KASHIWA Daisuke、新作『Re:』をHQD(24bit/48kHzのwav)で!

自身の創作活動の他、様々なメディアへの楽曲提供、作家、リミキサー、マスタリング・エンジニアとしても活動しているKASHIWA Daisuke。彼が、現在入手困難となっている初期の名作『april.#19』のニュー・ミックスをはじめ、これまで手がけて来たリミックス、レア音源、未発表曲も新たにミックス/リマスターした、裏ベスト的なアルバム『Re:』をリリースします。更なる高みを目指すKASHIWA Daisukeの、過去への決別を表す作品となった今作。OTOTOYでは、24bit/48khzの高音質音源で配信します!! 更に、収録曲の中から「deepblue [12"edit]」をフリー・ダウンロード配信します! 是非、高音質でお楽しみ下さい。

>>>「deepblue [12"edit]」のフリー・ダウンロードはこちらから

KASHIWA Daisuke / Re:

【配信形態】
HQD(24bit/48kHz)、mp3

【配信価格】
単曲 150円 / アルバム 1,500円(mp3とHQD共に同じ)

【Track List】
1. april.#19 / 2. deepblue [12"edit] / 3. solar man / 4. Jazz pour une infante defunte / 5. something is lost / 6. KATABAMI Dance / 7. april.#07 / 8. Ajanagar / 9. april / 10. colophon.#02 / 11. april.#20


「Re mix」「Re harmonize」「Re arrange」「Re mastering」、これらの方法論を総括、また、「リスナーへの返信」という意味を込めて「Re:」というアルバム・タイトルが冠された作品。2006年~2012年までのKASHIWA Daisukeの軌跡を集めた、これまでで最もポップでバラエティに富んだ作品である。

INTERVIEW : KASHIWA Daisuke

坂本龍一のラジオ番組『RADIO SAKAMOTO』で楽曲がオンエアされるなど国内のエレクトロニカ界隈はもちろんのこと、ヨーロッパなど海外でもライヴでその名を馳せるKASHIWA Daisuke。前作『88』では、ピアノ1台88鍵と向き合いストイックな表現に挑戦した彼だったが、このたび、リミックス・アルバムをリリースすることとなった。アルバム・タイトルは『Re:』。彼のこれまでの軌跡が辿れるだけではなく、それぞれの作品が新たに更新され、彼の様々な魅力が全方位的に開けた作品に仕上がっている。これまで毎作テーマを変えてきた彼が、今回どのような気持ちでリミックス・アルバムにトライしたのかを聞いた。

インタビュー & 文 : 小川 ワタル

長いストーリー性のあるものが好きで惹かれていた

――今回リミックス・アルバムを制作しようと思ったのは、どうしてですか?

KASHIWA Daisuke(以下、KASHIWA) : 「april.#19」が入っているアルバム『april.#07』(2007年発表)が、今ではもう入手困難になってしまったので、その曲を復活させようとまず思いました。とても評判の良い曲なので。それと、これまでにリミックスした他のアーティストの楽曲のなかで自分が気に入っている曲を、1つのアルバムにまとめたいと思ったからです。

――そのアルバム・タイトルが『Re:』ということですが、そこにはどんな思いが込められているのでしょう?

KASHIWA : メールを返信するとき、タイトル冒頭に“Re:”が付きますよね。あれをもじっているのが、まず1つです。あとリミックスの頭にも“Re”が付きますよね。他にはリハーモナイズ(和音のつけ直し)だったり、リマスタリングだったりとか、色んな“Re”をひっくるめて、このタイトルにしました。また、色んなアルバムに収録されているリミックス曲を一枚にまとめて聴きやすくすることで、リスナーの方にお返ししたいという意味合いもあります。

――アルバムには未発表曲も入っていますね。そのうち、モーリス・ラヴェル「亡き王女のためのパヴァーヌ」のオマージュ(「Jazz pour une infante defunte」)は、どういった経緯で作られたのですか?

KASHIWA : 3作目のアルバム『5 Dec.』(2009年発表)で、クラシックをモチーフにするというテーマで取り組んだのですが、その流れを汲んでいます。ジャズ風にリハーモナイズして、自分なりにアレンジしたら面白いんじゃないか、というところから始めてみました。Jimanicaさんにも素晴らしいドラムを叩いて頂きましたし、今回のアルバムのなかでも、いちばん自分が気に入っている曲です。

――今では入手困難なアルバム『april.#07』は、当時ドイツのレーベルonpa)))))(onpa)))))の特集はこちら)のからリリースされました。海外のリスナーに対する意識はありますか?

KASHIWA : 特に意識はしていないです。ただ、海外の方にも沢山聴いて頂いているみたいですね。インストゥルメンタルなので言葉の壁が無いのが、まず1つあると思います。あと自分の作風として、細かい作り方をしている曲が多いので、そういった部分でアート的なものを感じ取ってもらっているのかなとは思っています。

――ジャケット・デザインにもアート的なこだわりを感じます。

KASHIWA : まず今回のアルバムのカラーに関して、今までの自分の作品にはなかったようなカラフルな感じにしたいというのが、すごくありました。歌もあり、ピアノ曲もあり、ポストロックもジャズもヒップホップもあり。そこでジャケットのイメージも、色んな物が入り混じった、カラフルな感じで作っていただきました。

――NISHIDA Kojiさんによるジャケット・デザインも、2ndアルバム『program music I』(2007年発表)から数えて今作で4枚目になりますね。今回は制作にあたって、どういった話し合いをされたのでしょうか?

KASHIWA : 今回のジャケット・デザインに関しては、かなり具体的なイメージが自分のなかではっきりしていました。NISHIDAさんらしいコラージュをメインに押し出してほしいという事、立方体を含めてほしいというのと、あと、空を切り取ったようなものを入れてほしいと。具体的にパーツを指定して、それらをNISHIDAさんらしく融合して作っていただきました。「april.#19」のPVに関しては、今年5月に「Virgin Babylon Night」というレーベル・イベントがあったんですけど、NISHIDAさんにVJをやっていただいて、そのときに作っていただいた映像が素晴らしかったので、今回リリースするにあたって編集し直して頂きました。

――「april.#19」のPVでは、桜の印象が強く残りました。ところでトラック・リストを見ると、数曲置きに「april」が入っていますね。

KASHIWA : はい。1stアルバム(『april.#02』、2006年発表)に「april.#02」というメインとなる楽曲が入っていて、それがけっこう長尺な曲だったんですけど。長尺なだけに色んなパーツがあり、それを自分でリミックスしたり、リアレンジしたりしているうちに沢山の曲が出来て、適当にナンバリングしていったら20番にまで増えました。pianaさんの「april」は偶然です。

――2ndアルバム『program music I』には40分近い曲がありますが、数十分の大曲を作るのが好きなんですか?

KASHIWA : そうですね。もともと高校のときにイエスなどのプログレッシヴ・ロックに影響を受けて作曲を始めたので。長いストーリー性のあるものが好きで惹かれていたので、自分が表現する時にもその影響を受けています。

コンピレーション的な楽しさがある

――以前はバンドYodakaのギタリスト/コンポーザーとして活動されていたんですよね。

KASHIWA : はい、それはプログレというかポスト・ロック的なバンドでした。

――プログレというと、たしかに前々作の『5 Dec.』はギター主体でロックっぽい感じがありましたが、前作『88』では、ピアノ主体の柔らかみのある音楽に感じられました。前作『88』を経て今作を聴いたときに、『5 Dec.』よりも柔らかい感じの音楽が多いと思ったのですが。

KASHIWA : そうですね。制作時期は2006年から現在にかけてまでの曲を集めているので、特に方向性を決めてアルバムを作ったということではないのですが。ただ、仕事でのリミックスの場合、引き受けたときに原曲を超えたいという思いがあって。そこで、あまり前衛的過ぎるとか、アンビエント過ぎるとかに偏らず、ちゃんと聴ける1曲として仕上げようという気持ちが強くなるからかもしれません。

――ミックスも全曲し直しているんですか?

KASHIWA : はい。最近、マスタリングやミックスのエンジニアもやっていまして。昔のまま再録するよりは良くなる部分は良くして収録したいなということで、多少手は加えています。

――マスタリングやミックスまで、一人で何でもやろうという意識がありますか?

KASHIWA : そうですね。全部出来ないと気が済まないところがあります。とにかく、何でも一人で出来るようになりたいなという。

――アルバムごとに方向性も変えていますよね。

KASHIWA : はい。色んなことを試したいという思いが昔からあります。例えばクイーンであったりレディオヘッドであったり、作品ごとにカラーが変わっていくアーティストがすごく好きなんです。常に新しいものに挑戦し続けているアーティスティックな部分に共感できるというのがあって。自分も、常に表現したいものを自分なりの手法で追いかけていきたいというのがあります。ロープレ(ロール・プレイング・ゲーム)ってやられたことありますか?

――はい、あります。

KASHIWA : ゲーム・キャラクターって、特定のジョブだったりアビリティーだったりがありますよね。魔法使いなら魔法だったり、戦士だったら力技だったり。音楽でも一緒だと思っていて。例えばリズム・トラックが得意な人だったり、ピアノが得意だったり、アンビエントが得意だったり、ロープレのジョブみたいなものだと思っていて。でも最終的に強いキャラって、全部習得してたら一番強いじゃないですか。僕は自分の作品を作るにあたって、それらを習得していく過程というふうに捉えています。ビートも組める、ピアノ曲も作れる、長い曲も作れる、ミックスもマスタリングも、と色んなことをやっていけば、作品のどこを切ってもクオリティーの高いものが、最終的に作れるのではないかと思っています。ラスボスを倒すため(最終的に納得いくものを作るため)に、色んな技術を習得しながら進んで行っているというのが、自分のなかですごくあるんですよね。そしてそれを極端に表現したい。例えば、ピアノ・アルバムを作りたいと思ったら、本当にピアノのみでやってみる。その過程で当然学ぶことも沢山ありますし。

――リスナーの方々はKASHIWAさんの方向性が変わっても、一貫した魅力を感じて聴き続けていると思うんですね。そこで“リスナーへの返信”が今回リミックス・アルバムとして届けられるわけですけれども、リスナーに打ち出したいテーマはありますか?

KASHIWA : やっぱり今回はカラフルさですかね。自分の今までの歴史というか、今までやってきたことを1つに集めているので、何かテーマを決めて作るアルバムには出せない、色んな楽器や手法によるカラフルさを楽しんでいただけるのではないかと思います。オリジナル作品ではない他のアーティストのリミックスもあるので、自分の作品でありながら他人の要素も入った、コンピレーション的な楽しさがあると思います。

――次作の展望などありましたらぜひお聞かせださい。

KASHIWA : 前々からやりたいなと思っているのは、歌ものでアルバム1枚作ってみたいです。バンドものをやってみたいというのもありますし、色々やりたい事はまだまだあります。

――楽しみにしています!

LIVE SCHDULE

超DISSECTED
2012年12月8日(土)@渋谷WOMB
Live : nego
Guest : ドラびでお / BRICOLAGE(ドラびでお+向山聡孝 DUO) / KASHIWA Daisuke×VJ rokapenis / Kuni Lopez / YUMIKO / SARATOGA×VJ mitchel / DALLJUB STEP CLUB / 野崎巌(nego)feat.U-zhaan

world's end girlfriend Eve (2012.12.21) - 先行特別チケット
2012年12月21日(金)@渋谷WWW
Live : world's end girlfriend & POLTERGEIST ensemble / world's end girlfriend & Another Alchemy(PC set)
Vj : Rokapenis / Masato TSUTSUI
(※KASHIWA Daisukeは、world's end girlfriend & Another Alchemyへの参加となります。)

Magdala presents「Magdala ツアー・ファイナル」
2012年12月29日(土)@ルーテル市ヶ谷
出演 : Magdala / KASHIWA Daisuke×高橋英明 / Yasushi Yoshida Chromatic Sextet / cokiyu

RECOMMEND

KASHIWA daisuke / 88

自身の創作活動の他、様々なメディアへの楽曲提供、作家、リミキサー、マスタリング・エンジニアとしても活動しているKASHIWA Daisukeの4thアルバムが完成。今作では、これまでの彼の象徴とも言える緻密な打ち込みやオーディオ・エディットが排除され、ピアノ1台・88鍵によって表現されている。流れる旋律の中に溢れ出す、静謐な響きと力強いメロディー。新たな飛躍の一歩となる一枚を、より立体的な音で楽しめるHQD(24bit/48kHzのwav)での販売。

>>>Kashiwa daisukeの特集ページはこちら

nego / SANSARA

サイケデリックでトランシー、ダンサブル且つプリミティブ、ダイナミックにエモーショナルでセンシティブ。圧倒的なスケール感と灼熱のグルーヴを持ったバンド、nego。彼らの約2年ぶりとなる2ndアルバムが完成。negoの真骨頂ともいえる「Dog Sweeper」、様々なサンプリング音源とズ太いベース・ラインが絡み合う「Human Shield」を含む全9曲。

>>>negoの特集ページはこちら

Jimanica / Torso(HQD Ver.)

これまでの作品の中では最もメロディアスな作品が揃ったこのアルバムには、昨年末、初のソロ・アルバム『カラフル』をリリースし、Jimanica band setのライヴでも印象的なコーラスでファンを魅了する山田杏奈が『Pd』に引き続き全面的に参加。今年6月にリリースした約5年振りのアルバム『シティ・ダイヴ』が好評の一十三十一が、そして今や音楽界のみならず、演劇界でも高い評価を得ている□□□の三浦康嗣がラップ他で参加。

PROFILE

KASHIWA Daisuke

学生時代、プログレッシヴ・ロックに影響を受け作曲を始める。2004年にkashiwa daisukeとしてソロ活動を開始し、2006年にドイツのレーベルonpaより1stアルバム『april.#02』をリリース。翌年8月、nobleレーベルより2ndアルバム『program music I』を発表。2008年9月には、大型野外フェスティバルSense of Wonderに出演。2009年2月、3rdアルバム『5 Dec.』をnobleよりリリース。同年6月にはヨーロッパ3ヶ国8都市を廻るツアーを敢行し、世界三大クラブと呼ばれるベルリンのクラブ、BerghainではCLUSTERと共演し、旧ソ連軍の秘密基地跡で毎年開催されるドイツ最大級のフェスティバルFusion Festival 2009にも出演。2010年4月、マカオ、香港を巡るアジア・ツアーを行う。自身の創作活動の他、様々なメディアへの楽曲提供、作家、リミキサー、マスタリング・エンジニアとしても活動している。

KASHIWA Daisuke official HP

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インタヴュー

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