2015/10/29 12:02

繊細なグルーヴと眩いバンド・サウンドーー

インスト・バンド、Nabowaライヴ音源を独占配信!

卓越した演奏能力で、大型フェスやライヴで聴く人々を魅了してきた4人組インスト・バンド、Nabowa。 彼らが今年の7月から8月にかけて、過去楽曲を新たなアレンジで披露した着席スタイルのライヴ・ツアー 「quiet side of Nabowa Tour」を行った。OTOTOYでは、満員のなか行われたツアー・ファイナルの模様をKORG MR-2000Sで録音しDSD5.6MHz、24bit/96kHz、24bit/48kHzで独占配信! アコースティック・ピアノとあらゆる電子機材を軸にした、バンドにとって新境地のアレンジをぜひ高音質で味わっていただきたい。当日のライヴ・レポートとともに、Nabowaの“quiet”な心地よいサウンドに身をゆだねてみては?

>>ライヴ・レポートはこちらから<<

Nabowa / quiet side of Nabowa Tour @ 晴れたら空に豆まいて 【収録曲】
01. open:2
02. chopstick chop
03. 続く轍と懐かしき扉
04. R.P.M
05. bandada
06. cal<lon
07. River

【購入方法】
>>音源購入はこちらから

【購入特典】
デジタル・ブックレット(PDF)
(デジタル・ブックレットには、7枚の写真が収録されています。)

【作品クレジット】
All Songs Performed by Nabowa
Recorded at 代官山 晴れたら空に豆まいて
Recorded & Mixed by Hiroshi Tokunaga
Mastered by Kentaro Kimura(Kimken Studio)

Photos by Meg Suko
Digital booklet designed by Hanako Kajiyama(OTOTOY)

Project Director : Jinichiro Iida(OTOTOY) / Kouki Hama(OTOTOY) / Tosei Amano(OTOTOY)
Management : Shinichiro Banshita(bud music)

Supported by KORG(Recorded by MR-2000S)


今回のレコーディングで使用されたDSDレコーダー

KORG「MR-2000S」


プロフェッショナルからアマチュアまで、多くのレコーディング現場で活躍するDSD録音のスタンダード・マシン。DSD 1bit/5.6448MHz、PCM 24bit/192kHzまでの高音質録音 / 再生に対応し、レコーディング機材としてはもちろん、リスニング機材として購入するユーザーも少なくない。また、アナログ・レコードをデジタル・データとしてアーカイヴする目的にも使用される。128GBの内蔵SSD​、プロ・ユースを前提とした充実の端子群、視認性に優れたLEDレヴェル・メーターも魅力。

>>KORG「MR-2000S」の詳細

音源購入はこちらから

①〜③のファイル形式からお選びいただき、ご購入ください

今回は、DSD5.6MHz+mp3と24bit/96kHz、24bit/48kHzの3つのファイル形式をご用意しました。お客様の環境にあったファイル形式をお選びいただき、作品をお楽しみください。

①DSD5.6MHz音源のご購入はこちらから

Nabowa / quiet side of Nabowa Tour @ 晴れたら空に豆まいて(DSD5.6MHz+mp3)
【配信形態】
DSD5.6MHz + mp3
※5.6MHzで録音、32bit float/96kHzに変換しミックスを行い、DSD5.6MHzでマスターを制作しています。
>>DSDとは?

【価格】
1,400円(税込) (アルバムまとめ購入のみ)

※Windowsをご利用のお客様へ
本作品の5.6MHz版はファイル・サイズが大きいため、Windowsに標準搭載された解凍ツールでは正常に展開できない場合がございます。その場合、お手数ですが、Explzhという解凍ソフトをお試しください。
>>Explzhのダウンロードはこちら

DSD5.6MHzで本作品を聴く場合の再生方法

DSD5.6MHzの音源は、以下の対応USB DAC / 再生ソフトを組み合わせることで簡単に再生することができます。

簡単再生ガイド
1. OTOTOYから音源をダウンロード
2. お使いのPCもしくはiPhoneと5.6MHz対応のUSB DACを接続
3. 接続したUSB DACのドライバを再生ソフト上で選択
※再生ソフトごとに設定の方法が多少異なります。詳しくはそれぞれのソフトウェアの使用方法をご参照ください。
4. 再生ソフトから5.6MHzの音源を開く(>>再生ソフトについてはこちら)

USB DAC


KORG「DS-DAC-10R」


PCと本体をUSBケーブルで接続するだけ。DS-DACシリーズでおなじみ、最もシンプルな高音質再生システムに、新たに高音質録音機能が加わりました。録音 / 再生ともに、DSDなら5.6MHz、2.8MHz、PCMなら最大192kHz/24bitのフォーマットに対応。これからは配信サイトからのリリースを待つだけでなく、お手持ちのソースをDSD録音し、いつでも好きなときにいい音で聴くことができます。

>>KORG「DS-DAC-10R」の詳細

②24bit/96kHz PCM音源のご購入はこちらから

(多くのパソコン環境で聴くことが出来ます)

Nabowa / quiet side of Nabowa Tour @ 晴れたら空に豆まいて(24bit/96kHz)
【配信形態】
24bit/96kHz (ALAC/FLAC/WAV/AAC)
>>ハイレゾとは?

【価格】
1,300円(税込) (アルバムまとめ購入のみ)

③24bit/48kHz PCM音源のご購入はこちらから

(iPhoneなどでも聴くことが出来ます)

Nabowa / quiet side of Nabowa Tour @ 晴れたら空に豆まいて(24bit/48kHz)
【配信形態】
24bit/48kHz (ALAC/FLAC/WAV/AAC)
>>ハイレゾとは?

【価格】
1,200円(税込) (アルバムまとめ購入のみ)

REPORT : quiet side of Nabowa Tour @ 晴れたら空に豆まいて

8月23日(日)、「quiet side of Nabowa Tour」の最終公演が代官山晴れたら空に豆まいてで行われた。Nabowaがこれまでに発表してきた楽曲の数々を新たにアレンジ、このツアーにあわせて用意した新曲を織り交ぜながら、様々な楽器、機材を使用し、昨年結成10周年を迎えたNabowaの新しい試みとして開催された。この日はツアー・ファイナルとあって、チケットはソールド・アウト。後方までぎっしりと埋め尽くされた客席の様子から、このライヴへの期待感がうかがえる。

拍手で迎えられ、Nabowaがステージへ。揃いの白地にボーダー柄の衣装を身にまとい、ベースの堀川達、ギターの景山奏、エレクトリック・ドラム / ピアノの川上優、ヴァイオリンの山本啓の4人が登場。山本が「こんばんは」と手短に挨拶を済ませると、イントロ「open:2」の伸びやかなヴァイオリンのメロディーから、ライヴはスタート。その雰囲気を保ったまま、すぐさま2曲目の「Donut Donut」へ。この日の会場である晴れたら空に豆まいては、それまで路上ライヴが中心だったNabowaが都内で初めてライヴハウスでの出演を果たした場所。ヴァイオリンを鉄琴に持ち替え、その当時を回想するかのように素朴で懐かしいメロディーを響かせる。「tick tick away」はエヴァー・グリーンなピアノと、幻想的なヴァイオリンのメロディーが印象的で、「続く轍と懐かしき扉」では曲中に自然と色を変えてゆく様が、まるで日常の風景を描写しているかのような郷愁を演出し、会場をNabowa色に染め上げた。1st SET最終曲となる「RPM」ではNabowa流ジプシー・ミュージックと評される軽快なリズムと旋律で観客を一気に盛り上げ、前半を締めくくった。

堀川達(Ba)

小休憩を挟んだ後、2nd SETの立ち上がりは1st SETでの興奮を沈めるかのように落ち着いた鍵盤のメロディーで観客を惹き付けた「a.k.a.」。その流れを引き継ぎつつも、メロディアスな要素をグッと抑え、サラっと耳に入ってくる心地よさが印象的だった「雨と虹」。ライヴでの演奏は3回目という新曲を前に、「このツアーでは、今までライヴでやってこなかった曲や既存曲の新しいアレンジ、トークとこれまでとは違ったNabowaを魅せたい」と、改めて今回のツアーへの想いを語り、6公演に及ぶツアーで全国を忙しく飛び回った今年の夏を振り返る場面も見られた。

(左から)山本啓(Vio)、堀川達(Ba)、景山奏(Gt)

この日のライヴで特に印象的だったのが、ベース、ギター、エレクトリック・ドラムに加え、 川上の木魚、さらには観客の手拍子までをも音素材として取り入れた「bandada」。多重録音により構築された人力テクノ・ミュージックとでも呼ぶべき楽曲の疾走感が、観客の興奮を加速させていくのが分かった。続く「cal<lon」では、Nabowaの楽曲群の中でも一際ダンサブルな原曲を大胆にアレンジ。テンポを半分に落としてダブ的な解釈でじっくりと聴かせた。そして、夏の終わりを思わせるどこか切ないピアノのメロディーが聴こえてきて始まったのは「You and I」。ギターとの美しい絡みには、その場にいた誰もが心奪われた。そして本編ラストを飾ったのは、ファースト・ミニアルバム収録の名曲「River」。一番最初に母に買ってもらったという景山のギターが何とも夏らしい音色を響かせ、この日一番の拍手が巻き起こった。

川上優(Dr,Pf)

鳴り止まない拍手に応え、メンバーが再び登場。ここでは新曲が飛び出し、再び大きな拍手が巻き起こった。こうして「quiet side of Nabowa Tour」と銘打たれたこのツアーは、大盛況のうちに幕を閉じた。この日はグランド・ピアノを使用し、全席着席スタイルのライヴとあって、ロック・バンドのライヴで見受けられるような熱狂は見られなかった。だがそれだけに、聴く者の内側から湧き上がってくる細やかな感情とその変化に、素直に向き合える良さがあった。それが今回のツアーでNabowaが私たちに見せたかった“quiet side”なのかも知れない。今年で結成11年目となる彼らの新しい試みは、今後のさらなる活躍を予感させてくれる素晴らしいライヴだった。

text by Tosei Amano
Photos by Meg Suko

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LIVE INFORMATION

Nabowa LIVE hugany&charom 5 anniversary
2015年11月15日(日)@福岡アートスペース傘

風味絶佳 Nabowa 2015 Taiwan Tour Feat. 黃玠
2015年11月20日(金)@台中Legacy Taichung
2015年11月21日(土)@高雄Live Warehouse
2015年11月22日(日)@台北Legacy Taipei

Nabowa One Man Live Tour「NEVER STOP PLAYING」
2015年11月28日(土)@名古屋CLUB QUATTRO
2015年12月6日(日)@梅田Shangri-la
2015年12月12日(土)@仙台PARK SQUARE
2016年1月23日(土)@渋谷CLUB QUATTRO

PROFILE

Nabowa

京都を拠点に活動している4人組インストゥルメンタル・バンド、Nabowa(ナボワ)。現在までに4枚のフル・アルバム、数枚のミニ・アルバム、シングル、アナログ盤をリリース。2010年5月、2ndアルバム『Nabowa』を発表、「FUJI ROCK FESTIVAL'10」に出演。2011年4月、シングル『SUN』を発表、夏には2年連続となる「FUJI ROCKFESTIVAL ’11」に出演。2011年9月、数人のシンガーを迎えた非インストゥルメンタル・アルバム『DUO』 を発表。2012年9月、3rdフルアルバム『Sen』を発表し、「朝霧JAM2012」にも出演。2013年1月、初となるライヴ・アルバム『20120707』を発表。2014年は結成10周年イヤーとして、6月に2年振りとなる4thアルバム『4』、9月に10周年記念盤『Nabowa Meets Carlos Nino & Friends』を立て続けにリリース。「FUJI ROCK FESTIVAL '14」をはじめ大型フェスへ多数出演し、10月には初の海外台湾公演を行う。2015年は「ARABAKI ROCK FEST.15」に出演、 4月には昨年に続き台湾公演を行ない大成功をおさめた。

>>Nabowa Official HP

[ライヴレポート] Nabowa

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