BLACK HOLE

変化する価値観のなかで、“純化”を重ねるハードコア・パンク─KLONNS、新作「CROW」

インタヴュー

変化する価値観のなかで、“純化”を重ねるハードコア・パンク─KLONNS、新作「CROW」

「現行のハードコア・パンクでカッコいいバンドは?」と聞かれたら、KLONNSの名前を間違いなくそこに挙げる。彼らが主催する「Discipline」というパーティーの存在や、メンバーそれぞれの活動や経歴の幅広さもバンドを形作っている重要なファクターではあるが、シンプルに彼らのサウンドが素晴らしくカッコいいこと。これに尽きる。今回のOTOTOYでのインタヴューはその音がどのように生まれているのかたっぷりと話を聞かせてもらった。これを読んで、最新作である「CROW」から次は一体どこへ向かうのかを、楽しみに待ってい…

痛みを受け入れること、その美しさ──NEHANN、ファーストアルバム『New Metropolis』

インタヴュー

痛みを受け入れること、その美しさ──NEHANN、ファーストアルバム『New Metropolis』

東京を中心に活動するNEHANNのファースト・アルバム『New Metropolis』が、〈Kilikilivilla〉よりリリースされた。世界で同時多発的に起こるポストパンクのエッセンスを継いだシーンへの、東京からの呼応ともいえる今作で、NEHANNのダークネスが映し出す妖艶な美しさは、不正と虚偽、排除がはびこる冷酷な社会を照らしながら、わたしたちを踊らせる。その根幹にはどのような世界が広がっているのだろうか。...…

REVIEWS : 019 オルタナティヴ / レフトフィールド(2021年3月)──津田結衣

連載

REVIEWS : 019 オルタナティヴ / レフトフィールド(2021年3月)──津田結衣

"REVIEWS"は「ココに来ればなにかしらおもしろい新譜に出会える」をモットーに、さまざまな書き手が新譜(基本2~3ヶ月ターム)を中心に9枚(+α)の作品を厳選し、紹介するコーナーです(ときに旧譜も)。今回はOTOTOYスタッフ、津田結衣が9枚セレクト&レヴュー。自身がインタヴューした注目のバンド、Ms.Machineなど、バンド、SSWなどなどスタイルを問わずエッジーなサウンドを提示するオルタナティヴ / レフトフィールドなアーティストたちを紹介。 ...…

退廃とファンタジーの狭間で──Ms.Machine、ファースト・アルバム『Ms.Machine』

インタヴュー

退廃とファンタジーの狭間で──Ms.Machine、ファースト・アルバム『Ms.Machine』

3ピース・バンド、Ms.Machineの結成6年目にして初となるフル・アルバム『Ms.Machine』、1月にフィジカル&Bandcampのみでリリースされた今作がOTOTOYでも配信開始された。前作『S.L.D.R』以降、ドラムレスへと体制の変化を経て音楽性もガラリと変わったバンドのいまのありようが、今作には詰め込まれている。昨年にはシンガポールに拠点を置く〈CNA〉制作の日本の女性にフォーカスを当てるドキュメンタリーに取り上げられ、カナダのウェブメディア〈CVLT Nation〉のオンラインフェスにも参…

東京の新たなシーンの胎動──WOOMANの自主レーベル・コンピが捉えるいまの空気を体感せよ

インタヴュー

東京の新たなシーンの胎動──WOOMANの自主レーベル・コンピが捉えるいまの空気を体感せよ

2020年7月ライヴハウスが配信にいそしむころ、WOOMANの自主レーベル〈Herheads〉と〈KiliKiliVilla〉のもとコンピレーション作品『Destruct Tapes #1』がリリースされた。本コンピをコンパイルしたのはかつてチルウェイブ / ドリームポップのシーンでプレイヤーとして活動しつつ、〈Cuz Me Pain〉(レーベル / イベント)でカセット / レコードを自主制作していたメンバーが一転してはじめたロックバンド、WOOMAN。彼らが共鳴する新しい世代のバンドたち、Waater、…

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