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2023/09/25 16:36

 

【オフィシャルレポ】藤井フミヤ、キャリアを総括した40周年ツアーがスタート

 

藤井フミヤの全国ツアー〈FUMIYA FUJII 40th Anniversary Tour〉が9月23日、愛知県芸術劇場でスタート。オフィシャルレポートが到着した。

【以下、オフィシャルレポート】

チェッカーズがファースト・シングル「ギザギザハートの子守唄」をリリースしたのが1983年9月21日。同バンドのメンバーだった藤井フミヤは今年デビュー40周年を迎えた。本ツアーはそれを記念し、2024年5月まで全国47都道府県で60本のコンサートが開催される。会場に流れていたオールディーズ・ロックンロールが鳴り止むと、開演を待ち侘びるオーディエンスから一斉に歓声が上がる。スポットライトに浮かび上がったのは黒のメガネ、ブラックスーツにナロウ・ブラックタイとオールブラック・コーデに身を包んだ藤井フミヤ。ドラムのカウントが刻まれ、いきなりヴォーカルから始まった。オープニングはチェッカーズの4枚目のシングル「星屑のステージ」だ。のっけからの懐かしナンバーに客席も大喜び。久しぶりの声出しOKの会場で大きな声援を送る。

コンサートはバンド時代、ソロ時代と5つのブロックに分けられ、フミヤの40年のキャリアを総括した構成。チェッカーズ・ブロックの最初は作詞・売野雅勇、作編曲・芹澤廣明コンビが書いた楽曲を演奏。会場からは「フミヤーっ!!!!」の歓声が飛び交う。これには「久しぶりに歓声を聞いております。久しぶりのアイドル気分です(笑)。みんなが薄目で見てくれれば、まだまだ、あの頃の俺にみれるから」と照れながら応じる。改めて「昭和、平成、令和。レコード、CD、配信、サブスク...」とこれまでの40年を振り返り感無量気味。チェッカーズ・ブロック後半はメンバーがソングライティングを手がけた時代の楽曲。チェッカーズ・ナンバーが惜しげもなく披露される夢のようなセットリストに、オーディエンスは沸くに沸く。なかでもキュート・ビート・クラブ・バンド(1985年)名義でリリースしたレアな楽曲「NEXT GENERATION」が披露されるに至っては、古参のファンすら驚かせた。

「俺が40周年ということは、尚之も40周年なんだよね」と、チェッカーズでデビューした頃を振り返ってF-BLOODブロックに。藤井フミヤと藤井尚之兄弟が1997年に結成したユニットだ。「先ずは代表曲から聴いてください!」と演奏されたのは猿岩石に提供した「白い雲のように(1996)」。尚之はサックスからアコースティック・ギターに持ち替え、ふたりで美しいハーモニーを聴かせる。

フミヤをサポートするのはバンドマスターの大島賢治(ドラム)率いる4人編成バンド。大島はアルバム「大人ロック(2016)」から作曲・編曲で関わり、ベースの山田“Anthony”サトシと共に重厚でグルーブ感溢れるリズムで、フミヤのヴォーカルをしっかりと支える。リズム隊とギター、サックスの4人はここ数年来、行動を共にしているだけあって、フミヤからの信頼感とコンビネーションは盤石。もはやフミヤのパーマネント・バンドだ。時にはブルース・ハープやギターでバンドとのアンサンブルに加わり、時にはマイク・スタンドをぶんぶんと振り回しステージを激しく動きながら歌う。どんなシチュエーションにあっても、常に黙々と支えるのがこのバンドだ。

そしていよいよフミヤのソロ・ブロックに。1992年にチェッカーズが解散すると、1993年11月にソロデビュー・シングル「TRUE LOVE」を発表しソロ活動をスタートさせる。このコーナーでは「Another Orion(1996)]など、主にバラード・ナンバーを中心に構成。なかでも「DO NOT(1997)」で聴かせた透明感あるファルセット・ボイスは圧巻。広い会場の隅々まで響き渡り、オーディエンスもうっとりと聴き入っていた。

5つめのブロックは40年のオールタイム・シャッフル。このコーナー、フミヤは地元・愛知県発祥のカレーハウスCoCo壱番屋のメニューに例え「カツ、唐揚げ、コロッケにたまごトッピングみたいな(笑)。それぐらいお腹いっぱいになってほしい(コーナー)です!」と話す。続けて「だいたいチェッカーズの曲は、尚之のサックスの音で泣かすんだよね。俺がまだ歌う前に、尚之がおいしいとこ、持ってく」とぼやくと会場大爆笑。このブロック、1曲目なんだと思います?あれで行くか!」と茶目っ気たっぷりに笑ったあと、「ワン!ツゥー!スリー」のカウントに続き、尚之のサックス・イントロが鳴り響く。さっきのヒント通り、演奏されたのはチェッカーズのデビュー・シングル「ギザギザハートの子守唄」!このブロックはアップチューン・ナンバーが間髪入れず畳み込まれ、客席の盛り上がりも最高潮に。気がつけば、アンコール終わりまで2時間20分。25曲が演奏され、40周年記念の初日公演は幕を閉じた。

この後、2024年5月26日の東京国際フォーラム公演まで、47都道府県60本の規模で行われる。

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インフォメーション

<主な演奏楽曲 (発表年度)>
ギザギザハートの子守唄(チェッカーズ/1983)、涙のリクエスト(チェッカーズ/1984)、
星屑のステージ(チェッカーズ/1984)、NEXT GENERATION(キュート・ビート・クラブ・バンド/1985)、
I Love you,SAYONARA(チェッカーズ/1987)、TRUE LOVE(1993)、Another Orion(1996)、
白い雲のように(F-BLOOD/1998)、DO NOT(1997)、GIRIGIRI ナイト(2016)他

FUMIYA FUJII 40th Anniversary Tour 2023-2024/日程
https://www.fumiyafujii.net/live/2023/03/10/6465

藤井フミヤ公式サイト
https://www.fumiyafujii.net/

[ニュース] 藤井フミヤ

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