2013/09/26 00:00

都内を中心に活動を続けるオルタナティヴ・ロック・バンド、リサ=オフリーが、10月16日に新作アルバム『誰にも言えない』をリリース。これまで以上に気合いの入った同作のリリースに向けて、OTOTOYでは2回にわたりリサ=オフリーを特集する。このタイミングにあわせ、「翌朝」「カタルシス」のMVを公開!! そして同曲をHQDで1週間限定フリー・ダウンロード!! さらに映像監督・土橋慎太郎、アートワーク全般を担当した山崎千尋、リサ=オフリーのフロントマン・中島直都の3人による鼎談をお届けする。3者に共通する特性とは? この作品を通して描いているものとは? じっくり話を伺った。音源リリース週には、リサ=オフリーへの全員インタビューを掲載予定。2回にわたり、リサ=オフリーというバンドをひも解いていく。


リサ=オフリー / 誰にも言えない

発売日 : 2013年10月16日(水)
配信形態 : HQD(24bit/48kHzのwav)

収録曲 :
1. 翌朝
2. カタルシス
3. 帰ろうよ
4. Needless
5. #712
6. デスパレード
7. さよならの前に
前作をHQDで高音質配信中!!

リサ=オフリー / 鳴り止まないエゴイズム
【配信形態】
HQD(24bit/48kHz)

【配信価格】
単曲 200円 / まとめ購入 1,000円

【Track List】
1.鳴り止まないエゴイズム / 2.Drain Me / 3.あの頃のまま / 4.午後、目覚め / 5.FADE TO BLACK(ART-SCHOOL cover)

「翌朝」「カタルシス」のMVを初公開 & 1週間限定フリー・ダウンロード!!

>>「翌朝」のフリー・ダウンロードはこちら (9/26〜10/3) <<

>>「カタルシス」のフリー・ダウンロードはこちら (9/26〜10/3) <<

INTERVIEW : 中島直都、土橋慎太郎、山崎千尋

浜辺にたたずむ青い顔をした男女が大きなインパクトを残す「翌朝」。マフィアに扮したメンバーがひとり、またひとりと撃たれていく「カタルシス」。90年代オルタナティヴ・ロックからの影響を独自のポップへと昇華するリサ=オフリーの新作『誰にも言えない』に収録されている2曲のPVは、非常に好対照な仕上がりとなっている。「翌朝」のPVに関しては、アルバムのジャケット、アーティスト写真とも連動し、本作のイメージを大きく決定づけているが、一見して謎の多い、どこか奇妙な一連のアートワークは、果たしてどのような意図で制作されたのだろうか? リサ=オフリーの中島直都、映像監督を務めた土橋慎太郎、ジャケットのイラストやアーティスト写真の撮影など、アートワーク全般に関わった山崎千尋の3人を迎え、「あいまいなもの」「抽象的なもの」がキーワードになったという本作のヴィジュアル・ワークについて、じっくりと語り合ってもらった。

インタビュー & 文 : 金子厚武

自分の世界観があるのと、ちょっと影があるのはこの3人の共通項かもしれない

――まずはみなさんの出会いから話していただけますか?

土橋慎太郎(以下、土橋) : ライヴハウスで働いていた共通の知人がいて、そこからですね。自分はもともと音響の出身で、地元の福岡でミックスとかマスタリングをやってたんですけど、今は東京の自宅兼スタジオでそれを続けています。その中で、バンドもののマスタリングとかをやるときに、PVも一緒にやれたらいいなって思ったんですよね。ブライダルのビデオだったり、企業のビデオも作ってるので、バンドもやっていきたいなって。

――土橋さんはブライダル音響や店舗音響プランニングの会社を経営されてるんですよね。しかも、会社名が「エンター・サンドマン」という(笑)。やっぱり、重い系の出身なんですか?

土橋 : 思いっ切り(笑)。メタル・キッズでしたね。今はレーベルもやっていて、そこから出してるのは全然違う感じなんですけど。
山崎千尋(以下、山崎) : 僕は以前リサ=オフリーと同じNatural Hi-Tech Recordsからリリースをしているバンドにいたことがあって、社長の林さんとは知り合いだったんですけど、その林さんが「ジャケット頼むときにこいつらだったら連絡つくよ」っていうカタログを持っていて、その中に僕の絵も入ってたんです。

中島直都

――独特のテイストですよね。中島君はどんな部分が気に入ったんですか?

中島直都(以下、中島) : 自分の世界観があるなっていうのと、あとちょっと影があるなって思って。それはこの3人の共通項かもしれないです。土橋さん僕のことを暗いって言うんですけど、土橋さんの作ってるCDを聴くと、どう考えても暗い音楽なんですよ(笑)。だから、感覚的に自分とマッチしたんだと思いますね。

――千尋君は今の作風をどのように培ってきたんですか?

山崎 : 昔は自分の作風とかってよく考えてたかもしれないですけど、モチーフとか被写体の印象よりも、素材とか技法とか、そういうところから発想しちゃってて、僕らしさっていうのは結構適当というか、「出るでしょ」みたいな感じで作っちゃってるんです。なので、いざ言われて初めて「影がある感じか、そうなんだ」っていう感じで、いいことではないなって自分では思ってるんですけど。
中島 : でも、いいことでもあるよ。
山崎 : あんまり考えないでやると、こういうのばっかり出ちゃうんですよ。
中島 : 癖みたいなもん?
山崎 : 癖ですね。でも、もっと他人に伝えることを考えないと、作品になっていかないとは思ってて。

――そういう意味では、アルバムのジャケットやビデオを共同作業で作るのって、バンドの世界観を伝える作業なわけだし、いい実践の場になってるんじゃないですか?

山崎 : 基本的には、作品を作るのって一人のほうが効率はいいんですよ。

――アーティスト自身がイメージを具現化できるのであれば、ジャケットとかも本人がやった方がイメージ通りにはなりますよね。

山崎 : そうなんですよね。だから、こうやって2人なり3人で話し合って、ひとつのものを作るのって、かなり会話しないといけないし、共有しなきゃいけないから、その辺が難しい代わりに、すごく楽しい作業でもあるんですよね。
中島 : メンバーとしゃべるのとは全然違いますしね。違う立場の人としゃべるのがおもしろい。
山崎 : 違う言葉を持ってますからね。自分で確実に正解だと思ってやってることが、「違うんだ!」みたいなこともあるけど、それもポジティヴに捉えることができてます。

「あいまいなものを作る」っていうのが前提としてあった

――では、実際に今回の作品についておうかがいすると、まず前作のタイミングで中島君に取材をしたときに、「アルバムを作るときはキーになる1曲があって、そこから全体像が広がっていく」っていう話をしてくれていて、それが今回で言うと1曲目の「翌朝」だったわけですか?

中島 : そうですね。今回最初にイメージしたのが、北極だったんですよ。なので、北極っぽい絵を探すところから始まったんですけど、まあ物理的に難しいので、海かなと。氷じゃなくて、砂浜ですけど、朝方の砂浜かなって。

――あれって場所はどこなんですか?

山崎 : 千葉の外房の、九十九里の方ですね。「人気のない海ありませんか?」って、知恵袋で調べて(笑)。
中島 : 僕らこれまで普通に演奏シーンを撮ったPVは作ってきたんで、ちょっとテイストを変えたいってなって、そこで結構悩んだんですよね。最初は僕が全裸になるって言ってましたもんね(笑)。
土橋 : 「風景がありつつ、わりとフワッとした、あんまり具体性のない絵で見せる感じはどうでしょう?」っていう提案をして、「ただ、それだけだとおもしろくないので、ちょっと変わったことが必要かもしれませんね」って話をしてる中で、「脱ぐ?」ってなりましたよね。
山崎 : そもそも今回はふたつ課題があって、ひとつはジャケットとPVと曲に一貫性を持たせるっていうこと。前回はバラバラに課題を渡されてやった感じなんですけど、今回は時間があるから、3人で話してそういうことに挑戦しようと。あとはさっき言ったように、無難なものにしないというか、ちょっと偏ったものにしようと。でも、その課題って、もともとの曲のコンセプトから生まれたものではなかったので、「そもそも俺たちは何を伝えたいんだ?」みたいなことを、後から探して、見つけて、構築する作業が必要だったんです。それが一番大変だったかな。

――実際には、中島君が全裸になることはなく(笑)。あのメイクにたどり着いたんだと思うんですけど、「何を伝えるか?」っていうポイントと、メイクはどう関係しているのでしょう?

中島 : あのメイクって、ウミウシなんですよ。最初千尋君に絵を見せられて、「これ何?」みたいなんから入って、その意味を訊いたら、オスもメスもないっていう。
山崎 : ウミウシって、オスとメスないんですよ。カタツムリみたいな感じで、どっちの性器も持ってるんです。「あいまいなものを作る」っていうのが前提としてあって、それは僕自身普段から興味があることだったんですよね。どっちかよくわからない、人に判断を委ねられちゃう、はっきりと言えないものとか。
中島 : アルバムのタイトルが『誰にも言えない』で、そこともウミウシでつながって、しっくり来た感じがあったんですよね。
土橋 : びっくりしましたけどね、最初にあのメイク見たときは(笑)。撮影に女の子が来るっていうのも聞いてなくて、夜中の3時くらいに車で迎えに来てもらったときに、ドア開けたらあのメイクした女の子がいて、ホントびっくりしましたよ(笑)。

山崎千尋

――土橋さんは撮影でどんなことが大変でしたか?

土橋 : 朝方の陽があんまり出てないときから始めたんですけど、たまたまその日が曇りで、そんなに日光が出なかったのは助かりましたね。色味はかなり変わってると思うんですけど、絞りの開け具合全開で撮り始めて、ちょっとビビるなあと思いながら閉じていく感じでした。「変わったことをやりたい」っていうのは、いつもみんな言っていて、カチッとした絵っていうよりは、今回はぼかしてぼかして、抽象的な感じで行きましょうっていうことで、ああいう感じになったんです。あのボケ具合は普通だと怒られるレベルですけど、あれがおもしろいって言ってくれるのが楽しいですね。

――ジャケットの絵に関しては、完成までどんなやり取りがありましたか?

山崎 : 作業自体は半日かかんなかったです。絵自体はたまたまポンとできた感じなんですけど、本来はPVを撮る前にジャケットをあげておくべきだったんですよ。なんとなくのイメージはあったんですけど、僕も中島さんもお互いしっくりきてない感じで、結局まずはPVを撮ることになって。それで朝方ヘトヘトで帰ってきたんですけど、そのまま一時間ぐらいでパッと書いたら、それがそのままジャケットになりました。
中島 : あの後書いたんや、すごいなあ(笑)。

――もちろん、PVを撮った浜辺のシーンがモチーフになってるわけですけど、それ以外に何らかのイメージはあったんですか?

山崎 : 「何かインパクトがほしい」っていう中で、結局あのメイクになったのって、「変身させるのっておもしろいな」っていうのがあったんですね。ちょうどカフカの『変身』を読んでいたので、その影響というか、そこから引っ張られてあの絵が出てきたのかなって。あとは、最初に北極って言われて、そのときはきれいな淡い海に誰かが立ってるイメージだったんですけど、PV撮影がすごく大変で、なんかちょっと滑稽さを感じたんですよね。それで、きれいっていうよりは、どっちかって言うと「怪獣現る」みたいな(笑)。そういうイメージになりました。
中島 : あの絵を見て、「あっ」って思ったんですよね。「こういう感じか」じゃなくて、「違うところから飛んできた」みたいな感じで、ジワジワくるみたいな。

――イメージを裏切られたんだけど、でもしっくり来る裏切られ方だったというか。

中島 : そうっすね。おもしろいなって。千尋君テイストやなって。

こいつ(中島)、普段はすごくシャイなんですよ

――もう1本、「カタルシス」のPVはどのようなアイデアから生まれたんですか?

中島 : あれモチーフは『レザボアドッグス』なんですよ。バンドが演奏してるPVも撮りたいと思って、振り切った曲を選んだんですけど、あとひとつ何か要素を入れたいなって思ったときに、僕マフィアが好きで、B級映画っぽいのがいいなって思ったんです。歌詞は結構汚い言葉というか、攻撃的な言葉を使ってるし、その感じもB級映画にはまるかなって。場所は稲毛のK’S DREAMなんですけど、あのピンキーなライトで撮りたいと思ったんです。ちなみに、撮影が終わった後に、スタッフの人が「今日撮ってたの『パルプフィクション』みたいでしたね」って言ってて、「近い!」と思って(笑)。

――タランティーノ好きにはわかると(笑)。

中島 : だんだんメンバーが死んでいくんですけど、演奏シーンになるとみんな弾いてて、あれがちょっとおもしろいなって思いましたね。映像を見るまでは実感がわかないんで、ちょっと不安だったんですけど、実際のを見たら違和感が逆に気持ちよくて。
土橋 : よかったです。リンチの『ツインピークス』みたいのやりたいっすねって言ってたんですよ。たまたまリンチが新作を出したタイミングで、すごい聴いてたんで、「これだな」と思って。

土橋慎太郎

――タランティーノであり、デビッド・リンチでもあるんですね。撮影自体はいかがでしたか?

土橋 : 結構重ねましたよね? メダルが落ちるシーンがあるんですけど、あれは何回も落としては拾い、落としては拾い(笑)。
中島 : 5~6回やりましたね(笑)。まあ、そんな演技とかしたことないんで、撃たれるのとかも難しかったですね。

――メンバーの中で、一番演技が上手いのは誰でしたか?

土橋 : 死体役がピカイチだったのは、山中さんですね(笑)。「ドラムの上で死んでください」って、ずっとやってましたから。
中島 : ホントに口半開き、目半開きで、あれよかったですね(笑)。

――話を聞いてみると、中島君は結構感覚でイメージを出すタイプで、千尋君がそのイメージを広げるアイデアマン、そして土橋さんがそれを具現化するっていう関係性なんだなって思いました。

中島 : 僕はすごくはっきりしてるところがあって、自分のキャパシティ外のことでも、「これは何かあるな」っていうのは感じるし、腑に落ちないものを出されたときは、「違う」ってなりますね。
山崎 : それが助かるんですよね。何を出してもいいって言う人じゃなくて、ダメなものはダメって言ってくれるから、だからこそ信じて出せるというか。

――土橋さんから見て、中島君の魅力って、どんなところだと思いますか?

土橋 : 中島君のリリックはすごくおもしろいなって思ってて、「翌朝」だったら、“命賭けるとか言ったって 死ぬ気もなくて”とか、「カタルシス」だと“うるせえ 黙ってろよ”とか、“臆面もなく言えちゃうんだ”みたいのがおもしろくて。こいつ普段はすごくシャイなんですよ。カメラ向けて、「これやってください」って言っても、すぐ照れるんです。「フロントマンなのに」とかたまに思うんですけど(笑)。でもこういうリリックを書いて歌ってるのがおもしろいなって思うし、アーティストとして尊敬もしてます。

「きれいごとを言いたくない」っていうのはありますね

――中島君、撮影は照れる?

中島 : だって、自分がかっこいいと思って振る舞って、ダサかったりすることあるじゃないですか?
土橋 : こんなこと言うのに、この歌詞なんですよ(笑)。このギャップがおもしろいと思いますね。
中島 : 歌詞はこういうこと書かないとダメかなって、一種の使命感みたいのがあるんですよ。昔からハッピーな曲とかあんまり聴かないし。

――暗い部分も含めて、リアルにそのまま書くことが重要?

中島 : 中学くらいから歌詞は遊びで書いてたんですけど、やっぱりその頃から暗いんですよ、今思うと。
土橋 : ほらほら、やっぱり暗いじゃん(笑)。
中島 : いや、そこは3人の共通項ですから(笑)。

――まあ、メタル・キッズだった人はどっちかって言うと暗い人かもしれないですよね(笑)。実際、土橋さんも影のある表現に惹かれます?

土橋 : それはあると思います。昔はメタルをやってて、次にはまったのがヒップホップとかレゲエで、テクノとかハウスもやったし、今はノイズとかインダストリアル、ダーク・アンビエントとかで… 共通項ですね(笑)。

――(笑)。千尋君はどうですか?

山崎 : どうでしょうね? 僕ポジティヴなつもりなんですけどね。
中島 : それはでも全員そうじゃない?
山崎 : ポジティヴなんだけど、「ポジティヴなことを言ってるだけじゃ、ハッピーじゃなくね?」っていうか、まあ「きれいごとを言いたくない」っていうのはありますね。ネガティブなところをちゃんとかたちにすることで、本質が見えてくるというか… まあ、やっぱり「きれいごとは言いたくない」っていうことだと思います。

――まさに、リサ=オフリーの音楽はきれいごとは言ってない音楽ですもんね。では最後に、今回のPVに関して改めて一言ずつもらえますか?

山崎 : 今回のPVは攻めてると思うんです。変だし、パッと見意味わかんないし、場合によっては気持ち悪いし。そういう攻めてるリサ=オフリーっていうのを楽しんでいただければと思います。
土橋 : 僕もホント、攻めてると思いますね。こういう独特なバンドがもっといろんな人に聴かれるようになったらいいなと思うので、そのためにこういうビデオでちょっとでもお手伝いできれば嬉しいですね。
中島 : 僕はまずは感謝しかないですね。メンバーよりも(笑)。

――(笑)。

中島 : ホントそうなんですよ、撮影期間はしゃべってる時間メンバーより確実に多かったですし。僕ひとりじゃここまでのものに絶対ならないから、そういう人たちと巡り合えた自分はラッキーだなって思いますね。

――チームみたいなものですよね。しかも、違う言葉を持った3人だから、足し算じゃなくて掛け算になって、いろんな可能性が膨らんでいくような。

中島 : そうですね。ひとつのプロジェクトって言っていいと思いますね。

>>「翌朝」のフリー・ダウンロードはこちら (9/26〜10/3) <<

>>「カタルシス」のフリー・ダウンロードはこちら (9/26〜10/3) <<

LIVE SCHEDULE

2013年10月23日(水)@渋谷 club乙
2013年10月29日(火)@北堀江 club vijon
2013年11月6日(水)@心斎橋 FANJ
2013年11月7日(木)@岡山 CRAZYMAMA 2nd Room
2013年11月8日(金)@広島 4.14
2013年11月12日(火)@新宿JAM
2013年11月13日(水)@渋谷 Milkyway
2013年11月14日(木)@稲毛 K's Dream
2013年11月18日(月)@仙台 PARK SQUARE
2013年11月19日(火)@郡山 PEAK ACTION
2013年11月22日(金)@名古屋 CLUB ROCK'n' ROLL
2013年11月25日(月)@水戸 SONIC
2013年12月10日(火)@下北沢SHELTER

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PROFILE

リサ=オフリー

2006年1月、大阪から上京した中島、久保の2人と東京で出会った藤波、山中の4人で結成。都内を中心にライヴ活動を行い自主で3枚のシングルと1枚のミニ・アルバムを制作。2011年6月、Ba.藤波の脱退に伴いベーシスト東海林が加入。2012年6月に開催された「無力の証明」Release Party、8月にツアー・ファイナルとして行われた初ワンマン・ライヴ共にソールドアウトとなる。2013年1月、5曲入りアルバム『鳴り止まないエゴイズム』全国Release決定。

リサ=オフリー official Twitter
リサ=オフリー official HP

この記事の筆者
金子 厚武

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