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2012/11/03 22:40

 

bananafish、念願のクアトロ・ワンマンでバンド・マジック爆発! さらに赤坂BLITZワンマン開催も発表――OTOTOY最速レポ

 

bananafishが念願の渋谷クラブ・クアトロでのワンマン・ライヴをおこない、満員の観客を前にニュー・アルバム『SCROLL』の曲を中心に13曲を演奏した。

この日を1つのゴール地点と定め、この1年のバンド活動をおこなってきたbananafish。D.I.Y精神の塊のようなこのバンドが辿り着いたワンマン・ライヴを目撃しようと沢山の観客が渋谷クラブ・クアトロに詰めかけた。ゲストのGOODWARPの演奏が終わり20時少し前にbananafishが登場すると、会場後方までギッシリと埋まった客席から男女入り混じった大きな歓声が上がる。

ヴォーカル・赤芝の「待たせたね。bananafish! 」の声と共に『SCROLL』1曲目の「カナリヤイエロー」でライヴがスタート。ギターの角川が早くもモニターの上に立ち観客を煽る! 続いて角川が「ブエナビスタ~! 」と叫び2曲目に雪崩れ込むと観客が手拍子で一体となる。

「怒涛の勢いで今日までやってきました! 今日は長いけど楽しんで! 」という赤芝のMCに続いて角川がアルバム『SCROLL』がタワーレコード新宿店のインディーズ・チャート7位となったことを報告。「正直もっと上に行きたかったけど(笑)」と観客を和ませる。

中西出の5弦ベースと大山のドラムが作る厚いボトムに乗った、角川の単音リフがトロピカルなムードを演出する「夏について」、レゲエ調の「ハワイの彼女」と、ライヴはリラックスしたムードで進む。「昔の曲やります! 」と演奏された「モノトーン」でステージがモノトーンの照明に染まり、続いてドラムの大山が刻む16ビートのハイハットが心地良い「Star chase」へ。スペイシーな角川のギターに合わせてミラーボールが回る。

「次は大切な人へ向けての歌です」という赤芝のMCから「ハッピー」へ。機材トラブルがあり少々中断の後、歌われたのは『SCROLL』収録曲「おとな」。生きる目的を忘れ「死んじまったように時をやり過ごしてる」と歌う一際メロウなこの曲から一転、ステージが赤く照らされ激しいナンバー「ネイバー」からライヴは後半戦へ。

ミュージック・ビデオも話題となった「シンデレラハンター」を終えると、ここでバンドからの重大発表が。ひとつは『SCROLL』のタワレコ全国発売、そしてなんと、赤坂BLITZワンマン・ライヴ開催を発表(日時は後日発表)! 観客からはどよめきと大歓声が! その勢いのまま「アモローソ」「朝焼け」と立て続けに『SCROLL』収録のbanana fishの真骨頂ともいえるドライブするロックン・ロールで盛り上がり、ライヴ本編は終了。

アンコールを求める声にすぐさま姿を現したメンバー。最後の曲は「プッタネスカ」。満員のフロアを揺らし、ライヴを終えた彼らの表情は、自分たちの足で一歩一歩進んできた目標を達成した充実感に満ちていた。bananafishが辿り着くさらなる歓喜の瞬間に立ち会いたくなる、そんな素晴らしいワンマン・ライヴだった。 (岡本貴之)

写真提供 : タカハシアキラ(CRYSTAL-STYLE)

<“SCROLL” Release Tour Final >
2012年11月3日(土祝)渋谷クラブクアトロ
出演 bananafish ゲスト:GOODWARP

bananafish セットリスト

1. カナリヤイエロー
2. ブエタビスタ
3. 夏について
4. ハワイの彼女
5. モノトーン
6. Star chase
7. ハッピー
8. おとな
9. ネイバー
10. シンデレラハンター
11. アモローソ
12. 朝やけ

アンコール

13. プッタネスカ

bananafish特集ページ
http://ototoy.jp/feature/index.php/20121004

bananafish official website
http://banana-fish.jp/

[ニュース] bananafish

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