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2023/05/11 12:00

 

フェンダー世界初の旗艦店「FENDER FLAGSHIP TOKYO」6/30オープン決定-メディア発表会レポート

 

フェンダー初の旗艦店「FENDER FLAGSHIP TOKYO」が、2023年6月30日(金)にオープンすることが決定。

5月10日(水)都内で行われたメディア向け発表イベントにて、オープン日の発表と共に旗艦店のサービスやイメージ画像が初公開された。また、イベント後半ではアーティスト開発プログラム「Fender Next™」の2023年度アーティストに選ばれる等、活躍している3ピースバンドChilli Beans.によるスペシャルライヴも行われた。大勢のメディアが集まった当日の模様をお届けする。

FENDER FLAGSHIP TOKYOの場所は、JR山手線原宿駅から徒歩5分、東京メトロ明治神宮前駅徒歩2分。明治通り沿いの商業ビル「THE ICE CUBES」地下1階から地上3階まで全4フロアの構成となる。

主催挨拶 / プレゼンテーション
イベントの冒頭、挨拶に登壇したフェンダーミュージック株式会社 代表取締役社長 アジアパシフィック統括 エドワード・コール氏は、フェンダーの歴史を紹介した後、「この旗艦店は、プロミュージシャンやコレクター、初心者やこれから楽器を始めようと思っている人、トレンドに敏感な若者世代、お子さん連れのご家族、ファッション意識の高い人など、あらゆる音楽好きのニーズに対応した様々なサービスを提供します」と、既存の楽器店とはコンセプトが異なることをアピール。ここでオープン日が2023年6月30日(金)であることが発表され、フロアごとのサービスについて紹介された。

フロア紹介
地下1階
初心者でも手に取りやすいアコースティックギターの展示販売と、プレイヤーや音楽が好きな人に向けた様々なイベントを開催できるイベントスペースを設置。また、オリジナルコーヒーや紅茶、フードを提供するカリフォルニアの人気ライフスタイルコーヒーブランド「VERVE COFFEE ROASTERS」が監修するフェンダー初のオリジナルカフェ「FENDER CAFE powered by VERVE COFFEE ROASTERS」を併設。コミュニティの交流も楽しめるフロアとなる。

1階
最新ギター、ベース、アーティストシグネイチャーモデル、アクセサリーなど新製品や注目アイテムが展示販売される。また、ストア限定Tシャツやキャップ、ホーム/オフィスアイテム、ステーショナリーを含むオリジナルグッズの販売や、旗艦店オープンと同時にローンチする新アパレルブランド「F IS FOR FENDER」など、様々なライフスタイル商品の販売を予定している。

2階
アメリカ製と日本製のハイクオリティなギター、ベースや種類豊富なアンプ製品を中心に展示販売。また、特設防音ルームが併設されており、様々なアンプを使って大音量で試奏することが可能となっている。

3階
「ドリームファクトリー」とも呼ばれる、フェンダーの最上級ギターを生み出すFender Custom Shop®専用のフロア。Fender Custom Shop®では、エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、H.E.R.、ジミー・ペイジといった世界トップレベルのミュージシャンから、コレクター、プロフェッショナル、ギター愛好家まで、プレイヤーの夢のギターを実現する、マスタービルダーと呼ばれる世界で最も熟練した名誉ある職人がフェンダーの伝説的な楽器を製造している。このフロアには、マスタービルトやチームビルトによる最高峰の作品を取り揃えるほか、カスタムオーダー用の特別ルームも用意されている。

※上記画像は全てイメージ。実際とは異なる場合あり。

「F IS FOR FENDER」について
続いて、ZENSE株式会社 代表取締役 高橋一平氏が登壇して新アパレルブランド「F IS FOR FENDER」が紹介された。「F IS FOR FENDER」は、楽器販売店の隅に置いてあるようなギターアクセサリーの延長にあるTシャツコレクションの充実では全くなく、ファッションブランドとして4シーズンを意識して、日本から世界のミュージック・ラヴァーたちへ常にアップデートしたファッションを提案していくブランドとして成長していきたいという。その特徴として、「高品質 日本製 少量生産」の3つをポリシーとしているそうだ。イベント会場には、実際に販売されるラインナップが展示されており、フェンダーのアーカイブフォトを使用したTシャツ、着心地の良さそうな生地のセットアップ、小さくフェンダーの「f」が散りばめられたアウターなど、様々な製品が並んでいた。そのどれもがとても洗練されていて、良い意味で所謂音楽・楽器ブランドの商品という印象を感じさせなかった。

トークセッション
そんな「F IS FOR FENDER」について、音楽ライター/ラジオDJなどで活躍するジョー横溝氏と「F IS FOR FENDER」のクリエイティブ・ディレクター 島津由行氏によるトークセッションが行われた。共にグレイトフル・デッドが大好きだという2人のトークは和やかに進んでいく。スタイリストとして、忌野清志郎、氷室京介をはじめとする数々の大物ミュージシャンのステージ衣装などを手掛けてきたことでも知られる島津氏。「F IS FOR FENDER」のこだわりについて、「まずは一回、ロックとかオルタナティブとか、音楽から離れた方が良いんじゃないかと思いました。フェンダーのスパゲッティ・ロゴを離してみようと思ったんですよ。そこからアイコンを作りました。あのロゴが1人歩きしてくれて、ファッション好きな人もそこに着目して欲しいなって思います。(Tシャツのデザインで)シンプルにフェンダーの意思を繋げるようなものを過去のアーカイブから拾って、いかにモダンに表現できるかなというのはようやく形になってきたかなと思います。まだまだ始まりなのでこれからなんですけど」と語った。

ステージ転換の間歓談タイムとなっため、島津氏にご挨拶させていただくと、フェンダーの話のみならず、忌野清志郎さんとのエピソードを話してくれた。清志郎さんが2001年に自転車チーム「LSD」(ロング・スロー・ディスタンス)で東京~鹿児島までを走破した「ツールド鹿児島」のことや、ジェスロ・タルばりのポーズでフルートを吹いていたこと、法螺貝や様々な楽器に興味を持っていたこと等々、短い時間ながら清志郎さんについて話す表情はじつに楽しそうであった。

Chilli Beans.スペシャルライヴ
イベントの最後はChilli Beans.によるスペシャルライヴが行われた。MCに呼びこまれて登場したサングラス姿のMoto(Vo)、Lily(Gt.Vo)、Maika(Ba.Vo)、サポートドラマーの4人に大きな歓声が送られ、「See C Love」からライヴを開始。全員が「F IS FOR FENDER」のファッションに身を包んでいる。「Vacance」、「Tremolo」等、シンプルなバンド編成ながら様々な表情を見せる楽曲は、柔軟にどんなジャンルの音楽にもアプローチできるフェンダーとの親和性も感じることができた。

最後の「シェキララ」まで5曲を披露して、大喝采の中でステージを降りると、ステージ上でプチ・トークセッション。フェンダーとの出会いについて、「レッチリのフリーさん、ジョー・ダートさんとか好きなベーシストがプレイしている映像でフェンダーのロゴを観ていたので、いつか欲しいと思っていました」(Maika)「最初は違うギターを使っていたんですけど、2人がフェンダーを使っていたので、みんなで一緒に買いに行ってテレキャスを使ってます」(Moto)「バンドを始めて最初に買ったエレキギターがフェンダーなんです。ジョン・メイヤーとかジミヘンとかジョン・フルシアンテとか、かっこいいと思うアーティストが使っていたので欲しいなって思いました」(Lily)とそれぞれが語った。今後はより活動の幅を広げて、海外でのライヴもできるようになりたいというChilli Beans.のコメントでイベントは締めくくられた。

尚、FENDER FLAGSHIP TOKYOオープン50日前を記念して、5月11日(木)から特別企画「FENDER FLAGSHIP TOKYO COUNTDOWN」がスタートする。6月30日(金)のオープンまでの50日間、世界中から50組のアーティスト・ゲストが日替わりで登場し、音楽に関わるQ&Aや、FENDER FLAGSHIP TOKYOオープンに向けてのお祝いコメントなどにフィーチャーしたスペシャル動画を公開。本動画は毎日夕方にフェンダー公式のYouTubeでフル版が公開、Facebook、Instagram、Twitterではダイジェスト版が公開される。

取材・文:岡本貴之

「FENDER FLAGSHIP TOKYO」概要
オープン日:2023年 6月30日(金)
所在地:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1-8-10
https://www.fender.com/ja-JP/fender-flagship-tokyo.html

インフォメーション
●フェンダー日本公式SNSアカウント
・YouTube:@FenderMusicJapan
・Facebook: @Fender.jp
・Instagram:@Fender_jp
・Twitter:@Fender_Official
・LINE: @Fender_jp

©FENDER FLAGSHIP TOKYO MEDIA EVENT

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[ニュース] Chilli Beans.

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