Milky、自己の在り方を提示する2ndEP「so empty, so sad」リリース

シンガー・ソングライター / プロデューサー / ヴィジュアルアーティストのMilkyが、セカンドEP「so empty, so sad」をリリースした。

Milkyは、ある対象の内在化から成り立つ多面的な自己を「偶像」と見做し、「Alternative I/O IDOL」をコンセプトに過去のリリースを含め歌詞、ボーカル、トラックからアートワーク・ミュージックビデオまで、すべてセルフプロデュースしている。

2022年同日のデビュー・ファースト・シングル「no one」に続き、Milkyはこのリリースのテーマとして、「自身の流動的なアイデンティティへの戒め」を掲げたほか、「拭えない孤独感や、社会に抱く未来への不安感、また、自己の無力さに気づく鍵となるのは、生きる環境との微細な齟齬が生んだノイズである。自身だけでなく同じ要素を孕んだ大衆への戒めや救済として、このEPで表現する」と語った。

幻想的でメロディアスなトラックに、フィードバックやノイズなどの歪んだレイヤーを重ねつつも、ウィスパーなボーカルに乗せたリリックがあって初めて、彼女の紡ぐ叙情詩としてそこにリアルな感情を体現させる。Milkyの紡ぐリリックの語感やフロウはグルーヴの一部となり、エモーショナルなダンスミュージックとして成立する。エレクトロニックサウンドを軸に、楽曲ごとにその表情を変え、現代社会に適応する新たな「自己の在り方」を提示する。

〈収録曲〉
1. so empty, so sad
2. Ψυχή(psyche), why r u $trαng1ing me (Interlude)
3. my cry flцctцαted αt 1000Hz
4. ghostwriter_
5. Vega