2015/11/04 18:20

Turntable Filmsの新境地! Gotch主宰レーベルよりセカンド・アルバム先行ハイレゾ&メンバー全曲解説

地元・京都にて結成された3人組、Turntable Films。2012年、当時のUSインディ・シーンとの同時代性を持って高く評価されたファースト・フル・アルバム『Yellow Yesterday』発表以降、同郷のバンド、くるりとの共同イベント〈WHOLE LOVE KYOTO〉開催や、ASIAN KUNG-FU GENERATION主催の〈NANO-MUGEN CIRCUIT 2013〉に出演するなど、着実にその存在を広め、日本のインディ・ロック・シーンで確固たる地位を築いてきた。

それから3年7ヶ月、待望のセカンド・アルバムが完成! Gotch主催のレーベル〈only in dreams〉よりリリースされることが決定した。すべて英詞だった前作から一変、全曲を日本語詞で制作。彼らの挑戦と井上陽介(Vo, Gt)のソング・ライティング力のさらなる開花によって目覚ましい楽曲が誕生した。マスタリングは前作同様ハリス・ニューマンが担当、さらに今回初めてミキシング・エンジニアにアイ・アム・ロボット・アンド・プラウドやダーティー・プロジェクターズなどの作品も手がけるサンドロ・ペリを迎えるという長年の夢を実現させ、より洗練された音像へと仕上がった。

OTOTOYでは本作のハイレゾ配信を1週間先行してスタート!! 特集では京都御所にて撮り下ろした写真とともに、現在京都に在住し最も間近で彼らの成長を目にしているといえるだろう音楽評論家・岡村詩野による推薦コメントと、メンバー自身による全曲解説を公開。この味わい深い作品の手助けにぜひ一読してほしい。

1週間先行ハイレゾ配信!

Turntable Films / Small Town Talk
【収録曲】
01. Light Through
02. What You Find
03. Cello
04. Nostalgia
05. Modern Times
06. Slumberland
07. I Want You
08. Breakfast
09. A Swollen River
10. Into The Water

【配信形態】
左 : 24bit/48kHz (ALAC / FLAC / WAV ) / AAC
右 : 16bit/44.1kHz (ALAC / FLAC / WAV ) / AAC / MP3

【価格】
単曲 250円(税込) / アルバム 2,000円(税込)
※アルバムでご購入いただくと歌詞ブックレットが付いてきます

推薦コメント!

リーダーでソングライター、ヴォーカル、ギター担当の井上陽介は、フォークやカントリーといったオーセンティックなルーツ音楽に若くして魅せられた、頑固な男である。だが、一方で、そろそろ16ビートを解禁しても大丈夫だろう、と判断して新作に向けての曲作りに踏み切った決断力のある男であり、そして、くるりの岸田繁に「日本語で歌えば?」と言われて日本語で歌詞を書くようになった素直な男でもある。そんな井上率いるTurntable Filmsが本当に久しぶりにアルバム『Small Town Talk』をリリースした。京都生まれ京都育ち京都在住という、純度100%の京都人3人による彼らは、自身のレーベル=only in dreamsからこの新作を送り出したASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文や、スプリット・シングルを共に出したこともあるシャムキャッツといった“東"の連中からも絶対的な信頼を得ている重要バンド。そんな彼らのセカンド・シーズンをぜひ聴き逃さないでほしい。(岡村詩野)

メンバーによる『Small Town Talk』全曲解説

01. Light Through

「このままだと暗いアルバムになりそうだから」そんないつもの調子で陽ちゃんが聴かせてくれたデモにはギターやストリングス、グロッケンがカラフルに散りばめられていて、かつトラディショナルな味わいもあるとても美しい曲でした。

この曲にはカラフルなアレンジを際立たせる音の階段が一曲を通して組み立てられていて、特に後半部はリハーサルを何度も重ねて打ち合わせし、レコーディング当日ギリギリまで細かな調整を繰り返し録音されています。(田村)


Turntable Films「Light Through」

02. What you find

アルバムの中で最もコード進行が好きな曲で、2曲目らしい2曲目というイメージ。前のアルバムから、好きなことを詰め込んだ曲を2曲目に配置したい気がする。好きな和音の繋がりと展開を考えて作曲し、ギターやエレクトリックピアノの動きやタイミング、絡み方を試行錯誤したりと手間ひまをかけたところに、YeYeのコーラスが親しみさを加えてくれた。結果的にシンプルなポップ・ソングに聴こえるところが気に入っている。(井上)

03. Cello

本アルバムの8曲目「Breakfast」と同じく、以前やったワンマンツアーの来場者特典音源として録音されたこの曲はタンテにとって初めての日本語曲の内のひとつでした。頭のギター・バッキングからサビまですごくカッコ良くて、ワクワクしながら日本語詞にすんなり入らせてくれた大事な転換曲でもあります。ライブでの演奏を重ねた上で今回のアルバム用に全て一から録りなおし、サンドロ・ペリのミキシングによって奥行のある豊かなサウンドに仕上がっています。(田村)

田村夏季(Dr)

04. Nostalgia

何となく、個人的にはこの曲が1番ここ最近の自分たちっぽいような気がする。そして、おそらく、この曲がこのアルバムの方向性を自然誘導したきっかけの曲ではないかと思います。裏シングル。確か、2014年の頭にやったワンマンライヴで演奏したのが最初で、その頃には大体のベーシックは固まっていた記憶。音源には入ってないけど、その時はパーカッションも入っていた。

澄んだ音色のオルガン、サビ前のスライドギター、2番のエレピの入り方がとても良いと思います。静かで、活気があって、軽やかで、いびつで、上手いのか下手なのかわからないような、そんなフワッとした地方都市の夜みたいな雰囲気の曲。(谷)

05. Modern Times

曲名はボブ・ディランのアルバム・タイトルから。

出来上がりはそうでもないけど、そもそもスタンダードなことをやりたいと思った曲で、かなり素直に書き上げたと記憶してる。エレキギターとドブロとバンジョーの音色やフレーズが、オーソドックスなものからはみ出そうとしているのがおもしろい。

佐々木さんが良いピアニカソロを演奏していて、それがヨーロッパあたりのどこかの庭で見た夢の話のように聴こえる。叙情があって、どの国にいるのかわからなくなるところが好き。(井上)

井上陽介(Vo, Gt)

06. Slumberland

個人的にはベル・アンド・セバスチャンの「I'm a Cuckoo」みたいにドラムを叩きたかったけど、結局あの軽やかなフィーリングは出せるわけもなく修行不足を思い知らされた曲でした(笑)。今までタンテの曲にはなかったビートだったので挑戦できて楽しかったけど。裏打ちの効いた跳ねたビートの上に風のように歌メロが踊るこの曲、僕は特にサビのメロが大好きです。

聞いた話によるとこのサビを作るのにはかなり時間がかけられているらしく、作曲者本人も「頑張ったもん」と言ってました。そういったバックボーン含めて味が出るまでゆっくり噛んで聴いて頂ければ幸いです。(田村)

07. I want you

ある日、リビングでギターを弾いていたらあれよあれよという間に出来た曲。

もっとシンプルな曲にも出来たと思うけど、より楽しい仕掛けを随所に施したいと思ってアレンジを練っていった。ホーン隊は、トラベルスイング楽団からトランペット、トロンボーン、サックスの3人が参加してくれて、あっけらかんとした楽しい感じが加わった。ラスト・パートの全員がガヤガヤしているところとイントロのスライドギターが気に入ってる。(井上)

08. Breakfast

「Cello」と同じく、2年前のワンマンライヴ用特典CDの時に初めて演奏、録音、そして多分これが最初にバンドで演奏した日本語の曲だったと思います(チェロは難しそうだったから2曲目に回していた)。最初はギターがガットギターだったり、全体の音像も、もう少し丸い音だったはず。それが編成も変わりつつライブで演奏を続けてるうちに、今みたいな雰囲気や演奏になっていった。

行ったことないけど、秋のニューヨークのジャズクラブで迎えた朝5時、くらいの感じのイメージ。個人的にはなるだけAORみたくならないように、と意識してたりしたんですが、どうなんでしょう。それにしてもギター・ソロの音色がスモーキーで最高ですね。(谷)

谷健人(Ba)

09. Swollen River

曲を書いて、デモ用にアレンジをしていくのがすごく楽しかった。

サンドロ・ペリのミックスもこの曲が1番最初で、録音した素材を使って見事な手腕でこの曲を理想の形に仕上げてくれた。それを聴いた時は本当にめちゃくちゃ感動した。

それと、アルバム制作の中で終盤の方に出来た曲だったので、開放感があるからなのか。もう何もやりたくないっていうテンションで弾いた、ダラダラしたスライドギターが良い味をだしていると自負しております。(井上)

10. Into The Water

ゲンズブールとか、ゲンズブールのレゲエのやつとか、カリプソの人がオルタナ好きだったら、とかもイメージしてたかも。出来上がりは全然違うけど。

確か、アルバム・レコーディング全曲の楽器が録れた最後にギターソロの録音をしていて、ブースで寝転がりながら、心地よくソロを聞いていた思い出。レコーディング疲れのナチュラルハイで味わうサイケデリアは最高でした。そして実はその味わいこそがこの曲のこのアルバムでの立ち位置ではないかと思っています。

アルバムを通して最後まで聞いた時に最後のギター・ソロがどういう風に聞こえるのか。盛りに盛って言うなら、そのギター・ソロの為のこのアルバムなのかもしれないと、半分本気で思います。(谷)

写真 : 藤林慶海知

過去作

Turntable Films / LIVE

2012年の暮れから2013年にかけて行われたワンマンツアーより17曲を厳選したTurntable Films初のライヴ・アルバム。サックスやラップ・スティール・ギター、マンドリンの音色も加わった大所帯による迫力満点のアンサンブルに心が揺さぶられる作品。

>>特集記事はこちら

Turntable Films / Yellow Yesterday

カントリーやフォークを基調とした楽曲群の中に作曲センスが光るファースト・アルバム。美しいメロディーと卓越した演奏技術に大型新人の到来を予感させる大傑作。Predawnもゲスト参加!

>>特集記事はこちら

LIVE INFORMATION

「Small Town Talk」発売記念 インストアライブ@ FLAKE RECORDS
2015年11月15(日)@大阪 FLAKE RECORDS

ROTH BART BARON TOUR 2015-2016 「ATOM」
11月20日 (金)@京都 UrBANGUILD
w/ ROTH BART BARON / Awesome City Club

大人みたいな子供の大忘年会!!
12月19日(土)@京都 磔磔
w/ gnkosaiBAND / 金佑龍 / THE BED ROOM TAPE / and more

リクオのスペシャル忘年会
12月28日(月)@大阪 martha

PROFILE

Turntable Films

メンバーの地元である京都にて結成された3ピース・バンド。2010年2月にミニ・アルバム『Parables of Fe-Fum』でデビュー。うち2曲が京都FM"α-station"のヘヴィ・プレイに選出され大きな話題を集めると〈ボロフェスタ〉〈京都大作戦〉〈都音楽祭〉といった人気フェスにも次々と出演。同年11月リリースのライヴ会場限定アルバム『10 Days Plus One』を挟み、その後約1年に渡るレコーディング期間を経て、2012年4月にリリースされたファースト・フル・アルバム『Yellow Yesterday』で、日本のインディーロック・シーンでの確固たる地位を獲得。翌2013年4月29日、同郷のバンド"くるり"との共同イベント「WHOLE LOVE KYOTO」を京都KBSホールにて、同年8月からは、シャムキャッツとのスプリットアナログ盤を携えての全国ツアーを敢行、共に大成功を収めた。そして2015年11月、アルバムとしては実に3年7ヶ月振りとなる2ndアルバム『Small Town Talk』を、 ASIAN KUNG-FU GENERATION後藤正文が主宰するレーベル、only in dreamsよりリリースする。

>>Turntable Films OFFICIAL HP

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