしむらひらく / Ryo Hamamoto & the Wetland / LOOLOWNINGEN & THE FAR EAST IDIOTS

●4月7日(日)
クウチュウ戦 / 壊れかけのテープレコーダーズ / 笹口騒音ハーモニカ / 太平洋不知火楽団 / テツコ / テングインベーダーズ / 東京真空地帯 / 僕のレテパシーズ / ヤーチャイカ / Lighter190E / THE ラブ人間…and more

[ニュース] MOROHA, THIS IS PANIC, UHNELLYS, after the greenroom, mothercoat, sgt., ふくろうず, クリープハイプ, グーミ, 東京カランコロン

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