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2023/03/22 21:00

 

【オフィシャルレポ】Conton Candy、大歓声と拍手に包まれたツアーファイナル

 

Conton Candy のツアー〈Conton Candy pre. Spring Tour 2023「帰りたくない夜に」〉が、2023年3月21日(火・祝)に渋谷・Spotify O-Crestにて、会場に響き渡る大歓声と拍手と共にファイナルを迎えた。本ツアーは、メンバーが尊敬するバンド、親交のあるバンドを各公演ゲストに招いて行われたもの。

初演は3月5日(日)に仙台・LIVE HOUSE enn 2ndにて鉄風東京を、同月11日(土)に名古屋・CLUB UPSETでレイラを、18日(土)には大阪・Live House Pangeaにてanewhiteを迎え、ファイナルの東京公演はosageと共に完走。東京公演のチケットは早々にSOLD OUTし、多くのバンドファンから注目を集めた。声出しが解禁されてから初のツアーを開催したConton Candyを、会場を埋め尽くす観客が大きな歓声と拍手で出迎えた。

【以下、オフィシャルレポート】

スモークで包まれた真っ暗なステージに、コーラスが幾重にも重なった幻想的なSEが鳴り響く。照明の明転と共に3人が颯爽と登場し、Vo./Gt.紬衣(つむぎ)の「ツアーファイナル始めます!」という掛け声でツアーファイナルが幕を開ける。軽快なメロディが印象的な1曲目は、1st EP『PURE』から「音の鳴る方へ」。今日という日を“帰りたくない夜に”するという決意を表すかのように1曲目からフルスロットルで挑むメンバーに、観客も歓声で応える。

続いて、印象的なギターリフが耳に残る「エンジェルスモーク」。次第に感情的になっていく演奏に観客の感情が折り重なる。Dr./Cho.彩楓(さやか)のリズミカルなドラムから始まる3曲目は、Conton Candyが初期から演奏を続けており、多くのファンから名曲との呼び声高い未発表曲「リップシンク」。Ba./Cho.楓華(ふうか)のコーラスワークが光り、紬衣の軽快かつダンサブルで畳み掛けるようなフレーズが観客に突き刺さる。

3曲連続で走り抜けた後のMCでは、osageへのリスペクトと感謝を伝えつつ、今日は「始まりでも終わりでもなく、私たちの通過点」だと語った。心地の良いギターリフから始まったのは「コスモス」。重厚感のあるサウンドと共に、紬衣の唯一無二の歌声が響き渡る。「東京、みんな愛してるぜ!」という言葉に、観客も拳を突き上げて応えた。そのまま3人が楽しそうにセッションしてから始まったのは、ポップチューン「envy」。間奏では、メンバー同士満面の笑顔で向き合いながら奏でるサウンドに思わず観客も笑顔が零れ落ちる。

続いて、「誰一人として置いていかないので、ずっとずっと付いて来てください。そんな歌を歌います」という言葉で始まったエモーショナルなロックバラード、「moonwalk」。優しさを感じる演奏と強い切なさを湛えた歌声が胸を締め付け、涙する人も。そんなしっとりとした空気を一変させるのは、メンバー3人の生まれ故郷“東京”への想いが詰まった新曲、「TOKYO LONELY NIGHT」。心に真っ直ぐ届く紬衣のパワフルな歌声と、双子のリズム隊が奏でる唯一無二のグルーヴが光る。

MCでは、ライブとは打って変わったConton Candyならではの和やかなトークで笑いを起こしつつ、メンバーがそれぞれツアーの思い出を語るとともに観客への感謝を伝えた。そして、「今日はチケットSOLD OUT。すごく嬉しいけどまだ満足できない。もっと大きくなって、もっともっと大きい会場で。これからもみんな(観客)と繋がっている感覚を忘れずに、死ぬまでバンドをやっていきます」(紬衣)と想いを伝えた。

そして披露されたのは、今月リリースされたばかりの「桜のころ」。桜が咲くころに出会い、散るころに別れゆく二人の刹那的な恋愛を描いたこの楽曲は、叙情的なボーカルで表現される。ここでメンバーから、「桜のころ」のMusic Videoを公開することが発表された。「帰りたくない夜に」というツアータイトル通り、“帰っている時もConton Candyの作品に浸ってほしい”という想いから、春分の日でもあるファイナル公演終了後に公開となった。さらに、秋に自身今年2度目のツアー「Conton Candy Autumn TOUR 2023」を開催する事を発表。この発表に観客は歓声で喜びを伝えた。

「後半戦、私たちの全部をぶつけて帰ります」という言葉で、2nd EP『angel』から「執着」でラストスパートが“始まる”。そして畳み掛けるかのように、「新曲やります!」という一言から、胸を躍らせる激しいギターリフで始まった「プードル」。キャッチーかつ大胆なメロディで観客全員を躍らせ、「すっげえ景色だ!!」(紬衣)と叫ぶほどに新曲とは思えぬような盛り上がりを見せる。

「同世代にはかっこいいバンドが沢山いて。私たちには何もなかったけど、強みを必死で探してここまでたどり着いた」と思いを吐露。さらに、涙を堪えながら「でも、その中で“一番”つらい時期を乗り越えてきたのは私たち。2020年、大事なものを失った。でも今この景色を見ていたら、あの頃泣いてた日々も正解だったんだと思えました。もう誰一人として置いていかない」と続けた。

そして本編最後の曲は、Conton Candy名刺代わりの楽曲「ロングスカートは靡いて」。途中で「歌えますか!」と紬衣が観客にマイクを向け、会場に大合唱が巻き起こる。初めての声出しツアーとは思えない程に観客とメンバーの歌声が呼応し、会場のボルテージが最高潮に達するとメンバーはステージを後にした。

暗転してすぐにアンコールを求める拍手が鳴り響き、再びステージに迎えられた3人。早速、「中途半端なライブはしてらんないぞ!!」と定番のライブナンバー「102号室」を披露。「まだまだいけるか!まだまだいくぞ!」という言葉と共に歌い始めたラストソングは「好きなものは手のひらの中」。音楽への愛、観客一人ひとりへの愛が籠った力強く響く歌声が会場を一体にする。今回のツアーの代名詞でもあるこの楽曲は、Conton Candyが正真正銘の“ロックバンド”であることを改めて強く感じさせた。

約半年ぶりのツアーを大盛況のままに完走したConton Candy。音源だけでは伝わらない、“ライブ”だからこそ伝わるあまりにも大きな熱量が確かにここにあった。きっとこの夜は、会場にいた全員が“帰りたくない夜に”なったはずだ。新曲のMusic Videoの解禁や秋のツアー情報も発表され、まだまだ走り続けるConton Candyは、これから先も変わらず“音楽”で心を突き動かしてくれるだろう。

公演終了後には新曲「桜のころ」のミュージックビデオが公開となった。本作はドラマと演奏シーンが入り混じった構成となっており、ドラマシーンには若手注目俳優の犬塚心と咲田まいが出演。桜の咲くころに出逢い、桜が散る頃に別れゆく。刹那的だからこそ忘れられない特別な恋愛を描いたストーリーとなっている。温かくも切ない情景を現した演奏シーンにも注目してほしい。

さらに、ライブ中に発表となった「Conton Candy Autumn TOUR 2023」のオフィシャル先行もスタート。11月19日(日) 愛知・名古屋 RAD HALL、11月25日(土) 大阪・心斎橋 BRONZE、12月10日(日) 東京・Shibuya eggmanと全国3か所を周るツアーとなる。是非、早めにチケットを手に入れてほしい。

コメント
春になると思い出す。
桜を見ると思い出す。
あの綺麗な思い出を。
365日どんな瞬間もずっと見守っててくれているあの桜の木がまた満開になる日を待って前を向き続けよう。
暖かい春の曲ができました。
みんなのお守りのような曲になりますように。
Conton Candy Vo./Gt. 紬衣

リリース情報
Conton Candy
5th デジタルSingle「桜のころ」
2023年3月1日(水)より各音楽配信サービスにて配信中

ツアー情報
〈Conton Candy Autumn TOUR 2023〉
2023年11月19日(日) 愛知・名古屋 RAD HALL
2023年11月25日(土) 大阪・心斎橋 BRONZE
2023年12月10日(日) 東京・Shibuya eggman
※現在オフィシャル先行受付中 https://eplus.jp/contoncandy/

インフォメーション
オフィシャル・ウェブサイト https://lit.link/contoncandy
Twitter https://twitter.com/Conton_Candy

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