2013/01/31 00:00

地元伊豆半島へ、仲間へ、家族へ、音楽へそして自分へ。ありのままの現状を詰め込んだ2nd Album『ワルアガキ』を発表し、UMBでの活躍もめざましいY.A.S。その2nd Album『ワルアガキ』のリミックス・ヴァイナルが2013年の春に発売予定だが、それに先駆けてOTOTOYで収録曲3曲を先行配信! レーベル主宰Cge za farmerの働きかけにより、東京在住のJUKEのトラック・メイカー / DJのD.J.G.O.にリミックスを依頼。また大阪のSota Furugenにマスタリングを依頼し、全く新しい音源として世に送り出す。今回の先行配信はD.J. G.O.の2曲を配信し、来月には別のリミキサーが手掛けるもう1曲を配信! Y.A.Sの楽曲を振り返ると共に、巷を騒がすJUKEミュージックを体験してほしい!

リミックス・アルバム発売に先駆けて先行配信開始!

(左)Y.A.S / D.J. G.O. footwark Remix(右)Y.A.S /B-komi D.J. G.O. Remix

【配信価格】
各タイトル共に、mp3、wav 単曲200円

2012年に発売された2nd Albumも要チェック!

Y.A.S / ワルアガキ
【販売価格】
mp3 単曲 150円 / アルバム 1,500円
wav 単曲 200円 / アルバム 2,100円

【Track List】
1. Prologue / 2. Tempus / 3. B komi / 4. Welcome feat. ILL BONG / 5. 1Z1 / 6. Skill full feat. STOCK & KK FLOW / 7. Get the Y.A.S up SHOUT by 豆汁、尖閣, JAB(高槻POSSE)、ACE(THE SMORK'N BOYS THE ROOM)、R指定、PEKO(高槻POSSE)、MC鈴木DX、NAIKA MC、ONE、KAZOO、FUKU、STONE DA / 8. WARU A GAKI / 9. RING / 10. TAKARA MONO / 11. KAFUKA / 12. Epilogue / 13. gypsy ninja wasabi やっぱり家が1番!!って確認するために旅に出るremix(BONUS TRACK)

多幸感に満ちた快作を、JUKEのゲットー・イズムで切り刻むと何が起きるのか?

伊豆のラッパー、Y.A.S.が昨年6月13日に発表した2nd Album『ワルアガキ』の発売を記念して、REMIX盤の発売が決定。OTOTOYで先行配信されるとのことだが、リミックスされる3曲のうち、DJ GOに依頼した2曲についてはJUKE Remixなのだという。

JUKEという音楽ジャンルについては、正直なところ恥ずかしながら僕もよくわかっていない。基本的に、細かくチョップしたネタを反復させ、破滅的なビートと組み合わせることでグルーヴを構築する、シカゴのゲットー・ハウスの発展系のようなものという理解をしている。とは言うものの、この定義に当てはまらないような音の「JUKE音楽」も巷には溢れているわけで、そのような定義の不可能性それ自体が、このジャンルの持つ勢いなのだとも言えるだろう。そんなわけで細かな定義付けは諦めたものの、一般的な「JUKE」の魅力が、ゲットー・イズムそのままのような、破壊的な魅力にあることはほぼ間違いないと言って良い。要するに、それは「はみ出し者の音楽」の現行におけるカッティング・エッジなわけだ。

一方で、今回のREMIXのネタ元となるY.A.S.の『ワルアガキ』がどんな作品かと言えば、それはシカゴのサウスサイドやデトロイトの裏路地からは、ある意味もっとも遠い場所にあるアルバムだ。このアルバムにはひたすらに仲間・地元である伊豆・家族への愛が詰まっている。それを表現する手段が「はみ出し者の音楽」筆頭のヒップ・ホップであることや、Y.A.S.がそれを通じて仲間を得たことはさして問題ではない。ここで言いたいのは、要するに彼はこの作中で「良い仲間に恵まれ、地元にも家族にも惜しみない愛情を注ぐことができて、オレは最高に幸せだ」と語っているわけである。それは今の生活に充足感を得ている男の一人称の音楽であり、その多幸感は、JUKEの持つ孤独なゲットー・イズムとは正反対のものである。

要するに、今回のREMIX企画は、「多幸感に満ちた快作『ワルアガキ』を、JUKEのゲットー・イズムで切り刻むと何が起きるのか? 」という試みなのである。そして結論から言えば、これが滅茶苦茶面白いことになっている。基となる『ワルアガキ』を知っていればこそ、破壊的な再構築の末、純粋なダンス・ミュージックに仕上がったその出来に、良い意味で面食らう。特に「B-Komi」のリミックスは、DJ GOもリスナーも含めて、本当に「遊ぶ」ことのできる出来栄えだ。ヒップ・ホップにおけるリミックスの存在意義が原曲のイメージを刷新することにあるならば、ラップも音もいくらでもチョップして再構築してしまうJUKEは、この上なくそれに適した音楽でもある。昨年頃からようやく日本でも普及し始めたJUKEだが、ヒップ・ホップの領域でこれを遊ぶ余地はいくらでもありそうだ。今回のリミックスは、元となるアルバムとの対比でその可能性を鮮やかに示して見せた企画だと言えるだろう。(text by 遼)

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PROFILE

Y.A.S
1982年11月伊豆半島の中心部に生まれワサビの育つ天城山麓の山々を眺めて育つ。10代初期に兄であるDJ magwonderfulの影響で日本語RAPに触れてしまい未だに末期症状。高校時代はDJごーしと共にグループで活動しつつ野球部に所属(エース・ピッチャー : 本人談)し週末は部活後→クラブ→試合と言うルーティーンを繰り返していた。卒業と同時にソロ活動を開始しEP『GrooveRoom』をリリース。2006年には日本最大のMC BATTLEであるULTIMATE MC BATTLEに出場し、静岡県のチャンプになり本戦へ。しかし本戦当日に泥酔のあまり試合直前にセコンド(O-RICH LABEL党首cge za farmer)と口論。その後ふて寝してしまい残念な結果に。それを踏まえて2007年も静岡チャンプに。2008年には静岡予選廃止により強豪ひしめく横浜予選に出場し見事勝利。本戦では決勝まで勝ち進み、この年のチャンプ"般若"を1番苦しめ、MC BATTLE史に残るあの名勝負を産んだ。同時期に1st Album『You and Me』を発表(車上荒らしに在庫を盗まれた為SOLD OUT)。伊豆半島のMCであるSTOCKと共に立ち上げた“ZionSoldier”としても至る所で名前を広げた。2009年には第一子が誕生し父親に。音楽と仕事と家庭のバランスに悩むも、持ち前の超ポジティブ・ヴァイブスでバッチリ・メイク。2011年には第二子誕生で音楽活動が危ぶまれたが、UMB本戦出場の「結果」で家族を納得させる。と、同時に「ガチでやんべぇ」と立ち上がり2nd Albumを制作。地元、仲間、家族、子供、遊び、お酒、ワサビ、笑顔。このキーワードが今のリアルを産む。

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D.J G.O.
東京在住のJUKEのトラック・メイカー / DJ。アグレッシブなトラック・メイキングで、和物からテクノ・クラシックまで、縦横無尽に料理する。昨年はBooty Tuneより、全曲JUKEのシングル『Footworka EP』と、Shaftのリミックス、変名のGostron名義でも『Geto Tek EP』もリリース。今年も精力的なリリースが期待される、注目の日本のJUKEアーティストの一人。

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