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2013/01/28 23:00

 

身の回りの音をリミックスするボトル「Re: Sound Bottle」が面白い

 

多摩美術大学の学生である藤原惇氏制作の、”身の回りの音をリミックスする”ボトル「Re: Sound Bottle」が話題となっている。

「Re: Sound Bottle」は、猫の「ニャー」という鳴き声などを録音していき、さまざまな環境音をリミックスして、ボトルの栓を外すたびに新しい楽曲が流れるという作品だ。 遊び心あふれるテーマと、デザインの背後にあるエンジニアリングにより、藤原氏はこの作品で、見事に2012年の「Mitsubishi Chemical Junior Designer Awards」で坂井直樹賞を受賞。そしてこれを商品化するための「Kickstarter」キャンペーンを呼びかけるファンたちも生まれたという。

「Re: Sound Bottle」の仕組みは、不透明なボトルに録音機器が入っており、ライトが光ることで音が採取されたことを確認できるようになっている。ボトルの栓が外されているときに音が鳴ると、機器が作動。録音し、自動的に音声データ・ベースに保存する。さらにほかの音が取り込まれるとリミックスが実行される。静かな場所でボトルの栓を外すと、楽曲が演奏され、ボトルを振ったり、栓をはめたりすると休止となる。栓をはめるたびにリセット状態になり、新たなリミックスが行われる状態となる。この楽しいボトルを加えた音楽を、いつかライヴで聴いてみたいものだ。(岡本貴之)

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