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2021/05/19 18:00

 

【連載コラム】ラヴェンダーズAKIRA のWANNA GO HOME―第65回

 

みなさんこんにちは、AKIRAです! 今週も「ラヴェンダーズAKIRAのWANNA GO HOME」へようこそ! はっきりしない天気が続いていますが、皆さんいかがお過ごしですか?

今週のお題「ブリティッシュロック」

今回はカバーしたことのあるバンドや楽曲にフォーカスしていきたいと思います。

ラヴェンダーズ1stアルバム『Luv-Enders’ Invasion!』は、特にブリティッシュ系のカバーが多かった。KinksやThe Who、Small Facesとかね。皆さんご存知の通りブリティッシュロック大好きな私ですが、あの時期は特にそれ系をよく聴いていて。もちろん今でもだけど、もう少し幅を広げて聴くようになりました。

例えばキンクスの“Till the End Of the Day”とかは、どうしても頭の中で歌ってると“All Day and All of the Night”に変わっちゃってたし(笑)、歌詞が詰め込まれてて歌うのも苦労したのに加え、キンクス特有のちょっと薄暗いあの雰囲気を上手く出せるのかちょっと不安だったのをよく覚えてます。

考えてみると、お願いしてたわけじゃないのに、どこのライブハウスでも、あの曲をやるとき絶対に照明は赤だったな。対してセカンドアルバム『Luv-Enders’ Explosion!』収録の“On Your Radio”は絶対青。これも何故か、どこに行っても(笑)。なんだかもはや懐かしい感覚になってしまう。初めて会う照明さんには、この曲はこの色なイメージなのかぁ。とよく思ってた。

カバーする曲はどんな基準で決めてたのかよく質問頂いてたんだけど、基本的には好きな曲や歌ってみたい曲、この曲合いそうじゃない?なんて曲をズラーっと並べて、私の声に合うものやイメージが浮かぶものを選んでました。オリジナルからあまりかけ離れることのないもの。ラモーンズやりたい、クラッシュやりたいと口癖のように言ってたから、どちらも無事収録できましたね。

前回ちらっとした大学生の頃のレコード話もそうなんだけど、ロスの家で狂ったように聞いてたバンドの曲たちを歌うのはとても喜ばしく、そしてかなりエモい。

先日BADレコーズからリリースされたコンピアルバム『SHAKE』でThe Whoの“I Can’t Explain”を歌ったんだけど、この曲もめちゃくちゃ聴いてたしね!目瞑ったら愛車の運転席に座って、カーステレオから流れてくるのが浮かぶくらい。

ちなみにこれはファーストに入れようか?とデモまで作ってボツになってたので、今回改めてレコーディングしました。他にも何曲か歌唱してるし、他にも朝まで踊れる楽曲ばかりのゴキゲンアルバムなのでまだの方は是非チェックを。

バンドにフォーカスと言いつつなんだか脱線してばかりだったけど、これを読んでから色々聴きなおすのもまた面白いかも。

あ!まだの方は是非、OTOTOYさんのハイレゾ配信でよろしくお願いしますね!

今週の一曲 The Kinks 「Till the End Of the Day」

1965年リリースの楽曲。紹介したと思ってたらまだだったのでご紹介します!前述のように、ファーストアルバム『Luv-Enders’ Invasion!』に収録されています。ライブではギター弾いてた時もあったけど、タンバリン鬼叩きしてた記憶が凄い。

“Baby, I feel good
From the moment I arise
Feel good from morning
Till the end of the day
Till the end of the day”

-“ベイビー、気分が良いぜ
目を覚ましたその瞬間から
朝から良い気分だ
一日が終わるまで”

“Yeah, you and me
We live this life
From when we get up
Till we go sleep at night
You and me, we're free
We do as we please, yeah
From morning, till the end of the day
Till the end of the day”

-“そう、君と僕
生きてるこの人生
朝起きて夜眠りにつくまで
お前と俺は自由
やりたいこと何だってやればいい
朝から、一日が終わるまで
その日が終わるまで”

“Yeah, I get up
And I see the sun up
And I feel good, yeah
Cause my life has begun
You and me, we're free
We do as we please, yeah
From morning, till the end of the day
Till the end of the day
Till the end of the day”

-“起き上がって朝日が登るのを見上げる
気分が良いぜ
だって人生始まったからな
俺たちは自由
何でめたやりたいようにやればいい
朝から晩まで
夜が明けるまで”

とにかく、目が覚めてから眠りにつくまで気分が良い。だって僕らは自由で、好きなことを好きなように出来るから。という曲。

私の意訳だけれど、レイ・デイヴィスは作曲中の思い出として「1ヶ月位何も曲が書けてなくて、遂に心配し出したマネージャー達は僕のロンドンの家にモルト・シューマン(Save the Last Dance For Meを作曲)を寄越した。彼は来るなり ”俺は君が何を考えてるのか知りに来た。興味があるのは君が今まで書いたものじゃない、これから書くものだけだ。”と言ってきた。まあ彼は完全にマネージャー達からそう言わされてたんだけど、僕にはそんなのがバカらしかった。だって1ヶ月書きたくなければ僕は書きたくなかったから。周囲から重圧なプレッシャーをかけられ、どうしてもやらなきゃいけない雰囲気になったんだ。そうして僕は妹と一緒に過ごすことにした。彼女に新しいおもちゃとアップライトピアノを買ってやり、それでTill the End Of the Dayを書いたってわけだ。これは自由の曲。奴隷や牢屋に閉じ込められている、何かから逃げ出したい人達の、自由に対する思いを歌った。僕の心情についてだったとは、僕自身これっぽっちも気付いてなかったんだ」と語ってる。

なるほど。自由だから僕達は何したっていいのさ、やりたいようにやればいいというのは、彼自身の置かれていた状況から生まれた歌詞だったんですね。書きたくない時には書かないし、自由にやりたかった、そんな気持ち。これは知れてよかった!皆さん既にご存知でしたらすみません(笑)。

というわけで、今週はここまで!梅雨がやってきますが、音楽を沢山聞いて、憂鬱な気持ちも吹き飛ばして行こう!元気に過ごして下さいね。ではまた次回!(次回は6/2掲載)

リリース情報
AKIRA with THE ROCKSVILLE
「恋のヴァレンタインビート」
1. 恋のヴァレンタインビート (VALENTINE’S BEAT IN L.U.V)
2. HEY TONIGHT
販売価格:¥510 (ハイレゾ¥880) 
OTOTOYから配信中
ロスレス配信
https://ototoy.jp/_/default/p/695424
ハイレゾ配信
https://ototoy.jp/_/default/p/695425

〈ラヴェンダーズAKIRA のWANNA GO HOME 連載50回記念スペシャル配信~in AKIRA-CHANNEL~〉
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