2021/09/07 20:30
2021年9月24日(金)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国順次公開となるドキュメンタリー映画『fOUL』。
その公開を記念してライヴハウス下北沢SHELTERより無料配信トークライヴが9月15日(水)に緊急開催されることが決定した。
この無料配信トークライヴ「fOULとわたしたち-下北沢SHELTERより-」は、1994年から2005年にかけて活動し、現在活動休憩中のバンド、fOULが自主ライヴ企画「砂上の楼閣」を計34回も実施、まさにホームグランドだったといえる下北沢SHELTERにてfOULのことが大好きな面々が集まって行われるもの。
下北沢SHELTERは今年30周年、10月1日からはそれを記念した企画、ワンマンライヴシリーズ「LOOK BACK ON THE 1991-2021」が始まるが、このfOULに関する無料配信はその前夜祭的な位置づけになる(かもしれない)。なお、fOULは現在休憩中につき、メンバーの出演はない。
fOULはアメリカン・ハードコア/パンクと日本独特のメロディ、語彙を融合したどこにも存在しない音楽性を誇り、鉄壁のリズムと何かがおかしくも掻きむしられるギター、繊細に吠えるボーカルのアンサンブルが「いったい何に遭遇しているのか」表現できない衝撃を与えたバンドだ。映画『fOUL』の予告編にあるとおり「その音楽性と佇まいに言葉が追いつかない、言語化不能なバンド」。そんなfOULに縁の深かった面々、fOULに多大な影響を受けたバンドマンの証言やコメントを交えながら、fOULという類型皆無の不世出バンドの本質に迫るのがこのトークライヴ。
当日は、fOUL結成当初からライヴPAを担当していた今井朋美に加え、fOULのメンバーの機材の秘密を知る楽器店フーチーズの村田善行がトークで登場。さらに「砂上の楼閣」を開催していた時代に下北沢SHELTERの店長であった西村仁志や、fOULを愛する全国のバンドマンなどがVTR出演する。また、BUSHMINDによる、スペシャルDJも聞くことができ、どんなセットになるか期待が膨らむ。全国のfOULファンはぜひチャットを通して参加してみてほしい。
fOULの音源は現在ほぼすべて廃盤、配信されている音源もごくわずか、中古で出回っているCDも絶対数が少ないと思われ、その音に触れるためにはそれなりの努力を要する状況だ。その意味でもこの無料トークライブはfOULの魅力の一端に触れることが可能な貴重な機会となり、特にfOULをまったく知らない人々にとっては人生におけるとんでもない出会いのひとつになる可能性がある。fOULが遠慮なく大さらけ出しライヴを展開する映画『fOUL』は9月24日(金)より公開。
イベント情報
下北沢SHELTER30周年記念/映画『fOUL』公開記念
【無料配信】「fOULとわたしたち─下北沢SHELTERより─」
2021年9月15日(水)19:30〜
https://twitcasting.tv/shelter_1001
【出演】
■トーク:
大石規湖(映画『fOUL』監督)
今井朋美
村田善行(ギターショップ フーチーズ)
椎名宗之(Rooftop編集長)
■DJ:
BUSHMIND
■VTR出演:
西村仁志(LIVE HOUSE FEVER)
山口将司(bed)
牧野洋平(herpiano)
吉田悠樹(NRQ)
コロ(Fellas In Town / アクティヴィスト)
コモリ(GOREFLIX / discotortion)
ほか