【今週のK-POP】タナカ「wasurenai(忘れない)」

韓国で現在大ブレイク中の日本人ホスト・TANAKA(以下、タナカ)が、先週ついにMnetの音楽チャート番組・Mカウントダウンに出演。昨年11月にリリースした「wasurenai(忘れない)」を熱唱し、ワールド・スターへの第一歩を歩み始めました。

襟足長めの茶髪、アルマーニのロゴがきらめくTシャツ、ジーンズのベルトにはルイヴィトンという古きよきホスト・ファッションに身を包んだタナカの正体は、日本人のホストで本名が田中…ではなく、韓国のお笑いトリオ・ナモラファミリーのキム・ギョンウクが4年前から演じている指名ゼロの売れないホストキャラ。今やYouTuberから芸能人、メディアのYouTubeチャンネルに多数出演し、ただいまタナカバブルの真っ最中です。

タナカは日本語なまりで話すカタコトの韓国語や、相槌で「そうですよね〜」とか「はいはい」と日本語を入れてくるので初見だと日本人に間違えやすく、V系を彷彿とさせる通称〈TANAKAポーズ〉やメイドカフェ定番のおまじない〈萌え萌えキュン〉の小技まで駆使。ブレイクまで4年という歳月をかけて磨き上げたキャラクターで韓国芸能界を無双しつつあります。

そんな彼がリリースした「wasurenai(忘れない)」は、日本が大好きな韓国のラッパー・D-Hackのプロデュース曲。歌謡曲とJ-POPを融合した男の哀愁漂う切ないバラードで、「忘れなぁ〜〜(い) 忘れなぁ〜〜(い)」(「い」の発音が抜けているように聴こえます)と日本語で熱唱するサビが印象的。

MVは歌舞伎町や新宿周辺で撮影され、終盤には実在のホストクラブも登場。色々な人間模様が渦巻く夜の街で生まれたタナカの快進撃を陰ながら見守っていきたいと思います。