ジャンル、国境、カルチャーのボーダーを悠々と飛び越えていく彗星ーーYkiki Beat、誰もが待ちわびた1stアルバムをついにリリース!!
Ykiki Beatがデビュー・アルバム『When the World is Wide』をリリース。このバンドのまとまった音源を心待ちにしていた方も多いのではないだろうか。結成初期から耳の早いリスナー達が彼らの才能に気付くと、バンドもそれに応えるかのようにアンセム「Forever」を発表。更なる話題を集めていた彼らだが、満を持してこのタイミングでアルバムをドロップ。約30分全8曲のコンパクトな作品ながら、待ち望んでいた期待をひょいと超えてしまうようなアルバムに仕上がった。
Ykiki Beat / When the World is Wide
【配信形態】
ALAC / FLAC / WAV / AAC / MP3 : 単曲 257円(税込) / アルバム購入 1543円(税込)
【Track List】
01. The Running / 02. Modern Lies / 03. Never Let You Go / 04. Dances / 05. Forever / 06. All The Words To Say/ 07. Winter / 08. Vogues of Vision
「今の時代、彼らだからこそ創れるスマートな音」
どれだけのリスナーがこの日を待ちわびたことだろう。今や入手困難となった7inchシングル『Forever』の発売から約1年、ついにYkiki Beatの1stアルバムがリリースされた。never young beachやD.A.N.などの“新世代バンド” が次々と頭角を現しているインディー・シーンは本当に豊作で、日々どんな音楽に出会えるのかと興奮しているのだが、その中でも彼らは一際異才を放つ存在である。THE DRUMSをはじめ多数の海外アクトとの共演や、パリの有名セレクトショップColletteとBonjour Recordsによるコンピ盤への参加など、異例のスケールで多方面から注目されてきた5人の青年。欧米のポップス、ロック、ヒップ・ホップやポスト・パンクなどを隔てなく吸収し、それを卓越したセンスで“Ykikiの音” に落とし込むことで、最高の新作を届けてくれた。
アルバムの内容に触れてみよう。疾走感溢れるビートとどこか人懐っこさのあるVo.秋山の歌声、70年代を思わせるシンセサイザーが絶妙に絡み合ったポップ・アンセム「Modern Lies」、スリリングなコード進行とメロディー・ライン、コーラスが最高にシビれる「Winter」…。歌詞はどれもストレートで、ハッとするような鋭さと瑞々しさに満ちている。エヴァー・グリーンな名曲「Forever」を軸に全8曲、約30分の間に計り知れない才能が詰め込まれた、今年の代表作になりうる仕上がりだ。 バンドは影響を受けたアーティストにFoster The People やSky Ferreiraを挙げているが、個人ではKeshaやThe Smiths、Capital Cities、Passion Pitにイルカなど、幅広いジャンルを取り込んでいる。そんな5人が鳴らす音楽は、様々なエッセンスを彷彿させつつも決して“何かに似ている”ことはなく、「今の時代、彼らだからこそ創れるスマートな音」へとアップ・デートしているのだ。
中毒性のあるリフやフレーズ、グッド・メロディー…。聴く度に新しい発見があり、感じたことのない高揚感に襲われる。間違いなく世界に通用する音楽であり、今の彼らの魅力が凝縮された1枚だ。平均年齢22歳の若さでこの才能。とにもかくにもマストでチェックしていただきたい。Ykiki Beatのような、シーンの新たな一角を担うバンドに出会えたときの、嬉しい混乱や興奮。これだから今のインディー・シーンからは片時も目が離せない!
(text by 山田百合子)
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never young beach / YASHINOKI HOUSE(24bit/48kHz)
Yogee New Wavesに続く、Roman Labelの第2弾アーティスト、never young beach、待望の1stフル・アルバムが完成! 細野晴臣を中心とした、はっぴいえんどやティン・パン・アレー周辺の70年代J-POPサウンドを現代にアップ・デートした、平均年齢23歳、結成から僅か半年となる東京の若者5人組。昭和な純喫茶から漂う珈琲のにおい、春の訪れから夏休みまでのワクワク、真夏の蒸せ返るような暑さ、残暑から秋に移り変わる哀愁など、様々な景色、におい、感情、日常が混じり合った独特な空気感、そしてユーモア溢れる歌詞が自然と流れていく全9曲。トリプル・ギターのアンサンブルが最高に気持ち良く、サイケデリックでエキゾチック、かつ極上のポップ・サウンドは彼等にしか成せないオリジナリティに溢れた傑作。バンド主宰の安部がバンド編成になる前に宅録で制作した自主制作盤(名盤)から3曲(M-4,5,9)を再びミックスし直し収録している。夏の気怠さ全開の名曲『夏がそうさせた』は必聴! エンジニアには、Yogee New Wavesをはじめ、ペトロールズ、踊ってばかりの国、クリープハイプなどを手掛けるhmcの池田洋を迎え制作。
LIVE INFO
『When the World is Wide』発売記念 インストア・イベント
2015年8月22日(土)＠タワーレコード渋谷店1Fイベントスペース
SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2015
2015年8月29日(土)＠山梨県 山中湖交流プラザ きらら
PROFILE
Ykiki Beat
現行の欧米インディ・シーンに同期する音楽を世界へ発信する要注目新人バンドYkiki Beat。Foster The PeopleやTwo Door Cinema Clubを彷彿とさせるアッパーな楽曲から、ビーチポップ~チルウェイブまで、彼らの豊潤な音楽性が詰まったEP『Tired of Dreams』が昨年12月にBandcampにてリリースされ、SNSなど口コミで高評価を得る。今年2月にはSummer Campの初来日ライヴの前座としてミツメと共に出演、過去にはLast Dinosaurs、MetronomyのOlugbenga等と共演している。今年4月にはフランス・パリの超有名セレクト・ショップColletteとBonjour Recordsによるコンピレーション・アルバムにも参加し、ファッション方面からも支持を受けている。2014年9月、7inchでリリースされた“Forever”のリリック・ビデオが数々のメディアに取り上げられ、同年12月にはThe Drumsのオープニング・アクトに抜擢。今最もアルバムが期待されているバンドと言っていい。
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