2013/10/03 00:00

FourColor名義で「Trackspoon」、minamo名義で「wakka」を発表し、FilFla、Fonicaなどのプロジェクトも含め、ニューヨークの〈12k〉〈apestaartje〉、ドイツの〈tomlab〉、日本の〈HEADZ〉など国内外の名門エレクトロニカ・レーベルからコンスタントにリリースを続け、18枚のアルバムを世に送り出してきた杉本佳一によるハイブリッドなビート・ミュージック・プロジェクト“Vegpher”。このたびセカンド・アルバム『PLUS』をリリースする。OTOTOYでは、24bit/48kHzの高音質WAV音源で先行配信!! そして、アルバムの中から収録曲「Square Slider feat. Ginny Fordham」を1週間先行フリー・ダウンロードでお届けする! さらに、杉本佳一へのインタビューも掲載。その世界にじっくり触れてみてほしい。

>>>「Square Slider feat. Ginny Fordham」のフリー・ダウンロードはこちら

高音質音源で、先行配信開始!

Vegpher / PLUS
【配信形態】
右 : HQD(24bit/48kHz) 購入のみ 2,000円
左 : MP3 まとめ購入のみ 1,500円

【収録曲】
01. Triangle Magic
02. O Plus One feat. Moskitoo
03. Square Slider feat. Ginny Fordham
04. Circle Cider
05. Unshapen feat. Tao
06. Parallel Depth
07. Heptapoda
08. Bicone feat. Ginny Fordham
09. Path of Quad
10. Swimming Star

EMAF TOKYO 2013 期間限定コンピ発売! OTOTOYアプリで全曲フル試聴も開始!

インタヴューでも触れられており、Vegpherも出演する、都市型音楽の祭典「EMAF TOKYO 2013」が11月3日、11月4日の2日間にわたってで開催されることになった。OTOTOYでは、「EMAF TOKYO 2013」を記念し、期間限定コンピを10月8日より発売! また、世界初の試みとして、OTOTOYアプリにて期間限定で全曲無料試聴も同時に開始されることになりました!!

収録曲は未発表曲を含む以下の16曲!

2013年10月8日より期間限定配信!

Fragment / Grean Peach
Inner Science / Melt Inclusion(アンリリース)
no.9 / Chrysanthemum(アンリリース)
Fugenn & The White Elephants / Arrow(未発表)
world's end girlfriend / Helter Skelter Cha-Cha-Cha
mergrim / Unending Chain feat. yuanyuan
μ-Ziq / Smeester(アンリリース)
SUNNOVA / Money(未発表)
sawako / yulag(未発表)
Yuki Matsumura / Without A Break
Vegpher / Silk(未発表)
Nyolfen / Req_I
miaou / River Zephyr
AOKI takamasa / RV2/2(未発表アナザーテイク)
Diamond Version (Byetone & Alva Noto) / Get Yours
Sokif / Un Secret

杉本佳一(Vegpher) INTERVIEW

Vegpherが、セカンド・アルバム『PLUS』を完成させた。ファースト・アルバム『Play』におけるダブステップや、テクノ / ハウス、ミニマル・ダブといったテイストを継承し、静と動、無機と有機という背反するコンテキストをまとめあげた世界観が、このアルバムでは雄弁に表現されている。まさに、ベッドルームとダンスフロアを繋ぐ、“Vegpher”としての新たなアイデンティティーを高らかに宣言した作品といえるだろう。名門PROGRESSIVE FOrMからのリリースとなる本作の制作について杉本佳一にじっくりと語ってもらった。

インタヴュー&文 : 植松幸太(HEADZ)

リズムといっても、変態ビートなので(笑)

――今回のリリースのいきさつを教えてください。

杉本 : 僕がサウンドクラウドにあげた曲をnikさん(PROGRESSIVE FOrM主宰)がチェックしてくれて。

nik : その後杉本さんに「変態ビートの作品聴かせてくださいよ」っていっていて…。

――その変態ビート気になりますね(笑)。それは今作に入っている曲の原型になるようなものですか?

杉本 : そうですね。ただ結果的になんですが、今作よりもその曲は、もう少しミニマルな感じでした。音数が少ないという意味で。ビートとベース主体で、ちょっとだけうわものがのるという… うわものといってもノイズのようなものでしたが。

――基本的にはビート・ミュージックというかリズムありきの音楽だったんですか?

杉本 : リズムといっても、変態ビートなので(笑)、グルーヴを感じるとかノレるといった方向性ではなかったと思います。今回のお話を頂くきっかけになったのはそういうトラックでした。それから僕が何曲かまとめてnikさんにお送りして、聴いていただいた後打ち合わせしたのですが、そのときがnikさんとまともにお話しをした初めての日でしたね。もう10年位お互い知っているのに(笑)。

――1stからスパンが短かったように感じます。同じ名義のリリースが続いたので、杉本さんの今のモードがVegpherなのかなと思ったのですが。

杉本 : 特にそういうことではないです。自分の中ではそれぞれのプロジェクトへの思考は均一なのですが、所要時間的なことでいうと、例えばFilFlaはバンド編成を前提に作曲しているので、作曲以外の部分、それぞれのパートの割り振りやレコーディング等でどうしても実質的に時間がかかってしまいますし、FourColorに関して言えば、次の作品のアイディアを何年もかけて蓄積させているので必然的に作品と作品の間が空いてしまいます。

声を音要素の1つとして考えている部分が大きい

――作品について伺っていきたいと思います。前作にひきつづき、Moskitooさんをフィーチャーした曲が印象的でした。

杉本 : もしかしたら古いタイプの人間の考えなのかもしれないですけど、アルバム単位で作品を聴いたり感じたりしてもらいたいので、アルバムを通して1つの作品を考えたときに、まずMoskitooさんのヴォーカル曲が欲しくなり制作をし始めました。とても苦労した曲の1つです。完成まで一番時間がかかったかもしれないです。先にトラックありきでMoskitooさんに依頼して上がってきた歌がスゴく良かったのですが、それにトラックが完全に歌に負けちゃっていて「どうしよう…」ってなって、僕には珍しく手を動かすより考える時間のほうが長かったかもしれないです。でも、やっぱりそういうときって単一的な方向しか見れてないときなので、ふとしたきっかけと1から作り直すぞって気力で何とか乗り越えました(笑)。そんな苦労が多かった分、印象的になっているとしたら本望です(笑)。そのあと、ヴォーカルが入ることで生まれるおもしろいグルーヴとかリズムをもっと表現したかったので、更にいくつかアイデアが出てきて、3曲目「Square Slider」と8曲目「Bicone」にフィーチャリングさせてもらったGinny Fordhamさんにも参加してもらいました。

――Ginny Fordhamさんはどんな方なんですか?

杉本 : 僕の個人的な知り合いのシンガーの方で、そんなに派手な活動をしているわけではないんですけど、ボストン在住の方です。元々はバークリーで先生やっている旦那さんとの親交の中で知り合ったのがきっかけですが、Ginnyさんのアルバムで僕がミックスやアレンジで参加していたりもします。白人女性シンガーということで、いわゆるそういうテイストの声を扱いたいというのが前々からあったし、ライヴではその手のサンプリングを使ったりもしていたのですが、僕の今までの作品ではないテイストということもあり改めて作品として仕上げることにトライしてみました。割とエディットもしたんですけど、結果的にGinnyさんにもスゴくよろこんでもらえたのがよかったです。

――Vegpherはヴォーカルというより、ボイス・サンプルとして、音そのものとしての声の使いほうがおもしろいと思っていて、feat.していない曲でも、結構声のようなものが使われていて。あれはボカロとかなんですか?

杉本 : ボーカロイドは使っていないです。ほとんどが今までの作品の中からのサンプリングです。それこそFilFlaの作品等です。表記されていないですが、聴いていただければMoskitooさんぽい声が入っている曲に気づくと思います(笑)。

――特に7曲目「Heptapoda」では声を大胆にエディットされていますね。逆に8曲目のGinnyさんをfeat.した曲「Bicone」は、はじめ聴いたときは声を使っていることに気づきませんでした…。

杉本 : 7曲目は、もともと声のサンプリングも入っていなかったし音数ももっと少なくシンプルな曲だったのですが、ちょっと物足りなさを感じて声素材を弄っているうちに、あまり聴いたことのない不思議な感じが作れたので採用しました。 8曲目は今回のアルバムの中では割と早い段階に出来た曲です。コーラスっぽく入っているからかな? 声や歌というより、音として入っているから気づきづらいのかもしれないですね、きっと。コーラスの他にも歌うときのブレスを強調させてリズムと同じタイミングで使っていたりしています。

――それもおもしろいなと思って。歌としてではなく、音として捉えている。

杉本 : そうですね。僕は、Vegpherの作品に限らず、声を音要素のひとつとして考えている部分が大きいので、メロディという意味では歌になっているのかもしれないけど、詩はバラバラ、みたいな曲はいくつかあります。例えば、前作『PLAY』の話になってしまいますが、詞と歌をつけて一通り作ってから、音程も詞も全部壊してから組み替えるといったような試みもありました。基本的には音として捉えたときに好きか嫌いかで使う使わないを判断しているので、単純に声が音として好きなんじゃないかと思ってます。そういった意味でいうと、話がすごい飛んじゃうけど(笑)、この間音楽を担当させていただいた宮沢章夫さんの舞台、遊園地再生事業団『夏の終わりの妹』が5人の役者さんのそれぞれ個性のある声色が次々と耳の中にリズミカルに飛び込んできて、サンプリング・ミュージックを聴いているかのような感覚になるほど刺激的でした。

――もし言葉として意味がわからなくても、音の響きの良さで何かを感じることができるのはとても音楽的でいいですよね。

杉本 : それは自作では意識的にやっている部分もあって、僕自身には言葉で何か伝えたいということは何もないので、そういった意味では詩がバラバラだったりすることで意味が分からなくなってもヨシとしている部分はあるかもしれません。とは言え、2曲目のMoskitooさんの「O Plus One」や、5曲目のtao君の「Unshapen」はそれぞれちゃんとした歌詞があって、意味も言葉もスゴいおもしろいんですよ! なんかいっていることと矛盾しているように聞こえるかもしれないですけど、ホントにスゴいのでじっくり聴いてみてください! ただ、Moskitooさんにしてもtao君にしても、彼ら自身も声を音として捉えられている部分があるから、そのことは僕にとってスゴく大事で、そういう意識でいてくれる人と作品を作りたいなぁというのは常にあります。

人対人、このおもしろいな~って思える瞬間が共同作業しているときの醍醐味

――最初サウンドクラウドのトレイラーで全編の抜粋を聴いたのですが、途中でラップが入ってきてびっくりしました。

杉本 : Vegpherでラップの入った曲を作りたいというのは前作が出来上がった頃からあって、それは今の自分を表現するのに必要だと思い収録を決めました。

――taoさんはどういうきっかけで参加してもらったんですか。この曲は本当に意外でした。

杉本 : tao君はimaginionという2人組のラップ・グループをやっていて、元々はFilFlaの活動等で僕のことを知ってくれていたのですが、知り合ってから間もなくimaginionに曲を提供したことがきっかけでお互いの作品に触れ合うことになりました。imaginionのトラックはエレクトロニカに近い感じだから、あまり他に居ない雰囲気持ったラップ・グループだと思います。

なのるなもない まちぼうけ feat.tao
なのるなもない まちぼうけ feat.tao

――この曲を聴くと、ラップ部分は降神を想起しました。

杉本 : 実際tao君となのるなもないは仲がよいみたいですよ。あとtao君は、エレクトロニカ方面でいうとMANTISのmossことモッチーとyarn:moorというユニットをやっていて、nobleから作品をリリースしています。
さっきも少し触れましたが音として自分の声を捉えられている部分が彼にはあるんだと感じています。彼のやってるimaginionのライブを観ると、もちろん言葉ではあるんだけど、音としての声がとてもいい空間を作っているのが分かります。

――ラップをのせるって、結構一大事じゃないですか? 新境地というか。

杉本 : 確かに初めてのことなので。でも自分はそこまでは…。tao君にも「杉本さん、新境地じゃないですか?」って言われたんだけど、それは自分にとって一大事ってわけではなく、割とフラットというか、単純にやりたかったことの一つです。

――今、個人的にヒップホップにハマっているので、とても良かったんですよ。それからこの曲、始まりは普通にラップなんですけど、途中からエディットされてバラバラになっていきますね。

杉本 : 全然ヒップホップじゃないけどね、四つ打ちだし(笑)。ハーモニーになったりとか。ヒップホップにしたい訳でもないしラップ主体にしたい訳でもなく、自分のトラックにラップをのせたいということが根源だから、そこにハーモニーだったりとか、後半でかなり声をエディットしている部分があったりして、自分の音楽としてはこれが正解だと思ったし、そういう曲を自然に作れたのが重要でした。あ、でもtao君はとても苦労したと思うけど。エディット部分はtao君からのアイデアだったんだけど、僕としてはまだtao君との制作の加減が分からなくて、どこまでやっていいのかなって探りながら作業しているときに「がっつりエディットしちゃってください」的なことをいってくれて、こっちは「あ、いいんだ」みたいな(笑)。混沌とした部分を感じさせたい曲でもあったからこの"エディット"は必須でした。そしてそういうtao君とのやり取りがとてもエキサイティングで、ヒップホップとかテクノとかエレクトロニカとかじゃなく、人対人、この人おもしろいな~って思える瞬間が共同作業しているときの醍醐味だよねって、しみじみと感じていました。

――そういう大胆なボイスのエディットへ理解のあるラッパーってあまりいないと思います。

杉本 : 他のラッパーの方を知らないので何とも言えないですが、結局繋がってくるのは、ちゃんと「音」を捉えられているっていう共通認識。とは言え、歌い手さんにとっては、もちろん「言葉」は大事だから「音」も「言葉」も同じレベルで捉えられることが最も重要なことなんだと思いますが。

ゆったりめのBPMをカッコ良く聴かせるのってテクニックが必要

――アルバムのコンセプトや意識したことは何かありますか?

杉本 : コンセプトというかルールのようなものはありました。全曲BPMを110以下にしました。ある程度まで落とした速度を一貫することで、アルバム全体から醸し出される"香り"みたいなものをより強く感じさせることができるんじゃないかと思ったからです。あとゆったりめのBPMをカッコ良く聴かせるのってテクニックが必要だと思ったので。それとやはりライヴのことはスゴく意識しました。ライヴをしたときに、お客さんが踊ってくれて、自分も気持ちよくて、ということです。そのノリというかグルーヴを、自分なりにどうやったら生み出せるのだろう? どいう方法があるのだろう? ということは、このVegpher名義での課題でもあるので、今回もその点を試行錯誤しながら制作していました。

――以前のVegpherのOTOTOYでのインタヴューを読んだ際に、ベースとキックができればで8割がた完成とおっしゃっていたのが印象的でした。

杉本 : そうですね。その考えはずっと一緒ですけど、トラックメイカーって皆そうじゃないんですか? たぶん。

――Vegpher名義は、前作もそうですが、一般的な杉本佳一のイメージを覆すような作品だと思います。

杉本 : 壊すとかそういうことじゃないんですけど、セパレートして聴いてもらえるといいのかなと。そういう意味では今回もうまくできたと感じています。

――クラブ・ミュージックって、やっぱり思い入れがありますか? 世代的に、そういった音楽が盛り上がった90年代をちょうど若い頃に過ごされて。

杉本 : 思い入れというより憧れのほうが強くて…。というのは、生まれが田舎なので、当時そもそも地元にクラブがないっていう…(笑)。僕が高校生位のときってクラブ・ミュージックが盛り上がっていた時期なんですけど、もともと音楽始めたきっかけがギターを買ってバンドを組むみたいな潮流にのっていたこともあり情報は入ってきているんだけどクラブに行ったことが無っていう状態でした。行き始めたのは東京に出てきてからの18とか19歳位のときからで、その頃が一番クラブに行ったりライヴを観に行ったり音楽を聴いたりしていた時期だった気がします。

μ-Ziqとかは、それこそAFXとかと並んで当時毎日のように聴いていた

――そのときに聴いていたテクノや電子音楽で影響を受けたものはありますか?

杉本 : まさに今度「EMAF TOKYO 2013」で来日するμ-Ziqとかは、それこそAFXとかと並んで当時毎日のように聴いていたし、テクノ3大レーベルしかり芸能山城組のアキラのサントラ等も本当によく聴いていました。μ-Ziqは95年くらいでしたっけ? 自主レーベル〈Planet Mu〉を始めたりしていて、そのレーベルの作品を買ったりしたのも覚えてます。

――そのμ-Ziqと同じイベントにご出演されるわけですが。

杉本 : ホント光栄です。μ-Ziqもそうだけど、ヤン富田さんや砂原良徳さん等、僕がまだいちリスナーの頃から好きだった人達と同じイベントに出演させていただける訳ですから単純に嬉しいです。

――「EMAF」の他にレコ発などの予定は決まっていますか?

nik : 代官山のAIRで、レーベルの「邂逅」さんと偶数月の最後の木曜日に、終電までの「KAICOrM」という合同イベントを始めていて、そこに、今月10/24(木)にはいちゲストとして出演してもらいます。そして次は、12/26(木)を予定していてそこは、Vegpherと34423のダブル・リリース・パーティという予定です。

――他名義も含め、杉本佳一としてリリースや参加作品の今後の予定を教えてください。

杉本 : 今年はもう関連作品のリリースはないかと思いますが、先日、ミックスを担当したMoskitooさんの『mitosis』が12kからリリースされました。それとFourColor名義でリミックス曲を提供したのですが、福岡で「otonoha」というミニマルテクノ・エレクトロニカ系のイベントを主催しているT.B.さんの本名名義での作品Ozaki Koichi『-refost 13-』も9月22日にリリースされました。そして、OTOTOY限定で、「EMAF TOKYO 2013」の出演陣によるコンピがリリース予定なのですが、そこにVegpherで参加しています。

――先ほどnikさんにコンピのトラックリストを見せて頂きましたが、μ-ZiqやAOKI takamasaさん、INNER SCIENCEさんの未発表音源などなど、とても楽しみな内容ですね。本日は、ありがとうござました!

LIVE INFORMATION

EMAF TOKYO 2013 -Electronic Music of Art Festival Tokyo-
90年代中期より様々なスタイルを内包しながら多様な変遷を辿り、今も変わらずその表現の魅力を増しているエレクトロニック・アコースティック・ミュージック。LIQUIDROOMを舞台に2日間で開催される”EMAF TOKYO”は、そうした新鮮なサウンドを独自の個性をもって創り続ける国内外のアーティストたちにフォーカスを当てた新しい都市型音楽の祭典。

2013年11月3日(日) / 11月4日(月・祝)@東京 LIQUIDROOM(恵比寿)
料金 : ADV 4,500円 / DOOR 5,500円(フライヤー持参 5,000円)、2日間通し券 8,000円

11月3日 : 出演
[LIQUIDROOM 1F]
Diamond Version (Byetone & Alva Noto) + 伊東篤宏 / μ-Ziq (Planet μ) / world’s end girlfriend & Another Alchemy / AOKI takamasa / no.9 orchestra / THE MERGRIM GROUP / DJ Yogurt

[KATA & LIQUID LOFT 2F]
Programmed by moph records Fragment / Vegpher / miaou / moshimoss / Yosi Horikawa / 34423 / mu h / qurea / Akisai / DJ 蟻 [SoniCouture Live DJ Set] (moph records) / lycoriscoris (moph records) / SARA AM (moph records) / Shotaro Hirata (moph records) / SUNNOVA (LOW HIGH WHO?) / Yuki Matsumura (Galle) / VJ Naoto Fushimi / VJ 石塚俊

11月4日 : 出演
[LIQUIDROOM 1F]
ヤン富田 / Y.Sunahara / Fennesz / Lusine / 環ROY×蓮沼執太×U-zhaan / Inner Science / Fugenn & The White Elephants x Yousuke Fuyama

[KATA & LIQUID LOFT 2F]
Programmed by Bunkai-Kei Records Go-qualia / Nyolfen / Sokif / Yaporigami / ふんわりちゃん / Sane Masayuki / trorez / Junichi Akagawa / nanonum / Redcompass / sawako / Smany / Katsuhiro Chiba / shotahirama / Naohiro Yako
>>詳細情報

KAICOrM presented by PROGRESSIVE FOrM & Kaico
2013年10月24日(木)@東京 AIR
OPEN/START : 19:00
料金 : DOOR:2,000円(1D)
[MAIN FLOOR]
LIVE : Vegpher、Fugenn & The White Elephants、横塚雄也
DJ : Emerald
[LOUNGE]
LIVE : Himuro Yoshiteru、Atelier Pink Noise、and more
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アカデミックな素養と自由な感性が同居した、カラフルで躍動感のある作風が特徴のBabi。本作では、サックス、クラリネット、ファゴット、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロなど多彩なアコースティック楽器を、奏者を招いて録音している。また数曲のミックスとマスタリングを、コーネリアスのサウンド・プログラマーとして知られる美島豊明が担当。
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ヒップホップをベースとするビート・メイクと確かなエンジニアリングで日本のビート・シーンに確かな足跡を残してきたAZZURRO(アズーロ)。本作はソロ・アルバムとしては『The B-Side』(2009年)以来となる。盟友Shigeru TanabuとのユニットAZZXSSSではUKベース・ミュージックへ傾倒したAZZURROだが、『4』の制作にあたっては、ルーツ・ダブのアンビエンスを意識したという。重なった音を間引き、「間」を際立たせるプロダクションにより、多彩なヴァリエーションのビートを生み出すことに成功している。アルバムを通して聴くことで、ビートが有機的に変化して行く様が感じるとれるだろう。
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PROFILE

Vegpher
FilFla、FourColor、MinamoやFonicaなどのサウンド・プロジェクトで活動しているプロデューサー / コンポーザー杉本佳一が新しく始動させたエレクトロ・ダンス・ミュージック・プロジェクト。杉本佳一は多くのサウンド・プロジェクトで、ニューヨークの12k、apestaartje、ドイツのTOM LAB、日本のHEADZなど国内外の音楽レーベルから多数リリースがあり、なかでもFourColorとしての作品『watter mirror』が英のTHE WIRE誌ベスト・エレクトロニカ・アルバムに選出されるなど、海外での評価は非常に高い。これまでにヨーロッパ各国をはじめアジア、オーストラリア、北米・カナダでライヴ・パフォーマンスを行うなどグローバルな活動を続けている。

また、数多くの映画 / 映像、演劇、エキシビジョンへの楽曲提供・制作、CM / web / 企業PVのような広告音楽を手掛ける中、2004年カンヌ映画祭では宮崎淳監督による「FRONTIER」が監督週間おいて“若い視点賞”、2006年フランス・エクスアンプロヴァンス映画祭ではドイツ人監督Timo Katzによる「Whirr」が“オリジナル映画音楽部門賞”を受賞するなど実績も残している。

>>Vegpher official web

[インタヴュー] Vegpher

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