
>>Play for Japan in Sendaiのレポートはこちら
『Play for Japan in Sendai』のタイムテーブル
『Play for Japan in Sendai』のタイムテーブルを発表します。

OPEN 12:15
START 12:30
①12:30~
Gong Gong Valley
②13:05~
NANRAKA
③13:40~
山形ノイズ愛好会
④14:15~
Limited Express (has gone?)
⑤14:50~
cooking for you
⑥15:25~
サカモト(elekibass)
⑦16:00~
kokyu
⑧16:35~
pasadena+クリテツ
⑨17:10~
dry as dust
⑩17:45~
runny stools
⑪18:20~
ゆーきゃん
⑫18:55~
umiuma
⑬19:30~
Qomolangma Tomato
⑭20:05~
雨先案内人
⑮20:40~
吉村秀樹
仙台の八巻氏からメッセージが届きました。(2011/04/17)
3.11
世界が変わったあの日。僕達夫婦は近くの中学校の体育館に向かった。沢山の人が不安な夜を過ごした。ケータイも充電が切れた。夜が明け、朝方に外に出た。街を歩くといつもの景色が変わってた。ガソリンのコンビナートが爆発し黒煙が上がっているのが、いつもの通り道からはっきり見えた。その瞬間、正直日本が終わった気がした。ライフラインは全て断絶され、他の地域の情報がまったくなかった。あるのはラジオだけ。普段聞き慣れない言葉、信じたくないニュースは想像すらできなかった。僕達が写真を確認できたのは2日後の朝だった。ただただ泣いた。何もできなかった。
しばらくして、なんとか生活は落ち着いたが何もする気が起きないし、気持ちにゆとりもない。日常の光景が、当たり前の景色が、こんなにも一瞬で崩れ去るのか。人間という生き物はこんなに残酷な生き物だったのか。耳に入ってくるのは悪いニュースばかり。前に進もうとする度打ちのめされ沢山の現実と沢山の出来事に絶望した。
震災から一ヶ月程過ぎたある日、リミエキJJさんから連絡をもらった。伝えてもらった言葉に只々うれしくて泣いた。その瞬間、やっと前に進む為の行動を、一歩を、踏み出せた。背中を押してもらえた。
Play for Japan
本当に本当にこんな素晴らしいイベントを仙台で開催させて頂いてありがとうございます。ミュージシャンの方々の熱い気持ちに本当に感謝です。まだまだ余震が収まらぬ仙台に演奏しに来てくれる勇気。救援物資まで持ってきてもらえるありがたさ。そしてこの時期にPlay for Japanを仙台でやる事の意味。
音楽は電気には変えられないけど元気には変えられる。
仙台、福島、岩手、山形、秋田、青森
今こそ東北からでかい音を。
音だけでは、被災の規模、抱く思い、悲しい報道、失った光、感情の温度差、人格... 全てを包み変える事などもちろんできない。けど沢山の人の思いが関わり合う「音楽」という生き物には全ての出来事のきっかけになる可能性があると信じてる。
今回Play for Japan開催にあたって他の被災地域の方何人からか出演したいです。と直接連絡をもらった。ものすごくうれしかった。受け取るだけではなく、発信する側になりたいと。まだ瓦礫と泥に塗れた場所で生活を余儀なくされるその方の、それでも音楽を発信したいと立ち上がる姿勢にただただ、励まされました。
こんな大変な時期に東京と山形から沢山のミュージシャンの方々が集まってもらえる。急な開催の中、スケジュールを調整してもらったことに対する感謝の念は止まりません。そしてこのPlay for Japanに出演してもらう仙台の仲間達。正直出てもらいたいバンドが沢山いました。仙台と同じく被災した、メールくれた方にも出てもらいたい。悩んだ。その時このイベントに込められたもう一つの願いを改めて思った。
「願わくば10年後の未来に結びつく音楽シーンが生まれる事を!」
10年後でもバンドや場所は違えど、確実にライブハウスの第一線で音楽を鳴らし続けているやつらに声をかけました。もちろん今回の出演バンド以外にも仙台には10年後でも確実に鳴らし続けるバンドがいます。きっかけを作れるバンドがいます。
復興には本当に何年もかかります。現実を目の当たりにすると体で分かります。音楽と同じで現場を見るとより分かる。復興には巨額のお金と沢山の時間がかかります。だけどその時、必ず音楽の力が必要になるはずです。復興には地元の力ももちろんですが他の地域の力も必要だと思います。音楽も他の地域の力があるとより面白くなります。今回は東京、山形から沢山のミュージシャンが来てくれる。Play for Japanを機に仙台の音楽シーンはこれからももっともっと面白くなっていきます。僕達が面白くさせます。
まだまだ音楽を聴く気持ちにならない方も沢山いらっしゃると思います。けどもし、少しゆとりが出てきた人は、この日シンプルに音楽を楽しみに来て下さい。その元気があなたの大切な人に分け与え少しずつ笑顔を思いだしてもらえればと願ってます。
仙台市内は既にライブハウス、クラブが営業しています。全国のミュージシャンの方々、是非仙台に、福島に、岩手にライブに来て下さい。ライブができます。そしてお客さんを気持ちよくさせてお酒を楽しく飲ませて笑顔を届けに来て下さい。
願わくば復興がされたその時は仙台からちょっと離れていますが打ち上げやツアーの空き日にロックフェスがある気仙沼に気仙沼ホルモンを食べに行ってみて下さい。東北は食べ物も最高です。
先日街中を歩いていると、目の前の女子高生ぐらいの女の子が友達と笑いながら買い物していたのに急にその場で泣き崩れた。これが現実だと感じた。これから沢山の事と闘い続けなければならない。僕達の行動がいつか誰かのきっかけになり、巡り巡っていつかあの子にも届きますように。
4月23日、仙台FLYING STUDIOでお待ちしています。
Play for Japan
未来の為に
runny stools 八巻
『Play for Japan in Sendai』 救援物資を募集します。(2011/04/16)
救援物資募集要項
■募集するもの :
レトルト食品・缶詰等の保存食、衣服、タオル、使い捨ての食器類(紙皿、紙コップ、割り箸など)
■募集期間 :
2011年4月18日(月)〜4月22日(金)
■募集受付時間
11:00〜20:00
■募集受付場所
オトトイ株式会社
☆郵送の場合
〒151-0053 東京都渋谷区代々木5-59-5 東信代々木ビル4F オトトイ株式会社 飯田宛
までお送りください。
☆お越しになる場合
上記住所まで直接お越しください。
電車 :
小田急線「参宮橋」駅 徒歩5分
小田急線「代々木八幡」駅 / 千代田線「代々木公園」駅 徒歩8分
バス(渋谷/新宿発) :
渋谷駅西口バスターミナル14番乗り場 宿51系統【新宿駅西口行き】乗車、代々木五丁目 下車 (バス15分 / 徒歩1分)
新宿駅西口バスターミナル16番乗り場 宿51系統【渋谷駅行き】乗車、代々木五丁目 下車 (バス15分 / 徒歩1分)
※なお、駐車場はございませんので、公共交通機関でお越しくださるようお願い致します。
>>地図のダウンロードはこちら
■本件に関する問い合わせ
オトトイ株式会社
03-5829-8371
info(at)ototoy.jp
東日本大震災から1ヶ月経ちました。状況は依然厳しいものの、何人ものミュージシャンがチャリティ・ソングを作ったりライヴをしたりして、行動を起こしています。普段、僕は音楽に関する原稿を書いています。ミュージシャンにとって一番の力が音楽を奏でることであるように、物書きにとって一番の力は文章を書くことです。震災のあと、いつも通りにインタビューをしたり、原稿を書くことはありましたが、被災地のためにもっと出来ることや書くべきことがあるのではないか。そんな自問自答が常に頭をよぎっていました。
「仙台でフリー・イベントをやろうと思うんだけど、現地に行かないか? 」
OTOTOYチーフ・プロデューサーの飯田から電話があったのは、そんな時でした。そのとき僕はすんなり「行きましょう」とは答えられませんでした。被災地に自分が行くことは迷惑ではないか? 本当に出来ることがあるのか? そんな思いが頭をよぎったのです。書くべきことは沢山あるだろうけど、本当に現地に行くべきなのか。考えても考えても答えが出なかったので、OTOTOYのライターたちに向けてメールを投げてみました。意見はバラバラでした。「現場に足を運んでそれを伝えるべきだ」という意見や、「あまりゾロゾロ行くと迷惑になるのではないか」など沢山の意見をもらいました。その後、顔をあわせて会議もしましたが、結局一つにはまとまりませんでした。
いろいろな意見を聞いた結果、僕は被災地に行くことを決めました。意見がひとつにまとまらないのは、それだけ現地の状況が異なるからで、情報が乱立しているからです。それは、一人一人と話をしていく中で気がついたことでした。各自の状況が違うように、被災地も場所によって状況はまったく異なります。だから、僕は限られた場所にしか行けないとしても、現地に行くべきだと思いました。一つ一つの状況を語ることなしに全体のことは語れません。遠く離れた東京で、パソコン上を流れる情報をもとに全体像を語るのではなく、自分の目で現地を見て、見たものを文章にして伝えようと思いました。
僕と同じように、何かをしたいと思っているけれどできない人もたくさんいると思います。仕事や都合などがあって行けない。そういう人たちもたくさんいることを知っています。なので、そういう人たちの代表として被災地に行ってきたいと思います。
そこで、ぜひ力を貸してほしいことがあります。被災地に支援物資を持っていこうと思っています。まだどこに持って行くかは決まっていませんが、できるだけたくさんの物資を持っていきたいと思います。可能でしたら協力していただけないでしょうか。現地に行きたいけど行けない、何かしたいけど何をしたらいいかわからないという人がいたら、一緒にあなたの気持ちを持って行きます。責任を持って届けます。毎日状況が変わっているため、保存が利くレトルト食品・缶詰等の保存食を募集します。また、一部地域から衣服がまったく足りていないという連絡をうけました。そちらには直接物資を手渡すことができそうですので、衣服を提供してくださる方も募集いたします。協力してくださる方は、OTOTOY事務所まで郵送または直接お届けくださいませんでしょうか。可能な範囲で構いませんので、よろしくお願いします。しっかり物資を届け、僕が見た現地でおこっていることや感じたことを伝えます。
西澤裕郎(Story Writer)
Play for Japan in Sendai開催!(2011/04/15)
今年2月、オーストラリアからやって来たバンドMY DISCOのツアーで、仙台のK's Garageというライヴ・ハウスを訪れました。そのサポートをしてくれたのは、仙台のバンドrunny stoolsの八巻君。彼は、「BOROFESTAみたいなことをして、仙台のミュージック・シーンを盛り上げたいんです。この街は、今からどんどん面白くなるから楽しみにしていてください。」と熱く語ってくれました。
東日本大地震が起こったのは、その2週間後のことです。仙台は被災地となり、ライフラインがストップしました。TVからは、津波が港町を呑み込む信じられない光景が飛び込んできました。OTOTOYでは、配信サイトとして出来ることを夢中で考え、多くの人の協力を得て、コンピレーション・アルバム『Play for Japan』を作りました。そのコンピが完成した時、八巻君から「OTOTOYのコンピ、本当にありがとうございます! 感動しました! 必ずいつか仙台からも仙台の音を鳴らします!」とメールがあり、連絡が取れた安堵と共に、僕等の気持ちが届いたことに涙が溢れました。
地震から1ヶ月。八巻君と電話で話をしました。つい最近まで、ライヴ・ハウスは救援物資の中継地点になっていたこと。震災の影響で営業出来なくなったライブ・ハウスもあるし、多くの日程をキャンセルせざるを得なかったライブ・ハウスもあったこと。それでも、営業を再開し始めたライヴ・ハウスもあるし、少しずつ街には音楽が戻ってきたと伝えてくれました。
八巻君に提案しました。「東京のミュージシャンをいっぱい連れて行くから、仙台のバンドと東京のバンド、他の地方のバンドも呼んで、僕等が活動するライブ・ハウスでフリー・イベントをしよう。来てくれたお客さんと共に音楽が持つでっかいエネルギーを仙台から発信させよう。」八巻君は、間髪入れずに「やりましょう。仙台のバンド、集めておきます!」と言ってくれました。
4月23日(土)@仙台 Live House FLYING STUDIOにて、『Play for Japan』と題してフリー・イベントを行います。仙台と東京のバンドを中心に、多くの地方のバンドにも集まって欲しいと思っています。地方のバンドは、救援物資を出来るだけ積んでいきましょう。必要な救援物資のリストは、本ページの下記に記載します。
ミュージシャンは、音楽を演奏することが出来ます。音楽のエネルギーは電気には変わりませんが、希望の光には変わるはずです。余震も収まらず、まだまだ予断は許しませんが、物資を運び、復興のエネルギーを仙台から発信しましょう。そして願わくば、10年後に結びつく新たな音楽シーンが生まれますように!
飯田仁一郎(OTOTOY / Limited Express (has gone?) / BOROFESTA)
Play for Japan in Sendai
2011年4月23日(土)@Live House FLYING STUDIO
(宮城県仙台市宮城野区榴岡4丁目5-3)→ホームページはこちら
open 12:15 start 12:30
charge : Free!(without 2 drinks)
入場には、ツー・ドリンク必要です。
act
仙台
runny stools
kokyu(rap,bass,drum)
雨先案内人
Gong Gong Valley
umiuma
東京
Limited Express (has gone?)
吉村秀樹(bloodthirsty butchers)
dry as dust
Qomolangma Tomato
サカモト(ELEKIBASS)
pasadena+クリテツ(fromあら恋)
NANRAKA
京都
ゆーきゃん
山形
cooking for you
山形ノイズ愛好会(from about me, SHIFT)
Supported by OTOTOY、ロンタカー、スマイル・レンタカー、Sunrain records、仙台 FLYING STUDIO、Less Than TV