2022/08/23 20:00
この連載は、心にモヤモヤを抱えながら所謂“モラトリアム” な時期を過ごす大学生の私が地元などで参加したライヴで思ったことや感じたこと、考えたことをお届けするコラムです。気楽に読んでただけると幸いです。
第三回目となる今回は私の地元岡山で楽しめる特別な夜景と、その景色を見ながらドライブで聴きたい音楽をご紹介。
まず、岡山県倉敷市と四国の香川県坂出市を結ぶ瀬戸大橋の夜景。岡山県側から高速道路に乗って鷲羽山トンネルを抜けると、いきなり始まる真っ暗な世界。その中にそびえる真っ白な塔がライトアップで照らし出されていて、とても幻想的な景色を楽しむことができます。また、香川県側に近づくと酒井で工業地帯の夜景も間近に見ることも。そして、この景色とともにドライブでぜひ聴いてもらいたいのが、THE YELLOW MONKEYの「パール」。夜風に当たりながら〈ハイウェイに飛び乗る〉にはもってこいの楽曲で、軽やかなメロディとメッセージ性の高い歌詞でドライブ時間を盛り上げてくれます。
さらに、岡山側から瀬戸大橋の夜景を楽しむもう一つのスポットが鷲羽山。この児島半島最南端に位置する山からは瀬戸大橋を見下ろすことができ、橋の壮大さと夜景の綺麗さに圧倒されます。瀬戸大橋への観光の際はぜひ、鷲羽山からの景色も楽しんでもらいたい。
次にご紹介するのは岡山県倉敷市に位置し、不夜城のように眠ることのない水島臨海工業地帯。こちらは言わずと知れた夜景観光地で、ここには200を超える工場と事務所が林立しています。アニメ映画「AKIRA」を思わせるような都会的で壮大な景色は圧巻です。また、工場が立ち並ぶすぐそばを乗用車で走ることができるため、まばらに白く光る機械や煙突から燃え上がる炎を間近に見ることも可能。他ではなかなか見ることのできない特別な景色をドライブとともに楽しむことができます。
そして、この景色とともにドライブでぜひ聴いてもらいたいのが、THEE MICHELLE GUN ELEPHANTの「シトロエンの孤独」。真夏ではあるけれど、工場群の景色から感じる冷たい世界観を切り裂くようなに鳴り響くテレキャスターとメロディに乗せて吐き捨てられるような歌詞が印象的で、緊張感を感じながらも徐々に胸が熱くなる楽曲です。
また、瀬戸内海の多島美と夕日、瀬戸大橋のライトアップ、水島コンビナートの夜景を船上から鑑賞するクルージングツアーもおすすめ。所要時間90分ほどで瀬戸大橋のライトアップと工業地帯の夜景を会場から楽しめるため、より特別な時間を過ごすことができます。こちらは岡山観光連盟ホームページより予約可能。夏の終わりが近づいてきていますが、今回ご紹介したドライブスポットやクルージングで今夏最後の思い出を作ってみてはいかがでしょう。
《私的ドライブおすすめ曲》
THE YELLOW MONKEY「砂の塔」、betcover!!「幽霊」、WurtS「魔法のスープ」、キイチビール&ザ・ホーリーティッツ「夏の夜」、ステレオガール「GIMME A RADIO」、ラブリーサマーちゃん「どうしたいの?」、Age Factory「HIGH WAY BEACH」、ARSKN「Mynd」、BENNIE K「UNITY」、EGO-WRAPPIN'「サニーサイドメロディー」、GEZAN「Absolutey Imagination」、KID FRESINO「Coincidence」、N’夙川boys「プラネットマジック」
文・写真:田代芽生
OTOTOYにて配信中:https://ototoy.jp/_/default/p/75051
・THEE MICHELLE GUN ELEPHANT「シトロエンの孤独」
OTOTOYにてライヴ音源配信中:https://ototoy.jp/_/default/p/264062
https://www.jb-honshi.co.jp/customer_index/kanko_event/lightup/lightup-seto.html
・岡山観光連盟クルージング詳細:https://www.okayama-kanko.jp/event/12454