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2021/03/21 08:00

 

「ロンバケ」×わたせせいぞう 夢コラボ実現

 

大滝詠一が1981年3月21日に発表したアルバム『A LONG VACATION』発売40周年を記念して、本日2021年3月21日 に『A LONG VACATION 40th Anniversary Edition』がリリースされる。

この度、ロンバケ・コラボポスター企画第4弾として、イラストレーターわたせせいぞうとのコラボレーションが実現した。

わたせせいぞうは、長年にわたり日本を代表するイラストレーターとして数々の名作を発表されており、アルバム『A LONG VACATION』のジャケットイラストを手掛けた永井博らと共に、1980年代という時代を象徴する数々の作品を手掛けてきたレジェンド。現在も国内外で高い評価と多くのファンに支持されている。

大滝詠一の代表曲『君は天然色』が劇中歌として使用された映画『私をくいとめて』の原作小説の新聞連載時イラストと書籍化した際の表紙をわたせせいぞうが手掛けたという縁や、わたせせいぞうと永井博が以前に対談をされたということもあり、この度、永井博のイラスト『A LONG VACATION』ジャケット×わたせせいぞうという、前代未聞・まさに「夢のコラボレーション」がここに実現。

『A LONG VACATION』×わたせせいぞうのコラボレーションポスターデザインは3月21日の読売新聞広告紙面で初公開。この広告には「想い出はモノクローム 色を点けてくれ」というキャッチコピーが添えられており、2021年が色鮮やかで明るい時代になってほしいという思いも込められている。

●わたせせいぞう コメント

「大滝詠一さんを感じます!」とボクのコミック、ハートカクテルの読者から言われたことがある。ボクにとってそれは、大変嬉しい最大級の褒め言葉であった。A LONG VACATIONがリリースされた1981年3月21日は、ボクはまだサラリーマンと漫画家の二足のワラジ時代だった。夜遅く帰る電車の車窓から見える夜空に、夢を描いていた頃だ。

あのレコードジャケットを銀座の楽器店で見た時は、衝撃的であった。絵を描くボクにとって、永井博さんのイラストは遥か彼方の憧れの作家であった。「いいな、かっこいいな」何度も心で呟いた。今をときめくシンガー大滝詠一さんと永井博さんのコラボに、感動しつつ、嫉妬していた。

イラストレーターという言葉は多分、永井博さんの頃から使われ始めたと記憶している。あの時代は日本のクリエーターたちはアメリカ、ウエストコーストを意識していたと思う。

ボクの主人公のカレとカノジョの背景が永井博さんの描くプールサイドや街だったら、どんなに素敵だろう!そんな思いで描き始めたハートカクテル、いつしかその背景は日本のようで日本でない、無国籍と言われたのはこの所為でもある。

後年、ボクもレコードジャケットの絵を描くことになった。松岡直也さんやTUBEの絵の依頼だった。よし素敵な絵を描くぞ!と奮い立たせたのは、憧れのA LONG VACATIONのジャケッ トが大滝詠一さんの歌声と共にボクのハートにあったからだ。

今回メモリアルイヤーの絵は、ボクの好きな「夢で逢えたら」を聴きながら(時には歌いながら)楽しく描かせて頂きました。

大滝詠一さん永井博さんありがとうございます!

・大滝詠一 『A LONG VACATION 40th Anniversary Edition』 特設サイト
https://www.sonymusic.co.jp/Music/Info/LV40/
・NIAGARA公式サイト
http://www.sonymusic.co.jp/artist/EiichiOhtaki/


[ニュース] 大滝 詠一, 大瀧詠一

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