受け継がれる才能ーーMan Made、UK&US双方のエッセンスを受け継ぐデビュー作をハイレゾ配信

ジョニー・マーの長子、ナイル・マー率いるマンチェスターのトリオ・バンド、マン・メイド。このたび、レイ・マンをプロデューサーに、マックスウェル・マークスをエンジニアに迎え、1年半という時間をかけて制作されたデビュー・アルバムが到着した。2010年代後半にあってもはやクラシックと言えるオーセンティックで骨太なギター・バンド・スタイルを核に据え、昨今のインディ・バンドとは一線を画す曲調の多彩さとフックの効いたメロディ・ライン、アレンジの巧みさによって、新人離れした風格を感じさせる本作をレビューとともにハイレゾ配信スタート。2017年のオルタナティヴがここに!!

UK&US双方の最良のエッセンスを受け継ぐデビュー作をハイレゾ配信

Man Made / TV Broke My Brain
【配信価格】
WAV / ALAC / FLAC / AAC / mp3
単曲 150円(税込) / まとめ購入 1,500円(税込)

【TRACK LIST】
1. Carsick Cars
2. Hi Tech Low Life
3. You Never Know How It Feels
4. Raining In My Head
5. Plastic Key To Living
6. Everything We Miss
7. Bring Some
8. Nobody's Dreaming
9. All Mine
10. TV Broke My Brain
11. Slowdance
12. Don't Thank God (Bonus Track for Japan)
13. Everything And All Of This (Bonus Track for Japan)

※アルバムをご購入いただくとデジタル・ブックレットがつきます。

1stアルバムとは思えぬ完成度

あなたはMan Madeというバンドを知っているだろうか? 簡単に説明するとイギリス、マンチェスター発のインディ・ロック・バンドである。これだけ聞くと「なんだ、ただの新人洋楽バンドか」と思うかもしれない。しかしギター / ヴォーカルのナイル・マーは、何を隠そうポスト・パンク以降のUKを席巻したThe Smithsのギタリスト、ジョニー・マーの息子なのである。ジョニー・マーを彷彿とさせるような繊細でメロディアスなバッキングが心地の良いMan Madeデビュー・アルバム『TV Broke My Brain』を、本レビューで紹介したいと思う。

アルバムを通しで聴いてみて実験的なアルバムと感じた。デビュー・アルバムなのだから実験的なのは当たり前といえば当たり前なのだが、やはり注目すべきはその完成度である。

まず1曲目の「Carsick Cars」は、疾走感のある乾いたギターが特徴で00年代のUKロックのような鋭い音となっており、力強く若さを感じられる1曲だ。1曲目にこの曲を持ってくることで「Man Madeは親の二番煎じバンドじゃないんだぜ」という訴えのようなモノを感じる。また、3曲目の「You Never Know How It Feels」は彼らの特徴である瑞々しさも感じられるが、父親譲りの楽曲を無視しないメロディアスなギターとナイル・マーのヴォーカルの掛け合いが特に印象的な1曲だ。


Man Made / Carsick Cars

ナイル・マーは今から10年前、15歳のときにインタヴューで「次世代のスーパーグループとレッテルを貼れれることをどう思うか」という質問に対して「どこかの誰かが絶対に父と較べるってことはもう分かりきっている。でも父は父の音楽を、僕は僕のプレイしたいことをやる」と答えている。

今作を聴く限りその想いは変わっておらずアルバムを通しての芯はしっかりとしているが、様々な楽曲に挑戦している印象がある。彼らが鳴らしたい音を鳴らした結果なのだろう。これからの音楽性がどうなるかはまだまだ未知であるが、どのような方向性になろうともデビュー・アルバムがこの完成度ならば、Man Madeは注目せざるを得ないバンドになるだろう。(text by 丸山健人)

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PROFILE

Man Made

マンチェスター → ポートランド → マンチェスター、UK&US双方の最良のエッセンスを受け継ぐ大器ナイル・マー率いるバンド、マン・メイド。

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