新作『transfer in flowing lights』から「I just think」をフリー・ダウンロード開始!

高畠俊太郎 / 『transfer in flowing lights』

今作のコンセプトのイメージ曲となる8分に及ぶ大作「silent」を中心に全8曲を収録。高畠自身が日々の中で見た風景や想いを綴ったパーソナルな楽曲を、ライヴで培ったグルーヴが支え、包み込む、感動的な作品に仕上がっている。

【TRACK LIST】
1. I just think / 2. piecies / 3. pain / 4. silent / 5. comfortable / 6. chelsea / 7. midnight bus goes on / 8. beautiful days

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孤独や悲しみを滲ませながら歌う

ULTRA POPやAUTO PILOTをはじめ、バンド中心にさまざまなスタイルで活動してきたシンガー・ソングライター、高畠俊太郎。デビュー15周年の2009年にリリースしたオール・キャリアのベストとトリビュートのセット『'09←'94〜debut 15th anniversary best & tribute〜』では、類い稀な音楽センスであらためてその存在感を示し、近藤智洋(ex.PEALOUT)や山中さわお(the pillows)ほか、彼の音楽性に賛同するミュージシャンたちが熱い思いを捧げた。新たなスタートを切った高畠が、このたびソロ名義2作目となるオリジナル・アルバム『transfer in flowing lights』を発表した。前作はアコースティックなものだっただけに、本作こそ彼の持つ幅広いポップ感がいかんなく発揮されたアルバムとなった。レコーディングには、石川具幸(b)、タザワコウダイ(ds)、松平賢一(g)やミキケイ(g)といったライヴなどでおなじみの面々を起用。キャリアを総括したことで、何かが吹っ切れたような今のモードも感じられる。

彼が生み出すサウンドはニューウェイヴ、シューゲイザー、グランジやマンチェ / ブリット・ポップほか、80〜90年代の音楽を独自に消化したオルタナティヴなもの。その中でクールかつエモーショナルな歌が躍動する。リリックに関しては、淡々としつつも大らかな視点と包容力があって、日常の見過ごしがちな瞬間をさりげなく切り取ってみせる。サラっとしていながら、時に閃光のように鮮烈だ。軽やかに疾走するギター・ロック・ナンバー「I just think」から宅録インディ調の「comfortable」、静寂と空間を活かした8分に及ぶ壮大な「silent」まで、全8曲とはいえ、多彩に魅せてくれる。

高畠俊太郎はいつもどこか淡々と歌う。孤独や悲しみをかすかに滲ませながら歌う。ダメな自分を認めて、やがて許す。そして、また前を向く。そんなパーソナルな曲が多いのだが、圧倒的な普遍性がある。一方で、向こう見ずのロックンロールな放浪性も感じさせる。このバランスが一番の魅力なのかもしれない。ただひたすらに今を生きながらも、あくせくすることのない寛容なロック・ミュージック。今からでも遅くないから、若いリスナーもぜひ聴いてみてほしい。(Text by 田山雄士)

INFORMATION

251presents「MIX? PHONEMICS!」
2011/01/14(fri)@ 東京 下北沢CLUB251

Naked Loft presents『Naked MUSIC 2011~謹賀新年~』
2011/01/28(fri)@ 東京 新宿Naked Loft

Shuntaro Takabatake presents「headLine vol.21」
2011/03/26(sat)@ 東京 下北沢440

PROFILE

90年代初頭から日本の音楽シーンのオーバーグラウンドとアンダーグラウンドを行き来し、いくつかのバンドの結成解散を繰り返しながら作品を発表。轟音サイケデリックなギター・バンドに始まり、コンピューター・ベースのチルアウト・ミュージック、ピアノやアコースティック・ギターでの弾き語りなど、その活動の幅は広くジャンルにとらわれない。日常を切り取った歌詞はどこまでも響き渡り、その声は瞬時に世界を描き出す。ミュージシャン、バンドからの信頼も厚く、下北沢440で行われている自主企画「headLine」にはジャンルを超え多くのミュージシャンが集まっている。

高畠俊太郎 official site

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レヴュー

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