叙情派シネマティック・ダブ・バンド、あらかじめ決められた恋人たちへ(通称、あら恋)から、ニュー・アルバム『響鳴(きょうめい)』が届けられた。今作で鳴らされているのは、あら恋が活動を開始して以来、常に大切にしてきた "オルタナティヴとしてのダブ" だ。原点と進化の両面が刻まれた今作について、OTOTOYではグループの中心人物である池永正二にインタヴューを実施。ショッキングなニュースで溢れ、混沌の時代を生きながらえる私たちにあら恋が提示するのは、希望や綺麗事ではなく流されないタフネスである。その裏には、バンドマ…
バーチャルモッシュパーティーバンドを標榜するT.M.P。所属するKANG SIGH HYPER CREWも関西で1つのシーンになりつつあるが、彼らはその域にとどまらず精力的に活動の幅を広げている。そんな彼らがその哲学や決意を濃密につめこんだ初のフルアルバム「Vector」をリリース。「Vector」、すなわちどう生きていくのか、その決意の窺えるインタヴューになった。ヴァーチャルと現実を有機的に結ぶようなバンドを結成した経緯から振り返りつつ、新アルバムに込めた思い、そして今後の方向性について迫った。...…
結成25周年を迎えたエレクトロ・ダブ・ ユニット、あらかじめ決められた恋人たちへ(通称、あら恋)が、15分超の長尺曲2曲を含むアルバム『燃えている』をリリース。今作は、そのサウンドに紐付く形で、映画監督・柴田剛が参加した映像作品と、作家・シンテツによる書き下ろしの小説が公開されており、音楽、映像、小説の3つの視点から物語を多角的に紡いだ作品に仕上がっている。あら恋は、なぜこのような作品を世の中に出そうと思ったのか、そして、どのような経緯で作り上げたのか。今回、グループの中心人物である池永正二に話を訊くと、混…
現代音楽&エレクトロニック・ミュージックを中心に活動する作曲家、一ノ瀬響とアニソン&ゲームソング界で数々の主題歌&劇伴を担当してきたeufoniusが、コラボアルバム『Sense of』を発表!ジャンルの異なる両者はどのようにして、この作品を作り上げたのか、インタヴューで迫りました。また、OTOTOY限定で今作をDSD 5.6MHz,24bit/192kHzで配信しています。ぜひ、ぜひ高音質でお楽しみください。...…
再生ボタンを押す、ブロークン・ビーツじみたドラムが助走するように回りはじめる、1分後、疾走するシンセ・リフとともにアルバムは重力を振り切って、軽快な足取りで走り出す。気づけば一気にラスト、幕引きを図るピアノの音色でふと我に返る。 端的に言って、D.A.N.のサード・アルバムは傑作だ。躍動する強靱なビートの感覚もある、そして新たに獲得したある種のサイケデリックで壮大なコスモロジーもある。楽器、ヴォーカル、スケールともに表現力を増したサウンドはバンドの新たな姿を示しつつ、成熟へと向かっている様を端的にしめした作…
数多くいるアーティストのなかから編集部がグッときたアーティストを取り上げるこのコーナー。第25回は、2月24日に4枚目のシングル「Regret」をリリースしたシンガー・ソングライター、ナリタジュンヤをご紹介します。新作「Regret」は、学生時代から親交があったアーティストMiyamotoをプロデューサーに招いており、今回OTOTOYでは、ナリタジュンヤとMiyamotoの対談形式のインタヴューを決行しました。 早耳の音楽リスナーの皆さん、ぜひチェックを。...…
ポップでトリッキーなビートを自在に操るラッパーのトップハムハット狂と、ぼくのりりっくのぼうよみへの楽曲提供でも話題のトラックメーカーDYES IWASAKIの2人による音楽ユニット・FAKE TYPE.。新作アルバム『FAKELAND』には、思わず体が動いてしまうようなダンサブルなエレクトロ・スウィング・サウンドをベースに、変幻自在なラップが乗る愉快な楽曲が揃っている。OTOTOYでは、彼らがどのようにしてこの唯一無二の世界を描きだしているのか、話を伺った。一度聴いたら病みつきになるFAKE TYPE.の音…
ソロの音楽家、サウンド・アーティストとして活動するほか、渋谷慶一郎や真鍋大度など数々のアーティストとコラボレーションを行ってきたevala。彼が、今回およそ10年ぶりとなる音源『聴象発景 in Rittor Base - HPL ver』を配信リリース。ラップトップ・ミュージシャンから今回のようなフィールド・レコーディングを前面に押し出した作品制作へと変異していった経緯とは? また、今回の作品の原型となっている香川県、〈中津万象園〉でのサウンド・インスタレーションからアルバム制作へと至ったプロセスについても…
ROVO、4年ぶりととなる新作『ROVO』がここにリリースされた。凄腕のミュージシャンたちが生成する、個、そしてバンドとしての音が交叉する濃密なる6曲。OTOTOYではハイレゾ・ロスレス版ともに独占配信。その鉄壁のライヴ・パフォーマンスが封じられたコロナ禍の2020年前半を経て、彼らはなにを考え、そしてどう作り出したのか? 勝井祐二、益子樹の、小野島大によるインタヴューをお届けしよう。...…
AAAやSexy Zoneなど多くのアーティストへ楽曲を提供している日本屈指のプロデューサー / アレンジャー、SiZK。また、テクノを基軸にハウス、エレクトロなどのダンス・ミュージックを独自に昇華したサウンドを展開しているSiZKのソロ・プロジェクト、★STAR GUiTAR。その2つの名義を持つ彼は、さらに劇伴作家のAkiyoshi Yasudaとしても活動している。そんなAkiyoshi Yasudaの約2年ぶりとなる新作『memento -day1』が6月5日にリリースされた。今作は、“自分の…
国内外のダンス・カルチャーとの接点、その現場感をわりと自然体に体現できるバンドは、ここ日本では少ない気もするのだが、わりと彼らはクールに、自然体にそれをやりのけている。6月13日(土)に主催ライヴ・ストリーミング企画〈Supernature〉の開催を控えているD.A.N.。まさに〈Supernature〉はロンドンと東京の刺激的なDJたちと作り上げるなど、そんな彼らがどこへと向かおうとしているのか、なにを見ているのかそんな視点が垣間見える、そんなイベントになっている。もちろん、そんな視線はこれまでも、これか…
新年明けましておめでとうございます! 今年は子年。つまりDÉ DÉ MOUSEの年! ということで、新年1発目に登場してもらうのは、ニュー・アルバム『Nulife』をリリースしたばかりのDÉ DÉ MOUSE。本インタヴューでは、毎回作品ごとのコンセプトが魅力の彼に、新アルバム『Nulife』に詰め込んだこだわりとともに新年の抱負を語ってもらいました。...…