Bertoia、1年ぶりとなる待望の新作をフリー・ダウンロードで!

80~90年代の洋楽ギター・ロック/ポップ、オルタナティヴ・ロック、シューゲイザー、エレクトロニカの影響を踏襲しつつも、鳴らす音は未来的でドリーミーな5人組のバンド、Bertoia(ベルトイア)が、3月28日に新作をリリース! OTOTOYではリリースに先駆けて、本作『Snow Slide / Under Water』を発売日まで先行フリー・ダウンロードで紹介します。北欧の朝と夕が入り混じるような、哀愁と爽快感を漂わせる彼らの音楽をこの機会にお聴き逃しなく!

『Snow Slide / Under Water』のフリー・ダウンロードはこちらから(期間 : ~2012年3月28日まで)

Bertoia New Single 『Snow Slide / Under Water』

Bertoia 『Snow Slide / Under Water』3月28日リリース! ロングセラー・デビュー・アルバム『MODERN SYNTHESIS』より人気曲「Snow Slide」と、1年ぶり待望の新曲「Under Water」をカップリングした配信限定ダブルA面シングル。

レーベル : NOVEL SOUNDS
配信開始日 : 2012年3月28日
>>Bertoia インタビューはこちらから

かつて80~90年代インディー・ロックにあったワクワク感

音源だけを聴いて、ここまで新鮮な気持ちになったのは、いつぶりのことだろう。いつの間にか鈍感になっていた自分自身の感覚を破ってくれたBertoiaの楽曲に、僕は衝撃を受けた。彼らの1年振りの新曲「Under Water」は、デビュー・アルバム『MODERN SYNTHESIS』の延長線上にあることに変わりない。しかし、耳から入ったサウンドが瑞々しいまま身体を通り抜けていくような、見事な楽曲に仕上がっている。

彼らの音を聴くと、明らかに80~90年代の洋楽インディー・ロック好きということが分かる。それは本人たちも公表していて、HPに掲載されているバイオグラフィには、それぞれのメンバーのベスト10が選出されている。そこに書いてあるのは、Galaxie500、My Bloody Valentine、Lush、Dinosaur Jr、Pixies、Pavementなど、海外のインディー・ロック好きにとっては、なるほどと納得するようなラインナップだ。Bertoiaの楽曲は、今あげたようなバンドに影響を受けていることがわかりすぎる音楽なのに、なぜここまで新鮮に聞こえてくるのだろう。その理由の1つに、洋楽至上主義といった評価軸が消えつつあることがあげられる。2000年代前半くらいまで、洋楽こそが最先端で、日本のバンドはいかにそこに近づけるか、リアル・タイムに共鳴できるかといった評価軸が存在していた。今思うと、僕も無意識のうちにそうした感覚を共有しており、日本のバンドを見る際は、どこかで海外勢の音楽を基軸に見ていた。しかし、ここ最近はいい意味でも悪い意味でも、日本では洋楽の盛り上がりを感じることが少なくなっている。特にインディー・ロック系においては顕著で、例えばUSインディ好きの中でも地域やサウンドによって、いくつもクラスター化していて、全体を貫くムーブメントみたいなものを感じづらくなっている。その弊害もあるだろうが、余計な思い込みなしにフラットに評価できるようになった部分は利点と言っていいと思う。そうした状況の変化もあって、Bertoiaの楽曲を色眼鏡なしで評価できるし、彼らとしても下手にそうした評価軸を意識せずに、思いきって自分たちの音楽を追求できたに違いない。

もう1点、こちらのほうが大きな理由なのだけど、Bertoiaの音楽の完成度が恐ろしいくらい高いことがあげられる。シューゲイザーが基調にあるというのはもちろん、そこに加わるインディー・ロックやギター・ポップの甘いメロディが彼らの武器となっている。それはThe Jusus & Mary Chainの「Just Like Honey」のようなノイジーさと美しいメロディーが同居するような、何ともいえない奇跡的なバランス感に近い。さらに、一つ一つのサウンドが気持ちいいのも大きなポイントだ。それは単に音響系とかいう意味だけではなく、ヘッドフォンを耳に当てながら、アンプラグドでエレキ・ギターでコードをなぞりたくなるような感覚に近い。かつて、80~90年代のインディー・ロックに感じていたようなワクワク感を、彼らの音楽に感じることができるのだ。決して過去を思い忍ぶわけでも、新しい音楽に興奮しているわけでもなく、80~90年代の名盤と並べても遜色ない作品が目の前に現れたことに、胸が高鳴っている。前作に収録されていた「Snow Slide」とともに、Bertoiaの楽曲を聴いて、その煌めきを感じてほしい。当時の音楽好きだった人たちには新鮮に聴こえるだろうし、まったく洋楽を知らない若いリスナーにもまったく新しい体験になることだろう。(text by 西澤 裕郎)

映像クリエイター集団、エレクトリック・シャドウによるBertoia新作PVはこちら!

テン年型シューゲイザー・シーンを担うバンドたち

LOVELESS -tribute-

V.A.

Album ¥1,543

V.A. / LOVELESS -tribute-

参加アーティストは新進気鋭の韓国のシューゲイザー・バンド達。既に全米ツアーを成功させたり、アメリカやヨーロッパのメディアなどから絶賛されたアーティスト達だから、圧倒的なクォリティー!! 言葉が通じなくても、共通の概念として世界中が繋がることが出来るものの一つに「サイケ」がある! そこには1991年から20年の時を経て、アジアに脈々と引き継がれたノイズの遺伝子が横たわっている!!! アルバム一枚を通して今の韓国シューゲイザー・シーンがぼんやり見えてくる失われた20年というタイム・ラグが今、轟音の壁としてアナタに圧し掛かってくるだろう!!!

>>『LOVELESS -tribute-』特集ページはこちらから

PLASTIC GIRL IN CLOSET / cocoro

岩手県在住で、2011年東日本大震災を経験しながらもOTOTOY東日本震災救済支援コンピレーション『Play for Japan vol.7』に参加したPLASTIC GIRL IN CLOSETのセカンド・アルバム。『Play for Japan』に提供した「Collage Flowers」を含む全12曲。シューゲイザーのノイズ・アプローチを取り入れつつ、美しく透き通った泣きのメロディーを男女ツイン・ボーカルが歌う、次世代を担う最重要バンド。必聴です。

>>PLASTIC GIRL IN CLOSETはこちらから

RINGO DEATHSTARR / COLOUR TRIP

未来のシューゲイズ・ポップがここにある! 甘いメロディーと歪んだギターが絶妙なバランスで奏でられる幻想的なサウンド。「彼等のサウンドはThe Jesus and Mary Chain、My Bloody Valentineの黄金時代を思い出させる」とメディアから称賛された彼等の日本デビュー作。

Bertoia PROFILE

Shokk (Yuta Ikawa) : bass, guitar, keybord
Mai Tsuyutani (murmur) : vocal, guitar, glockenspiel
Takumi Negishi : electronics
Yu : guitar
Imamura : drums

哀愁感あふれるドリーミーな東京発・5人組シューゲイズ・インディ・ポップ・バンド「ベルトイア」。80~90'sのUS、UKシーンをルーツに持ちつつも、ギター・ポップ、エレクトロニカ、シューゲイザーを吸収した2010’sサウンドに昇華。2007年の結成から3年近くを費やしその真価を遺憾なく発揮した待望のファースト・アルバム『MODERN SYNTHESIS』を2011年4月にリリース。メンバーの根岸たくみはフォークトロニカ・ユニットswimmingpoo1、露谷まいは、murmurとしてネオアコ/ギター・ポップのソロ・ユニットでも活動中。

>>Bertoia official website

エレクトリック・シャドウ(PV制作チーム) PROFILE

映像ディレクター篠田利隆(NIKE、MINIクーパー、宇多田ヒカルMVなど)、カメラマン丸山和久(ストライド、MTV、松田など)を中心に広告に携わる人間が、自主制作規模でミュージック・クリップを手がける集団「エレクトリック・シャドウ」を立ち上げた。照明、ヘアメイク、スタイリスト、アート・ディレクター、動画エディターなど普段広告に関わる人物で構成され、毎回ほぼ同じスタッフで制作されている。Serph『vent』のPV制作が立ち上げの切っ掛けとなる。今後もBertoiaの新たなPVやkilk recordsのFerriを始めとする様々なミュージシャンのPVを手がける予定。

このミュージック・クリップは篠田利隆監督率いる映像団体、エレクトリック・シャドウ”による作品です。エレクトリック・シャドウはこの他にもデビューしたばかりの虚弱。やエレクトロニカ界で大人気のSerph、Serphの新プロジェクトReliq などのミュージック・クリップをコンスタントに制作、今勢いのあるインディーズ・ミュージックPVクリエイター集団です。

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レヴュー

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by 西澤 裕郎
筆者について
西澤 裕郎 (西澤 裕郎)

1982 年生まれ。ファンジン『StoryWriter』編集長。http://storywriter-magazine.com/

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