2024/07/19 21:00
毎週日曜日に連載コラム「AFAMooのCreative Life」を書いているAFAMoo(アファム)と申します。いつものコラムではトラックメーカー目線で様々な楽曲について紹介させてもらっているのですが、なかには「これってどういう意味の言葉なの?」という音楽用語もあり、詳しく知りたいというお声をいただきました。そこで、トラックメイク初心者の方及びリスナーの方に向けて、知っておくべきDTM用語について解説します。今回は“ドラムの音作り”に関する用語を取り上げていますので、「そんなの知ってるよ!」という方も是非楽しく読んでみてください。
・オンタイム
拍に合わせてジャストタイミングで音を入力することです。ドラムをオンタイムで入力すべきかどうかというのは、曲の雰囲気によって異なります。機械的でエレクトロニックなトラックの場合、ドラムはオンタイムで入力すべきです。一方、ブラックミュージックっぽいチルなトラックの場合、ドラムを拍から少しずらすことで、グルーヴを生み出すことが可能です。正解はありませんが、例えば上記の画像のようにキックドラムを後ろにずらして、スネアドラムを少し前にずらすといった形です。
・サンプラー
CD、レコード、パソコン等から既存の音をサンプリングする際に使用する機材のことです。これは本来の使い方とは異なるかもしれないのですが、ドラムの音を一度サンプラーに通して書き出し直すと、独特の質感になるんですよね。よりアナログっぽい、生っぽい感じです。Lofi系やチル系のトラックを作っている方には、ぜひおすすめしたいです。ちなみに僕はAKAI MPC2000XLというサンプラー(サンプリングドラムマシン)に通したドラムの音をwavファイルで保存していて、よく使っています。MPC2000XLは売って手放してしまったのですが、また欲しいなと思っている今日この頃です。