アルバム発売によせて沢山のアーティストからコメントが届きました。(50音順)
大好きな舞台や映画がそのまま音になった!!それも夢のように有り得ない解釈で。オーケストラ・ピットから飛び出してもう、役者なんていらない、勝手に音で演じよう!ドイツのキャバレーのデカダンス、陽気なラテンから南国の怠惰まで、待ってました!の満載です。
エミ・エレオノーラ
Orquesta Libreの音を聞いていると懐かしいという感情と似た何かが湧いて来る。これまでに家族や友達や仲間と共有して来た様々な時間が音楽の記憶を伴って思い起こされるような、しかしそれは、これから起こり得る出来事のデジャブのようでもあって、つまりOrquesta Libreは、未来に繋がる想像力を喚起させるのです。Orquesta Libre この素晴らしい体験を皆で共有しましょう。
勝井祐二 (ROVO)
昔、「私の血管にはワインが流れている」と言い放った女優さんがいたが、芳垣さんの血管には、間違いなく「リズム」が流れている。芳垣さんの全身を巡る「リズム」が吹き出し、聴く者を朱く染める。その芳醇な香りに、僕らは酔いしれる。月の海を航海するような旅に僕らを連れて行ってくれるだけではなく、切り裂くような、突き放すような刺激をも体感させてくれる。まぁ、とにかく聴けばわかる。
勝村政信(俳優)
泣く子も黙る凄腕ドラマー芳垣安洋の新作は、驚きの超タフなポップスであった。ゲストのお二方のボーカルも案の定以上に冴え渡り、オレもこんなの作りたい。
栗原正己 (栗コーダーカルテット)
大先輩方々に対してアレですが、ジェラスィーでイッパイです。なんだか熱くなってきた…俺もこんなのやるぞー! 背中を追い続けます!
ケイタイモ (WUJA BIN BIN)
ノリがいいのにインテリジェンス、包み込んでくれるのに斬新な音の固まり、貴方を癒して進化させる最高のオーケストラ!核はリズム!
サエキけんぞう
このアルバムを七十億枚違法コピーして、世界中の家のポストに投函したくなった。でもそれは犯罪だ。ならばこの二作品を持って今から無人島に行こう。このあとの人生、ほかの音楽は一切聴かず、このアルバムだけ聴いて過ごすことができるかどうかやってみよう。私は可能だと思います。なぜなら全部ここにあるから。毒も薬も夢も呪いも全部このなかにあるから。
田中啓文(小説家/作家)
応答せよ応答せよ! 愛と毒をまきちらして疾走する自由号 すぐに応答してくれ~~!! 明るく生きたい老若男女が君らを待ってるぜい。ちょっと聞き、ざっくりと野放図なようでいて、やるこた緻密でエキサイティング しかも泣けるツボおさえた選曲(これは少し上の世代のしかもマニアックな音楽好きに向けてか 汗) 鬼才・芳垣安洋と仲間達がお贈りする一大パノラマに酔いしれたらどうなのよ!
谷川賢作
リリカルでコミカルでカラフルにドラマティック!これは耳で聴く映画だ。
谷川俊太郎
とにかく朗報!特にVincent Atmicusを聴きそびれた若い人たちへ。あの最強ドラム兄貴が贈る、この夏をイチコロに転がすドライブオペラ!このアルバムを聴きながら熱海までクルマを飛ばした今年のGWを、僕は忘れない。しかも昼用(おおはた)、夜用(柳原)2枚組の超お得なカバー集。
冨永昌敬(映画監督)
捕らえどころが無いサウンド!…と書いてしまえればどんなに楽だろうか。捕らえたと思ったら逃げていく。なのに聴き終えるときには何だか不思議な心持ちが尾を引いて…。ほとんど知っている曲なのに、初めて耳にするような感覚。目を閉じて聴いていると途中で気がつく。「あ、あの曲だ!」オルケスタ・リブレ、自由なオーケストラ。柳原陽一郎さんとおおはた雄一さんという二人の個性的なヴォーカリストがこの自由なオーケストラの中で時に己を主張し、時に自由に身を任せ歌っている姿が美しい。
中島ノブユキ
「長い航海を経て、港に辿り着いた時、耳にした音楽の数々。。これは、東インド会社産の音かしら。ここでのインドとはヨーロッパのこと、そしてアジア圏の貿易独占権も獲得して。そう、Orquesta Libreは、そんなヨーロッパ発祥のアジア統括ミュージックなのかも。マラッカ海峡では、こんなOLのジャパネスク・ミュージックが今でも流れているそうだ。」
ホッピー神山
ブレヒトとクルト・ワイルの仕事は忘れてはならない財産。それが甦ってきた。これはやり甲斐のある音楽的な仕事だったに違いない。ブレヒトの「今日の世界は演劇によって再現できるか」という演劇論集の中に、「身振り的音楽について」というのがある。身振りとは、手の動きではなく、全体的態度だという。これに注意することによって、音楽家は政治的態度を音楽によってはっきり示すことができるようになる、と言う。オルケスタ・リブレが選んだ音楽に必要な身振りは、細心の心配りではないか。湯気の出るような新鮮さにして、すでに名盤の薫りを放っている。
巻上公一
『刺激に満ちていて、カッコいい! あと怪しい!』
リズムアレンジすごい~、ホーンアレンジすごい刺激的!音色の組み合わせも絶妙。むかしあった、大好きな、オリジナルサバンナバンドみたいな感じもあるなぁ。「何でこんな変なメロディ? よく歌えるな~」みたいな変な曲もあって、歌詞もすんごい刺激的、うたは怪しい!!感想は、「刺激に満ちていて、カッコいい!あと怪しい!」に尽きます。「この頃って、刺激的な音楽が少なくなってるんだなぁ。」と気づかせてくれるCDでした。ありがとー。
ロケット・マツ(パスカルズ)