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2012年12月21日02時37分

 
佐藤タイジ、超豪華メンバーと共に100%ソーラー武道館ライヴ完遂!――たまらん最速レポ
 

「太陽光から生まれた電気で “武道館ライヴ” を! 」という佐藤タイジの熱い想いに賛同した豪華アーティストによる夢のSOLARフェス、〈THE SOLAR BUDOKAN〉。これまでに実験イベント等もおこなわれたこの試みが遂に2012年12月20日、東京・日本武道館にて本番を迎えた。キャンドル・ジュンがコーディネートしたというキャンドルがステージを照らす中、開場前の18時過ぎに「前座のザ・サンパウロです! 」と佐藤タイジの覆面バンド(?)がいきなりの登場。エレクトロ・サウンドに乗ったギター・インストで早くもアリーナでは踊り出す観客も。その後会場が暗転し、佐藤タイジが昨年のライヴ中にソーラー武道館開催を宣言する映像が流れ、シアター・ブルックからライヴはスタート。「気持ちいいぜ~! 」と、初の武道館ライヴにタイジは嬉しそうだ。

「みんな、同じ所を向いている仲間です」と次々とゲストを呼び込む。まずはLeyonaを紹介。レゲエ・チックなリズムのLeyonaらしい曲でアコギを弾きながらシアター・ブルックと共演。演奏後タイジは「武道館、音良いですね! 武道館童貞だったんで。だから今筆下ろし中です(笑)」と、下ネタが飛び出す程リラックス。続いて登場したトライセラトップスの和田唱とトライセラの「FEVER」を演奏。2人のギターがグルーヴを作り、最高の演奏となった。個人的には前半のハイライトに感じる程のカッコ良さであった。

続くラブサイコデリコが2曲演奏した後、「革命の人です! 」と呼び込まれたのは加藤登紀子。タイジ作の曲でデュエットを聴かせた。「まだまだ電源大丈夫そうやな! 」と電気を気にするタイジだが、その表情は武道館ライヴをおこなっている楽しさでいっぱいだ。Salyuが登場し、この日の為に作られた新曲をデュエット。さらにSalyuの「新しいYES」で武道館は新鮮な空気が流れたような爽やかさに。

バンドがTAIJI at THE BONNETに代わり、グレイプバインの田中和将がヴォーカルを取る。さらには怒髪天の増子直純が登場して田中との「R'N'R JEDI」から「オトナノススメ」で客席を煽る。「元気も電気も、自分で作って行こう~! 」と、さすが増子さん上手い事を言う!

ここでこのコンサートの蓄電池等に尽力した金沢工業大学の学生2人がステージに。大きな拍手を贈られた。浜崎貴司はアコギ弾き語りでタイジと「幸せであるように」でいつものように力強い歌声を聴かせた。

ここまででも充分豪華なゲスト陣、そして佐藤タイジは一度もステージを下がることなく演奏し、歌う。その姿は充実感で満ち溢れている。後半は土屋“蘭丸”公平がイベントでは珍しくヴォーカルを取る。その傍らでは屋敷豪太がなんとカホンを叩く。実に豪華な演奏陣だ。蘭丸と入れ違いでステージに上がったのはタイジ曰く「酋長と呼んでいます」というチャー。屋敷豪太、タイジの3人でアコースティック・バージョンの「SHININ' YOU, SHININ' DAY」「SMOKY」を演奏。さすがと唸ってしまうハイ・クオリティな演奏だ。「SHININ' YOU, SHININ' DAY」ではタイジが間奏のソロを取り、チャーに負けず劣らずのテクニシャンぶりを見せつけた。まだまだゲストは続く。続いてはなんと吉川晃司。コンプレックスの「1990」を含め2曲を歌う。

タイジが「続いてのゲストは~」と紹介の最中にもかかわらずギターを片手にスタスタ舞台袖から中央に歩いてくる男が。奥田民生だ! (笑)。「チャッチャとやろう! 時間無いんだから」といいつつ、「楽屋が華やか過ぎて酒飲んじゃった」と上機嫌。「言っとくけど、今出演者でシラフなのはお前だけだよ? 」等とタイジに絡む始末。しかし演奏が始まると男気溢れるロックン・ローラーに。「ルート2」「マシマロ」の2曲で武道館を揺らした。民生がバンドにギターで残り、登場したのが藤井フミヤ。スローなシャッフル調のナンバーで黒人歌手ばりのステップを見せる。民生のブルージーなギターと、フミヤのハープが意外にも好相性。「Another Orion」をしっとりと聴かせ、貫録と存在感をしっかり見せた。ライヴも大詰めを迎え、斉藤和義がステージに。「歩いて帰ろう」のリズムに武道館の客席は総立ちで一気に盛り上がる。2曲目はタイジがディレイをかけたイントロのギターを弾き「やさしくなりたい」へ。「今年一番のヒット曲」という実感を感じる盛り上がりだった。

長時間のライヴはいよいよエンディングへ。大トリは仲井戸“CHABO”麗市。タイジからのソーラー武道館への誘いを受けた際に受け取ったというメッセージを読み上げる。これまでほぼこういったMC無しだったゲストの中で、タイジの心意気を改めて武道館の観客にアピール。タイジの表情も感極まっているように見えた。そして曲は「ガルシアの風」“どうにもならぬことなど 何もなかったのです”と歌われるこの曲は、このライヴの価値を物語った素晴らしい演奏となった。

チャボがステージを後にすると「一曲やらせて下さい」とタイジが歌う「昨日よりちょっと」で一旦ライヴは終了。「よっしゃ~! 100%ソーラーで(武道館ライヴ)できました~! 」とタイジが叫ぶと大きな歓声と拍手が。出演者が全員ステージに上がり、最後の曲はシアター・ブルックで「ありったけの愛」。力強く、感動的なエンディングを迎えた。ゲスト一人ひとりの名前を呼んで感謝を伝えた後、シアター・ブルックの4人だけがステージに残り、肩を組んで頭を下げた。

名のある出演者が次々とステージで歌い演奏する、極めて豪華なイベントとなったが、その全ての出演者とギターと歌でコンタクトし、会話していた佐藤タイジ。大変難しいと考えがちであり実際難しいエネルギー問題に自分のやり方で取組み、困難を乗り越えてこうしたイベントを実現させた意義はとてつもなく大きい。今日の主役は間違いなく佐藤タイジであった。その太陽のように輝く存在感がロック界の新たな牽引力となって行くであろうことを確信したこの日の〈THE SOLAR BUDOKAN〉だった。(岡本貴之)

〈 THE SOLAR BUDOKAN 〉
2012年12月20日(木) 17:30開場 / 18:30開演
東京・日本武道館

〈セットリスト〉

01. オープニング・アクト : インディーズ電力メドレー / インディーズ電力
02. Close To You / The Sunpaolo
03. まばたき / THEATRE BROOK
04. Tone / Leyona
05. Fever / 和田唱(TRICERATOPS)
06. Lady Madonna~Rockin' In A FreeworldI / LOVE PSYCHEDELICO
07. 愛と死のミュゼット / 加藤登紀子
08. together tonight / Salyu
09. 新しいYes / Salyu
10. 光について / 田中和将
11. R'N'R JEDI / 田中和将 & 増子直純
12. オトナノススメ / 増子直純
13. 幸せであるように / 浜崎貴司
14. サンシャイン / TAIJI & 土屋公平
15. Shinin'You Shinin'Day / Char
16. Smoky / Char
17. 1990 / 吉川晃司
18. BOY'S LIFE / 吉川晃司
19. ルート2 / 奥田民生
20. マシマロ / 奥田民生
21. 嵐の海 / 藤井フミヤ
22. Another Orion / 藤井フミヤ
23. 歩いて帰ろう / 斉藤和義
24. やさしくなりたい / 斉藤和義
25. ガルシアの風 / 仲井戸“CHABO”麗市
26. 昨日よりちょっと / THEATRE BROOK
27. ありったけの愛 / 全出演アーティスト

出演予定アーティスト(順不同) :
佐藤タイジ プロジェクト(A100%SOLARS、THEATRE BROOK、TAIJI at THE BONNET、The Sunpaulo、インディーズ電力) / 奥田民生 / 加藤登紀子 / 吉川晃司 / 斉藤和義 / 田中和将(GRAPEVINE) / 土屋公平 /
仲井戸“CHABO”麗市 / 浜崎貴司 /藤井フミヤ / 増子直純(怒髪天) / 屋敷豪太 / 和田 唱(TRICERATOPS) / Char / Leyona / LOVE PSYCHEDELICO / Salyu / Decoration by Candle JUNE

〈 THE SOLAR BUDOKAN 公式サイト 〉
http://solarbudokan.com

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